作品情報/キャスト
グーリー・ナーザー&ティミー・シューが共演し視聴率、再生ランキング一位を獲得した宮廷ラブ史劇
唐の第2代皇帝・李世民の時代。天下第一針の称号を持つ刺繍の達人・安氏は弟子に謀られ娘・琉璃を不禄院の孫徳成に預け命を絶つ。琉璃は豆子と名を変え男装して宮中で育ち母の才能を受け継ぎ成長するもそれが災いを呼び宮中を去ることになってしまう。裴行倹に助けられた琉璃は陰謀が渦巻く宮中で母の死の真相を明らかにし無実の罪を晴らそうと決心する。
完全版・全46話で紹介(テレビ放送だと40話)
ネタバレ感想/風起花抄
31話・心が許さない
孫徳成は腰牌を返してくれと卓錦娘に声をかけると弔いをしていたのはお前かと聞かれます。豆子(琉璃)に刺繍を教えてくれている仙女は安氏だと思ったから命日だし弔ったのだと告げます。
そして金針は物でしかないから金針のために危険を冒すなと豆子への伝言を鄧七娘に託します。しかし豆子は復讐のためにきたので頭では分かっていても心が許せないでいました。
金針を手に入れた卓錦娘は林尚服を呼び安氏の弟子である自分が継ぐのが当然だと言います。卓錦娘が儀式を執り行い天下第一針の称号を名乗ろうとしたので我慢できない豆子は「金針を持つ者が天下第一針を名乗るのではなく最も才能のある者が天下第一針となるべき」と訴えます。
安氏の弟子とは言っても奥義を伝授されていないし金針も譲ってもらえなかったのだから尚服局全員を納得させたいなら勝負しろと挑発します。
豆子の背後には皇太子と武媚娘が付いているため林尚服は実力で勝って皆を納得させればいいと告げ儀式を中断します。
豆子が卓錦娘と腕比べをすることになったと鄧七娘から知らされる裴行倹は危険ではあるが金針を取り戻せる可能性は高いと言います。
第1戦は赤がテーマの染めの勝負だったが卓錦娘が手を回したために豆子が材料庫で受け取った紫膠はしけって鮮やかな色が出ません。在庫のものを見せてくれと訴えるが渡したのが最後だと言われてしまいます。
勝負の時、豆子は先入観に惑わされず公平に判断していただくため、誰の品かを明かさないでほしいと訴えると訴えると意見が通ります。
豆子は葡萄の汁を使う手法で鮮やかな色を表現し勝利すると「私に紫膠を渡さないよう材料姑庫の者と結託するのが卓錦娘の策なのか」と言い放ちます。
32話・神のお告げ
皇帝が重病だと知る曹王は皇太子(李治)など敵ではないが裴行倹と武媚娘が邪魔だと楊妃に告げます。
陛下が純陽散人を信じ切っていることに目を付けます。
陛下は純陽散人に未来を占うよう告げると「唐は3代続いたのち武姓の女が主となる」と神のお告げを受け衝撃を受けます。
皇太子は陛下が信じるわけないと思うが武媚娘は災いの芽を摘むんでおこうと思われるはずと言います。裴行倹もお告げが真実とも嘘とも証明できないため国家と王朝の安定に比べれば女子の命など取るに足りぬと思います。
武媚娘は陛下は自分が世を去るときに自分の命も奪うだろうと予測すると裴行倹は陛下に最期はまだ先だと思わせ、命を救うための策を授けます。
豆子と卓錦娘の腕比べ第2戦は1戦で作った披帛に合う裙子を作ることで競います。鄧七娘は阿碧が卓錦娘の命で豆子の裙子を捜しているのに気付きます。
卓錦娘は阿碧を右腕にしたようだと鄧七娘から知らされる豆子は自分の味方をしたと思われたら危ないから身を守るよう告げます。
武媚娘は霊薬を陛下に届けさせると、回復した陛下に髪の毛を剃って謁見します。霊薬をもらう条件として仏への誓いがあったのだと謝罪し約束を守らなければ効果がうすれてしまうと告げます。
「そなたの献身を思うと心は申し訳なさでいっぱいになる。大きな借りが出来てしまった」
33話・出家
豆子は卓錦娘との第2戦当日に金針を取り返す自信に満ち溢れていました。しかし作品を目にした阿碧によって部屋に閉じ込められてしまい会場に行くことができずに負けてしまいます。
卓錦娘は懲罰として私に挑む資格を取り消してはどうかと訴えるが林尚服は腕前を披露して勝つはずだったのに不戦勝になれば技術で上回ったと証明できないし一戦目で勝ったのは豆子だと言います。
武媚娘は咸池殿にこもって修行に励むことになり、陛下が元気なのは一時的なもので治ってないと皇太子に伝えます。
何とか抜け出した豆子は武媚娘に会うために咸池殿へ駆け付けます。側仕えとなって宮中の争い事から離れて心穏やかに暮さないかと誘われ心から感謝するが母上の金針を目の前に去ることはできない、卓錦娘を負かして母上の敵を討つのだと決意を語ります。
命の恩人であるため御恩は死ぬまで忘れない、再会できることを願っていると涙を流します。
豆子と卓錦娘の裙子を目にする太妃は豆子の方が一枚上手だと言います。2戦に姿を現さなかった理由を林尚服に聞かれ、高貴な方の日常着というお題から外れることはなく目を引く衣に仕上げるには濃淡が重要だと告げると悔しい卓錦娘はそんなの聞いていないと横やりを入れます。
豆子は2戦の負けは決まっているし今更閉じ込められたと訴えても証拠がないと思い徹夜して仕上げたが来る途中で倒れてしまい誰にも気付かれなかったと言います。審査する太妃は豆子が棄権する理由がないので信用し龍袍で実力を発揮して勝負をつけるよう言います。
34話・油断
卓錦娘は豆子の作業場に侵入するとこのままでは勝てないと恐れ戻ってきた豆子を背後から襲います。
密室の牢で目を覚ます豆子は技を盗むことしか脳がないのか、いいかげん負けを認めたらどうだと呆れます。
「比類なき技の持主で見ごろな衣を仕上げた安氏は最後はどうなった?尚服局を牛耳ったのも天下第一針の称号を手に入れたのも私だ」
豆子は「殺されたら意味ない、刺繍してやるけど空腹だとできない、それと刺繍している時は気が散るから遠くにいろ」と訴えます。
鄧七娘は豆子の姿を見なくなったので不審に思い卓錦娘を尾行すると密室がある事を知ります。
豆子は鄧七娘に発見されるが自分は逃げないと告げます。卓錦娘は技法と龍袍を狙っているからまだ殺したりしないし、ここでも卓錦娘を負かすことができると告げ褐色の粉を用意してもらいます。
皇帝の命が長くないと知った曹王はこのままでは皇太子が即位し殺されてしまうと焦ります。
「非情でなければ権力は握れない、皇帝を毒殺しその罪を皇太子に着せるしかない」
脅える楊妃を説得すると高総管を殺し内侍総管の座に登用してやると藩秦海に話を持ち込みます。
豆子は龍袍に粉をかけて湿気が多いから虫に食われたのだと卓錦娘に訴えます。そして明るい場所で確認しろと蝋燭の側に行かせ燃やします。実力もないのに人の刺繍を利用して天下第一針に称号を勝ち取るなど許さないと言い放ちます。
しかし、卓錦娘は昼間に監視して技法を学び夜に戻って見たとおりに真似ていたので燃やしたのは卓錦娘が刺繍したものだと言われます。