作品情報キャスト
双子の姉妹一人二役を演じるチン・セヨンと初の時代劇の王役に抜擢されたキム・ミンギュが共演した韓国時代劇。姉の命を奪った者を捜すため揀択に参加した女性と初恋の人を想い続ける王の愛を描いた作品
朝鮮王朝の王イ・ギョンは何者かに襲われ王妃と共に命を落とす。都城一の情報商で巫女のウンボは銃の情報を売ったことを思い出し遺体から銃弾を探し出そうとするが突然王が息を吹き返し驚いて飛び出してしまう。幼い頃の記憶がなかったウンボは大司憲に連れられ大罪人として囚われる父の姿を目にするとすべての記憶を思い出す。息を吹き返したものの王妃を失い失意のそこにいる王は夢の中で王妃とそっくりな女性と出会うが・・・
ネタバレあらすじ/揀択カンテク
(注・私が参考にしたのは32話に分かれた作品ですが1話30分と短かったので2話分を1話として全16話として紹介しています)
第13話・
王妃に祈子儀礼に同行するよう命じられたウンボは予知夢をみた王様から殺されるから行ってはダメだと言われます。
しかし王妃の計画であるならば背後にいる左議政チョ・フンギョンを捕らえるチャンスなので囮になると告げると山道で暗殺が実行されるからそれまでに引き返すよう念を押されます。
王様はケピョンの情報を間者に流し尾行するようハン護衛官たちに命じました。
ウンボは輿を担ぐ者が怪我をしたから先に行ってほしいと告げるが歩くよう命じられてしまいます。山道まで入り込んでしまい緊張感が走る中、銃を構えていたケピョンはハン護衛官たちに包囲されます。
こうなったら命を懸けて王妃の願いを叶えようとケピョンはウンボに発砲するが撃たれたのはウンボを庇って立ち塞がった侍女ヨウルでした。悲しむウンボは怒りを必死におさえ王妃に歩み寄り「黒幕は必ず捕まります」と言い放ちます。
逃走
王様はウンボが無事に戻ってきたので安堵するがヨウルを失ったショックで憔悴しており心配します。
罰を受けるのではと恐れる王妃は父親である左議政チョ・フンギョンに相談するため私邸に寄るが頬を叩かれます。
「私の天下は目前だった。世継ぎが誕生すればすべてが手に入ったのに何てことをしてくれたんだ」
王様はケピョンの尋問をホン・ギホに任せ左議政の屋敷を内禁衛に包囲させます。そして今回の騒動は王妃がウンボを殺めようとしたこと、親迎の事件の黒幕は左議政だと大王大妃に報告します。
ケピョンは口を割らないと予想出来るが義禁府の間者ヨンホも捕らえられていると知り左議政はせっかく築きあげてきたことがすべて消えたと嘆きます。
ホン・ギホはヨンホに白状させ黒幕を捕らえるよう命じるが左議政は女官ピョリを使って私兵を呼び王妃を連れて逃げ出していました。
ウンボの願い
王様は大勢の命を奪ったケピョンも斬首刑に処しヨンホを典獄署(刑務所)へ移します。また判義禁府事と礼曹判書の身分を剥奪し流罪に処すよう命じると判義禁府事は大王大妃の弟であるためホン・ギホは何かと面倒になるのではと心配します。
弟から助けを求められた大王大妃だが逆賊に加担していたとなれば救いようがなく機会をうかがい頼んでみるから罰を受けるよう言いました。
王妃の座が開いているのは問題でありチョ・フンギョンが黒幕と分かったのだから復位させるべきと大王大妃に進言された王様は復位させるとウンボではなくウンギとして生きていく事になるので迷います。
ウンボは自分が犯人を捜すために多くの者が犠牲となってしまったので宮殿を離れ母親と静かに暮らしたいと願い出ます。当然王様に拒否されるが双子の妹だと露見すると母親と王様も世間を欺いたと窮地に陥るためすべてを守る唯一の方法なんだと告げます。
王様はワルを宮殿に入れて武官として働かせるが出世を望んでいないのでウンボに似ていると思います。
「もしウンボが宮殿を出ることになったら共に去るがよい」
そしてカン・イスの名誉を回復してから事実を皆に伝え名を取り戻しウンボとして宮殿を去るのだとウンボに告げます。ウンボは何回も離れたくないと心変わりしていたが何処にいてもそばに王様がいるんだと気付きます。
王様の女になりたいと告げ体を重ねました。
敵の敵は味方
身を隠していたイ・ジェファ大君はチョ家が逆賊になったようだと人相書で知り行方を捜します。
女官ピョリを見付けて尾行し居場所を割り当てると「互いの兵を合わせれば十分戦えます。私を王に据えませんか、他国に逃げるより良いはず」と話を持ち込みます。
ヨンジは復讐を決めた瞬間から王様イ・ギョンへの思いを断ち切っており手を組むべきだと父親に進言します。
策はあるのかと聞かれたイ・ジェファは「蘇った王妃だと思っているようですが双子の妹です。彼女の噂をまずは広めましょう」と教えると親子は驚きます。
ホン・ギホが王様の側近となり気にくわない領議政キム・マンチャンの一派はホン・ヨンが蘇った王妃だと証明出来れば追い出せると考えていると体に銃創があるはずだと思い付きます。
しかし女官に確かめさせても銃創はありませんでした。(ウンギじゃないから当然)
王様が予知夢を見るために祈祷を受けず体調を崩したと知ったウンボは自分を守るためだと知り説得して都巫女を呼びます。
第14話・
「領議政キム・マンチャンが何やら探っているようだ」とホン・ギホから報告を受けた王様イ・ギョンは王妃にしたくないのだろうと察し大臣たちを便殿に集めさせます。
「親迎の事件を企てた逆賊を捕らえる。当面は王妃を迎えるつもりはない」
すぐにホン・ヨン(ウンボ)を王妃に迎えると思っていたキム派は何か隠しているはずと思います。また復位を勧めてあげたのに二人が喜んでいなかったので大王大妃も何を恐れているのか分からないでいました。
情報収集のために妓楼に遊びにいったワルは領議政の息子が「クォン・イクスが文を送ってくるので煩わしい」と口にしたので報告します。
王様とウンボは女官を殺めて流罪になった者だが家族を人質に取られ身代わりになったはずと思います。キム家の悪行を知っている者で罪を被ったのに酷い扱いを受けているようなので証言を得るためにも彼の家族を先に探るようワルに命じます。
20年前の予言
ホン・ヨンは生き返った王妃ウンギではなくウンギの双子の妹だと知ったヨンジはいまだに信じられなかったがチョ・フンギョンは国法で双子の出生を禁じていたから隠されていたのだろうと思います。
イ・ジェファは妓楼に足を運んで噂を広めるよう妓生に銀子を渡したあとチョ親子を本拠地に案内します。噂が広まったころにはキム一派の者が王室に圧力をかけているはずだと告げます。
「双子の姉妹だと民たちが騒いでいます。これが虚偽なら流布したものたちを捕らえて厳罰に処すべきです。乙未の年に誕生した双子が世を変えるという予言を民は恐れているので真実を追求するよう命じて下さい」
領議政に進言され予言の事を知らなかった王様が動揺するなかウンボは噂を耳にした大王大妃に事実なのかと問い詰められ「どうかお許し下さい」と土下座していました。
王様はこれではカン・イスの名誉を回復しても双子のことを追求されたら終わりだと困惑します。
欺いた罰
「ウンボを守るために私を欺くとは何事だ、厳罰に処して追い出すべき」と大王大妃から叱責を受ける王様は恋慕っているからだと告げます。
揀択に出場させ犯人を突き止めようとしたのは大王大妃の許可があったからなので娘だけを咎めることはできないはずと言い放ちます。
カン・イスの無実を証明してから宮殿から送り出すと告げると大王大妃は早くするよう譲歩します。王様はウンボが大妃に呼ばれたと知り駆け付けて救い出すが「私は逃げません。自分が何者なのか自分で語ります」と言われます。
大臣たちから死罪を訴えられたら許可を出さなければならないので王様は苦しみます。
儒教者たちが座り込んでいるのを目にしたイ・ジェファは「ウンボを奪って私のそばにおき王の最期を見届けさせてやる」と口にします。
ワルがクォン・イクスを説得して戻ってくるのを待っていた王様だが時間になってしまったので大臣たちを呼びます。
「皆が望んでいた答えを聞かせてやろう」と告げウンボを呼び真実を語るよう許可します。
「私はホン・ギホ様の娘ではなく亡くなったカン・イスの娘であり王妃カン・ウンギの双子の妹ウンボです」