作品概要/摩天楼のモンタージュ
アジアトップ女優アンジェラベイビー主演作の密室ミステリーサスペンス、住人達の食い違う証言から真相を暴き出せ!
あらすじは?
タワーマンションで停電があった日にマンション1階でカフェを経営する住民の鍾美宝が遺体となって発見される。
部屋の鍵が壊された形跡はなく密室状態だが頭部には外傷を受けており一酸化炭素中毒死だと分かる。
ベテラン刑事の鍾敬国と新人刑事の楊蕊森はタワーマンションの住民や関係者に事情聴取を行なうが証言には食い違いが。鍾美宝の隠された過去が明らかとなり事件は衝撃の結末を迎える。
キャスト
ジョン・メイバオ/被害者(アンジェラベイビー)ジョン・ジングオ/ベテラン刑事(グオ・タオ)ヤン・ルイセン/新人刑事(ヤン・ズーシャン)シエ・バオルオ/警備員(リュー・ユーライ)リン・ダーセン/建築士(ジョン・レンシュオ)リー・モーリー/建築士の妻(チャン・ボージア)リン・モンユー/不動産仲介(マー・リアン)ウー・ミンユエ/隣人の作家(コン・イエン)ディン・シアオリン/モンユーの遊び相手(マー・シアオユエン)イエ・メイリー/家政婦(リウ・ダン)イエン・ジュン/被害者の弟(ツァオ・エンチー)イエ・シュージュン/ピアニスト(ツァオ・エンチー)
ネタバレあらすじ/摩天楼のモンタージュ
1話、シエ・バオルオ編(上)
タワーマンション(摩天大楼ホライズン・タワー)で停電が起き1時間経っても復旧されないなか、警備員のシエ・バオルオはC棟2003号室の住人ジョン・メイバオと連絡が付かないので心配で駆け付けると亡くなっていました。
僕が殺してしまったんだと泣き叫ぶと「気付かれますよ」と口を塞がれます。
階下のカフェのオーナーでもあるメイバオは頭部の打撲痕のみで性的暴行の痕跡はなく荒らされた形跡もないので他殺だとすると顔見知りの犯行だと新人刑事ヤン・ルイセンは疑います。
ベテラン刑事ジョン・ジングオは被害者が美人だったことから痴情のもつれだとつぶやきます。
プライバシーの侵害という住民の訴えで監視カメラは撤去されておりあるのは館内の共有部分のみでした。また被害者の携帯がないことから犯人が持ち去ったのだと予想します。
刑事は被害者の知人から話を聞こうと思うが第一発見者の警備員シエ・バオルオが「僕のせいだ」と叫んでいたことを知らされます。
警察署に呼ばれたシエ警備員は訪問客はフロントで記名するのかと聞かれ「住民の連れなら記名しない、事件当日は3人いた」とこたえます。
被害者は「友人」と主張するが2年前に停電になった時に入居してきてからの付き合いでした。かつて銀行員だったシエは婚約し家を契約した5年前に事故を起こしてしまいました。
被害者の家族が貧しかったので治療費を払い続けていたが亡くなってしまいショックを受けると事故の映像を見た弁護士が当たり屋の可能性があるから詐欺で訴えようと言ってきました。
貧しい子供を見ていたらそのきにはなれず裁判沙汰にしないからと遺族が要求してきた額を払いました。しかし遺族はそれから頻繁に助けてくれと援助を求めてきて電話だけでなく仕事場にまで来るようになりました。
自主退社するよう強いられ彼女を巻き込みたくなくて婚約を解消し違約金を払って購入を止め警備員になったのです。
刑事は最初同情したが婚約者だったスン・ティンを調べるとバオルオからストーカー被害に遭い訴えを起こしていました。
バオルオは過去の話を聞いてくれたときにメイバオは抱き締めてくれたと話していたが2年前の初めて会った日にそんな話をすることがそもそもおかしな事でした。
本当に友人なのかと聞くとバオルオは聴取が終わったなら帰ると機嫌が悪くなったので署名させて帰らせました。
刑事は調べると確かにメイバオの入居は2年前だったが停電があったのは1年前でした。バオルオは停電だったから荷物を運んであげる時に過去の話をしたと言っていたのですべて嘘ということになります。
2話、シエ・バオルオ編(下)
メイバオ殺人事件の捜査を続けるジョン刑事とヤン刑事は、
被害者の部屋にあった新品のブランド品ばかりの洋服や一枚だけのレコード、熊のヌイグルミなどを見て違和感を覚えます。
カフェ経営で購入できるわけがなくレコードも普通なら何枚かあるはずです。ヤン刑事はレコードを調べると5万元(60万ぐらいかな)で買うと名乗り出た店があったので競売にかければ贈主が分かるのではないかと思います。
バオルオを調べると事故の件は事実でした。しかし聴取の時にいかにも名門大卒エリート行員のように語っていたが大学では2年留年し就職した銀行での筆記試験の成績もいまいちでした。
ヤン刑事がバオルオから被害者の職場を案内されている隙にジョン刑事はバオルオの部屋を部屋を見に行くと不気味なほど多くヌイグルミがぶら下がっていました。
「被害者の部屋にあったヌイグルミは自分が贈ったものだが後ろめたいことなど何もない、僕は車イスの女性に好意を抱いている」とバオルオは言います。
メイバオに相談したら「告白できないなら手紙で想いを伝えてみたら」と勧められ渡したが彼女はその日から姿を消しました。後日、「手術が成功したら会いに行き想いを伝えたい」と手紙を受け取ったと言います。
ジョン刑事は自分の話ばかりするバオルオが何か隠していると察知し聞きたいのは被害者メイバオの事だと話を中断させます。
「君が秘密を話したなら秘密を教えられたはず、例えば家族や友人、恋人とか。本当に犯人を逮捕して欲しいなら些細な情報が必要なんだ」
母親は17歳でメイバオを出産したが父親は蒸発したため会った事はありません。
母親は再婚すると弟ジュンが誕生したが継父は高利貸しから借金しメイバオが12歳の時には喧嘩が絶えませんでした。
継父が違法な商売で逮捕されると借金取りが押し寄せるようになって無一文となります。母親が高収入のワンという男と出会うと働かなくなって麻雀ばかりの日々となりました。
ワンは詐欺で儲けており逮捕されると、メイバオは「自分に何かあったら母さんに渡せ」と言われ隠しておいたキャッシュカードを渡し普通の暮らしはできるようになりました。
詐欺で儲けているとはいえワンは家族のためにお金を隠していたが遊びほうけている母親がどんどん使うだけでなく継父が出所して戻ってきてしまいます。メイバオはワンのお金だと訴えるが母親はお金を持って逃げてしまいました。
「君はメイバオも恋人も遺族も誰も救っていない、自分勝手だ。メイバオは家族とは連絡を取っていないし家と職場の往復ぐらいしかしていない。事件当日に記名していない3人を言い当てるほど記憶力があるのだから彼女の家に誰が訪ねたか知っているだろう」
ジョン刑事は揺さぶりをかけるがバオルオは「人証も物証もないのになぜ疑われるのか、拘束する権利はない」と去ってしまいます。
刑事はバオルオが訪ねてもないのに「メイバオの家族とは会ってない」と発言した事を気にします。
全16話あらすじ一覧
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