作品情報キャスト
エル/キム・ミョンスと「梨泰院クラス」のクォン・ナラ共演、民衆のために不正腐敗に立ち向かう朝鮮時代の王室の秘密捜査官・暗行御史アメンオサの活躍を描いた韓国時代劇
朝鮮末期、目標も野望もなく今日だけを生きる弘文館の役人ソン・イギョムは首席合格した人材だったがトラブルを起こして義禁府に捕まる。
すると都承旨のテスンから秘密捜査官の暗行御史の任命され罪を償うように言われる。
命令に従い民衆の無念を晴らすために社会を正すために新人の暗行御史となったイギョムは美貌の持ち主で聡明な茶母ホン・ダインと共に事件を解決していく
全16話で紹介
ネタバレあらすじ/暗行御史
第5話・任務完了
強制労働させられているフォオム山のアジトを制圧するイギョムだったがダインが崖から転落しそうになったので必死で腕を掴みます。
ジョンギルに刀を突き付けられるがチュンサムが駆け付けてくれた事で救われます。ダインを守るようチュンサムに託しイギョムは逃げたジョンギルを追い捕えます。
罪のない人々を救い全員連れて下山するイギョムはジョンギルの赤子探しに没頭する守令に自分が暗行御史だと令符を見せ捕えます。
前の暗行御史を殺害し罪のない民から金を巻き上げ、金のない者には強制労働させるのは許せないが背後に黒幕に存在を感じるイギョムは剣を突き付け追求します。
すると陛下が送った宣伝官がやってきて教旨を渡されたので罪のない人々に家に帰るよう命じ罪人を漢陽に連行します。
ダインとは宮殿の前で別れチェ武監とチュンサムを連れて参内するイギョムは陛下から称えられます。重臣達の前で説明を求められ、盗掘により得た金で莫大な富を築き多くの民が強制労働させられていた、またそれに気付いたチョルギュは口封じに遭っていたと報告します。
そして罪人が一部の金を誰かに送っていたので権力もちの黒幕がいるはずと告げます。
父親は無罪だと信じるダインは都承旨テインのもとに向かいます。10年前、異様船が出没しフィヨングンは私財を投じて民に軍事訓練を施したが反乱を起こそうとしていると噂が広まってしまいまいました。フィヨングンの最期を見たのはキム・ミョンセ(現在、全羅道に観察使)だと知らされ向かおうとするが計画を立てるから待てと都承旨に言われます。
弘文館の修撰となったイギョムは牢獄される親子に「黒幕を吐く気になったか、見捨てられているのだから黒幕を吐いて自分の命を守るべき、よく考えろ」と告げます。
しかし領議政ビョングンが手を回して事により親子は口封じされてしまいます。領議政は仲間に入れるために娘ミオクを嫁がせようとします。誰もが領議政の権力が欲しくて喜ぶなかイギョムはためらったことで逆にミオクに気に入られます。
イギョムは尋ね人の掲示板を目にし異母弟イボムだと気付きます。盗賊の頭らしく正さねばと思い都承旨を訪ね暗行御史として派遣して欲しいと願います。
第6話・交錯する目的
異母弟イボムが盗賊団の首領だと知ったイギョムは正すためにも都承旨に頼み再び暗行御史となります。
盗み聞きしていたダインは自身の目的のため同行したいと迫ります。正式に王命を与えられたイギョムは都承旨から副任務「フィヨングンの死の真相を知っているキム・ミョンセに会え」も与えられダインとチュンサムを連れて忠州に出立します。
イボムはイギョムの恋人を奪った奴なんだとチュンサムに知らされたダインは驚きます。領議政の忠臣ソ・ヨンにずっと尾行されていたイギョムたちは宿泊先の近くで一家が殺されているのを発見します。
やってきた守令を見てダインが顔を伏せたので知り合いなのか聞くと「以前は刑曹参で量刑を減らすと言って罪人の家族から賄賂を受け取っていた」とイギョムは知らされます。
盗賊団が賭博場に出没する噂を聞きつけイギョムは遊びにいくがダインの姿を目にした守令が「今度会ったら命で償ってもらうと言ったはずだ」とやってきたので止めに入ります。
イボムはイギョムがいたので驚くがイギョムと守令が賭博で勝負することになったので見守るとイカサマをして窮地を切り抜けたので撤収します。
イギョムはイボムを見掛けたので暗行御史の令符をダインとチュンサムに託し追いかけるがイカサマがバレて守令に捕らわれてしまいます。
山奥に連れて行かれるが匪賊に助けられイギョムとイボムは久しぶりに再会します。
第7話・再会
匪賊の首領となっていた弟イボムと再会したイギョムは地方の士大夫だけを狙い盗みを働くとは何やっているんだと殴ります。
「民から税を搾取する貪官汚吏だ、共に世の中を変えようと言っただろう」
イ大監一家を殺したのは匪賊なのかと聞くとイボムは到着した時には既に一掃されており罪のない人を殺したことは一度もないと否定します。
本当に自分の女にするためにスネを連れて逃げたのかと聞くが彼女はもうこの世にいないと聞かされます。「盗みでは世の中は変らない、覚えとけ」と告げるとイボムは去って行きます。逃がしていいのかとチュンサムとダインに聞かれるが「殺していたら逃げるはず」とこたえます。
陛下に呼ばれた都承旨は謁見すると暗行御史が賭け事をしていると言われ領議政が報告したのだと察知し何者かの策略でしょうと告げます。
「宮廷内にも放蕩な臣下は大勢いるのに何で遠く離れた場所にいる御史を気にかけるのです?恐れる理由でもあるのですか?」
挑発された都承旨は罪を犯したのなら当然罰を受けるが上訴が間違えだったら反坐律(他人を罪に陥れた者に同一程度の刑を科す制度)が適用されると言い放ちその場を後にします。
都承旨は御史が口封じされる可能性があるため人を付けて欲しい願い出ると王は護衛武士のチェ武監を派遣します。
イギョムたちは賭博場がボロ儲けしていたので守令が自分のものにするためにイ大監一家を殺害したのではないかと疑います。手掛りを求め屋敷に勝手に侵入すると庶女が一人で密かに住んでいたので事件のことを訪ねます。米櫃に隠れていて何も見ていなかったが大金を積む荷車が毎月来ていたことを知り金の流れを調べます。
イギョムが金を奪いダインは賭博場の帳簿を盗みます。するとチュンサムの姿を目にして尾行してきたスネが現われたので驚きます。
「私を守るためにイボムは死んだと嘘をついたんだと思う」
イギョムはゆっくり話を聞こうとすると領議政に暗殺を命じられたソ・ヨンが現われます。
第8話・暴かれる真実
イギョムは再会したかつての想人スネから話を聞こうとしたが領議政に暗殺を命じられたソ・ヨンが現われたのでチュンサムにダインとスネを連れて逃げるよう託します。
イギョムは返り討ちにしたものの逃がしてしまいチュンサムの方は王命を受け駆け付けたチェ武監によって難を逃れます。
使道をイ大監の家に誘導させると御史一行が一気に包囲し「お前は一家皆殺しにしたと思っただろうが生き残りがいる」と告げ庶女を連れて来ます。
事件の時にどこにいたのかを証言させると使道はイギョムの罠に嵌まり「貧しい者に金を貸し利益を得ていた極悪人を成敗しただけだ」と訴えます。自分で罪を認めたので守令と部下を捕え役所に連行させます。
民を利用して得た金、そして食糧をすべて民の元に戻し罪人を漢陽におくらせます。
民から感謝されるイギョムだがチュンサムから暗行御史だと聞かされたスネが文を残して去ってしまいます。
チェ武官は暗行御史の観察を終えたので罪人を連行し陛下に謁見します。
「御史は任務を忠実に遂行し不正に対する上訴は誤りです、何者かが御史を陥れたのでしょう」
都承旨は自身の職位を利用して民を苦しめる地方の官吏たちが恐れるのが暗行御史であり、騙されてはなりませんと進言します。チェ武官はイギョムから預かっていたイ大監が賭博場の上がりを上納し記録していた帳簿を渡します。
都承旨は王命を受けて帳簿に名が記載されている者を捕え「やっと朝廷が立ち直ってきましたね」と領議政に告げます。
スネは山中で男に襲われるが捜していたイボムに助けられます。イギョムが暗行御史だと知って本当の事を言えなかったと告げると兄は夢を叶えようとしているんだなとイボムは思います。
イギョムは道中で風邪を引いて倒れてしまいクイソンという女性が住む家を発見し助けを求めます。復活したイギョムは感謝すると薬草を売って村で生活している従妹に届け物をしてほしいと頼まれます。
しかし村に到着して家を訪ねると彼女は拘束された状態で息絶えていました。暗行御史である馬牌を見せ検視するよう守令に命じます。
乱暴された後に残忍な殺し方をされたのだと分かるが「どんどん残酷になっている」と医官がつぶやいたので問い詰めると女性を狙った連続殺人事件だと知り、翌日には世話になったクイソンの死体も発見されます。