作品情報/キャスト
伝説の霊獣・九尾狐と人間の女性プロデューサーの愛を描いた韓国ファンタジーロマンス
幼い頃に孤峠で奇妙な交通事故に遭い両親を失ったナム・ジアは怪奇ミステリーを探索する番組「都市伝説を探して」のプロデューサーとして活躍していました。
結婚式場で花嫁が消えたという不可解な事件に遭遇したジアは、現場で新婦が抵抗した跡と血痕、そして狐の毛を発見する。事件の真相を突き止めるために取材を進めた先で出会ったのは幼い頃に遭った事故の時に助けてくれた九尾狐のイ・ヨンだった。
ネタバレ感想/九尾狐伝
第8話・生まれ変わり
ランに前世が見える眼鏡を送られたジアは鏡の前でかけてみます。
~父親である王様に呼ばれたアウムは皇宮に向かうと蛟竜が王に取り憑いていると見抜きます。
「お前は私に捧げられる生贄として生まれたのだ。王はお前を助けるために王宮から追い出し自分の体を私に差し出したのだ」
山の神ヨンを連れてくれば父親を返してやると要求されるアウムは山の神は山を離れられないから私の体に入り一緒に行こうと告げます。
アウムの体に取り憑く蛟竜はヨンに会いに行くが「俺はこの女に何の感情もない、女を騙して餌にしたのは俺だ」と言われ剣で刺殺されます。
驚いて眼鏡をはずすジアのもとにランから知らされたヨンが急いで帰ってきます。
見たのかと聞かれたジアは涙をこぼしながら前世であなたに殺されていたと言います。最初から蛟竜を捕まえるために私を生贄にした・・・あれは本当にあなたなのかと聞くとヨンは事実を話さず認めます。
そして「前世を見たぐらいで感情移入するな。同じ過ちを繰り返すから俺なんかに気を許すな、長生きしろ」とヨンは去っていきます。
ヨンはランを呼び出し蛟竜はどこだと聞くと話すと思うかと挑発されます。
「そっちを選ぶとは・・・」と口にするヨンは今まで勝負事には手加減して負けてやっていたことを証明し次はもう負けてやるきはないと言い放ちます。
そして人間の母親に捨てられたお前を救って悪かった、救わなければ兄弟になる事もなかったと言い放ち出て行きます。
ランは放送局のクォン社長に会いに行き蛟竜に会わせろと告げます。自分はこれから自分のペースで動くと告げると兄の女を殺したいんだねと言われます。
「彼女は僕に捧げられた生贄で僕の花嫁だから殺したら困る」
前世をテーマに取材するジアは母親と知り合いの精神科医を訪ね資料を受け取ります。母親からも同じことを聞かれたらしく驚いていると9歳の時に自分は催眠治療を受けていた事を知ります。
催眠治療を受けた時の映像を見せてもらうと前世の記憶があったことを知るがいきなり映像に移る9歳の自分が今自分がいる部屋のドアに書かれた注意事を言い始めたので驚き画面を消します。
青汁販売員に押し売りを追い出したランは気付くと母親に捨てられた餓鬼の森にいて、同じく青汁販売員に会ったジアは孤峠の事故直前にタイムスリップします。
ランは必死に戦い、ジアは車を停めてと必死に訴えます。青汁販売員から二人のうち救えるのは1人だと言われたヨンは借りは返すから覚えとけと言い放ちます。
「やはり女のことしか頭にないのか」と思うランだが駆け付けるヨンを目にします。
第9話・妖怪オドゥクシニ
妖怪オドゥクシニによって心の傷が作り出す世界に取り残されてしまったジアとラン。
大勢の餓鬼に襲われるランはやはり女しか頭になく助けに来ないかと思うが駆け付けるヨンを目にします。
山の神の能力が使えない場所なのでヨンはランを連れて逃げ出すが脱出する扉が見つかりませんでした。
何度も助けてもらっておきながら素直になれないランは足を噛まれて負傷し毒が回っていたために熱を出します。ヨンは後一時間以内に脱出しなければ命はないと悟り、諦めるランに何で必死に生きようとしないのかと叱咤します。
わざと急所を外して斬りつけられたのだと気付くランは立ち上がると、オドゥクシニの仕業だと気付くヨンはお前の恐怖心が消えれば扉は出現する、俺はお前を一度も捨てた事はないと告げ走らせます。
自分が作り出した幻想の世界で両親と幸せな時間を過ごすジアだが二階から電話の音が聞こえてきます。
「イ・ヨンだよ。迎えに行けなくてごめん。今どこにいるのか、なぜそうなったのか、よく考えろ。自分で悟らなければ戻ってこられない、俺はずっと待ってるから戻ってこい」
大切なものを置いてきた気がするジアは電話線が繋がっていないことに気付き、自分の手の甲をペンでぶっ刺します。
ヨンと過ごした日々を思い出すジアは必ず捜し出すと両親に告げ家を出て行きます。
ジアのいない果てしない孤独の中で死んでいくのかと1人さまようヨンは倒れこみます。
「ちょっと~死なないでよ、つまらないでしょう」と妖怪オドゥクシニが現れたのでジアは無事かと聞くと戻ってきたと知らされます。
ヨンは元気に立ち上がり「やっとお前を連れ込めたよ、ここは山の神、俺の縄張りだぞ」と告げます。
そしてオドゥクシニを通して見ている蛟竜の胸倉を掴み「やっと見つけたぞ、また俺が捕まえてやるからな」と言い放ちます。
「人間を愛する九尾狐、お前はまた自分の手であの女を殺めるだろう」と言われ、ヨンは剣をぶっ刺してオドゥクシニを消し去ります。
ジアは急に雨が降ってきたので困惑するが赤い傘を持つヨンに気付き駆け寄って抱きしめます。「私はあなたを待っていた」と告げ口づけを交わします。
第10話・デジャヴ
ヨンはアウムと出会った故郷の森にジアを連れて行きます。
アウムから「山の神は万物を守るでしょ、神様も誰かに守られなくちゃいけないから私が守ってあげる」と言われた時、ヨンは本当は嬉しかったが無限に生きる自分が人間を愛することが怖くなり二度と来るなと冷たく言い放ってしまいました。
前世でヨンに殺されたと思っていたジアだが蛟竜が体に宿るアウムがヨンを傷付けないように自らの命を犠牲にしたのだと把握します。
忘れないでいてくれてありがとうとジアは感謝するとヨンは「お前は俺の過去じゃない、しっかりお前を見るよ」と告げ抱きしめます。
幻想の世界から戻るランだが寿命が尽きかけていました。ホオズキがあれば生きられるんだから蛟竜に貰えばいいとユリは涙を流します。
蛟竜の正体を知るランはヨンに真相を伝えようとするが蛟竜をかくまうクォン社長が訪ねてきてホオズキをやるからヨンの体を差し出せと言われます。
ジアは同僚のセロムとジェファンを食事に誘い前世でも現世でも自分に近い存在だから危険だと告げ前世が見える眼鏡を差し出します。二人は宦官と宮女で王宮から出るアウムに仕えていて事を知り驚きます。
「自分を狙っている者が近くにいる。もしかしたら知っている人かもしれないから気を付けて」と告げ恋人である九尾狐ヨンを紹介します。
蛟竜は山の神の体を手に入れて彼女を花嫁にすると決意しジアの勤め先の放送局にテリという名前でインターンとして潜入します。
工事現場からミイラが見つかったと急報が入りジアはお供すると名乗り出る蛟竜を連れて取材に向かいます。ミイラから見覚えのある付け爪を発見しスマホで撮るがクォン社長の家で拾った爪と同じだと思い出します。
社長のもとに押し掛け何者だと言い放つと額に「西京」と墨刑の跡が見えたので両親をどこへ連れて行ったんだと言い放ちます。
「山の神を差し出せば両親の居所を教えてやる」