作品情報/キャスト
恋愛経験ゼロの上官と部下が紡ぐ謎解きラブストーリー
唐の宣宗の時代、検視となると人並外れた能力を発揮する天真爛漫でマイペースな楚楚とクールで頭脳明晰な安郡王・蕭瑾瑜は事件を通じ信頼関係を築いていく。捜査は一流、でも恋愛経験はゼロの2人が巻き起こす、じれったい恋と事件が詰まった謎解きラブストーリー。口コミで話題沸騰し第4回初心榜、他総計5冠&視聴回数ランキングTOP3を獲得した超注目作。
全36話で紹介します
ネタバレ感想/宮廷恋仕官
29話・毒の正体
入山する前に20名の兵が呉琛の命で出動しており火事場の兵と人数が符合するが兵権を持っていないので何者かが指示したはずと蕭瑾瑜は思います。
また許如帰が襲われた時に神策軍とは別に身柄を守る者もいたので、許如帰は駒として価値があるのだと思います。
薬の購入を命じた節度使軍の将軍・侯斌に会いに行くが「子供が・・・」とつぶやきながら腹を切ったので遅かったかと悔やみます。
楚楚は3人の死者と侯斌の共通点を見つけると蕭瑾瑜は毒がどこにあるのか分かります。呉琛を訪ねようとすると冷月の声が聞こえたので冷沛山を訪ねると彼女が拘束されていました。
冷家の問題で節度使軍の軍務でもあるので蕭瑾瑜は口出しできることはないが本当に病状を報告していないのかと聞きます。馮玠は帰京直前に殺され特別な視察記録一巻が消えたことを告げると冷沛山は驚くが死後、だれが西南国境の軍を統帥するか話し合ったのだと言います。
薛汝成が黔州にきたのはそのためかと思っていたが節度使軍に足を踏み入れぬまま長安に引き返したので冷月の手紙と軍内の奇怪な事件が重なり疑いを持ったのだと言います。
蕭瑾瑜は依頼されたのは自分を探るためと冷月の安全を守るためだったんでしょうと言い当てます。
呉琛が洋金花の粉末を瘡の治療薬に混ぜたので患部に塗ることで瘡のある者が毒に当たったのだと蕭瑾瑜は告げます。冷月は景翊には瘡がなかったと言われるが焙じた蜣螂の粉に洋金花の粉を混ぜてあったので蜣螂で遊んだ時に手に粉が付きその手で水を飲んだから毒にあたったのだろうと告げます。
軍内にいて変装もしていないなら呉琛は亡くなっているだろうと予想すると死体が発見されました。
30話・山賊ではない
蕭瑾瑜は昌王の計画が最終局面だと判断し郡内に反乱準備を整えた大魚が潜んでいるため一緒に網を張って捕獲しないかと冷沛山に告げます。
楚楚は軍の物資を管理していた呉琛の検視を行うと鬱血痕を発見し何者かに殴られたあと井戸に投げ込まれたのだと分かります。
蕭瑾瑜は時間的に趙将軍しかいないと思い部屋を捜索すると密書を見つけます。趙将軍は一網打尽にするために想攻撃を仕掛けるはずなので勝機があると思わせて全力で攻めさせ罠にかけて冷沛山が包囲します。
蕭瑾瑜たちは発見した密書は暗号表との組み合わせが300万通り以上ある極めて難解なものだったが「呉は失敗、長安に集結せよ」と解読します。
冷月は冷沛山の体を心配し長安に帰ろうと告げるが構うな、自分を大事にしろと言われます。
秦鸞は博古斎のもとにいき用件はなんだと告げると昌王に何があったかご存じですねと訴えられたので山賊に襲われ残っていた者は皆殺しにされたと告げようとしたが、あれは山賊ではなく宮廷から派遣された官軍だと言われ手が震えます。
許如帰は昌王が預かっているが難が及ぶことはないし共に帝位を本来に戻し唐を復興したいのだと言われます。
31話・からくり
蕭瑾瑜たちは物資調達をしていた呉琛の部屋から同じ2つの帳簿を見つけます。
俸給の名目で倉庫から引き出し、外で作った偽造銭を将兵に払って本物の銭を懐に入れていたのだと分かり冷沛山は帳簿を叩きつけ激怒します。楚楚と冷月は財産を受け取ってほしいと差し出すが、悪党らを野放しにしたあげく尻拭いをさせ恥ずかしくて受け取れないと自責の念にかられる冷沛山に言われます。
冷月は父親が生きていたら同じことをしていたはずだと訴えると楚楚も節度使に何度も助けられた関嶺県の民を代表してのお礼だと告げます。
蕭瑾瑜は景翊とともに聖詔を持って役所を回って各県の保管庫から5万枚の銅銭を出すよう命じ集めます。これで偽造銭と交換すれば当面の問題は解決できるが黔州軍の徴兵記録を調べると人が奪われていることが分かります。
徴兵を通して黔州軍に反乱軍を入れ公然と訓練を受けさせ、そして息のかかった山賊に黔州軍から兵を浚わせ山賊に入れます。そのあと、節度使軍に投降するため反乱軍は3度身分を変え潜り込んでいたのだと蕭瑾瑜は説明します。
数が合わないので科挙の時期ということもあり都に向かった可能性が高まります。
秦鸞は科挙の時期で多くの者が長安に押し寄せ守衛の数が足りないので神策軍が務めを果たすと進言すると陛下は許可します。
景翊は冷月を幸せにしたいと冷沛山に告げると孫と蕭瑾瑜の縁談を陛下に勧めたのは父・景致だと言われます。景致の密偵が病を知り朝廷に隠しているうえに黔州の偽造銭の件もあるので冷家に西南の地盤を残す画策をしていると考え縁談をもちだし牽制してきたのだと言います。
ただの誤解であるしすべての真相を知った以上、蕭恒に恩がある父は絶対に傍観はしないと景翊は言います。
32話・黒幕はずっと目の前に
景致は蕭恒が剣南節度使の軍営になぜ行ったのかご存じのはずと西平公主に訴えます。同じころに生まれた子を密かに引き取り身元を隠したまま自分の子として育てたはず、蕭兄弟のどちらかは陳瓔夫人の子でしょうと追及します。
秦鸞は証人を見つけ問題にするはずだから子供たちを助けるためにも話してほしいとお願いします。
正体を隠し長安入りした蕭瑾瑜たちだったか薛汝成の自宅で火事が起こり変わり果てた姿で発見されます。火事の原因を調査するが事故ではない事が分かると遺体を検視した楚楚は薛汝成ではないと言います。
焼死ではなく絞殺後に焼かれ遺体は若い人だと訴えると景翊は使用人が兵部に出入りする令牌を持っている事に気付きます。
楚楚は蛇よけの他、毒消しにも使える蛇滅門が庭中に植えられている事に気付くと蕭瑾瑜は蛇が苦手とは聞いたことがないので不思議に思います。すると西南では自分の家に集まってきてしまうので蛇が苦手でなくても玄関や庭に植えると楚楚から聞かされます。
蕭瑾瑜は兵部の上奏書を調べると今回の事件の報告書は瑾璃が持っていて長安に到着していないのに薛汝成が知っていた事を知ります。報告書より先に情報を知っているのは昌王を称している者だけです。
蕭瑾瑜は踊り子に厳明を殺させ遺品と自分の推理を利用して昌王健在の噂を流し、昌王の旗印で検挙し西南を支配し長安を攻め皇位を奪うためだったのかと頭を整理します。
10年以上、屈辱に耐え地歩を固めてきた薛汝成は昌王として立つ時が来たと思います。如帰楼で秦鸞の殺し屋を利用し大業を成すための障害を取り除き誰にも悟られないように人を配して準備してきたのです。
戸部の劉越を殺して貨幣偽造の発覚を免れ黔州連絡官を殺して朝廷との連絡を断ち西南を視察した馮玠も始末しました。冷沛山の病の報告を阻み兵部尚書の地位を得て各方面の動向を把握して密かに進軍の計画を練り計画はすべて完璧だったが蕭瑾瑜が偽造銭を見抜くとは思いませんでした。