作品情報/キャスト
ウー・シーザー&チャン・ホイウェン共演の中国時代劇
開封府の審問を受けるために汴京城に来ていた織造府の白宝震が殺される。展昭は江湖で名を馳せる蜀中六悪の5番手探雲・李栩を殺人容疑で指名手配すると7番手の神犬・莫研が現れて無実だと訴えられる。名裁判官・包拯が莫研の洞察力と推理力を買って捕快として仮採用したことで展昭と莫研は一緒に事件の謎を追うことになる
全24話で紹介
ネタバレ感想/高潔なあなた
5話・本物の帳簿
展昭と莫研は白家を訪ね怖がらせてしまったことを白盈玉に謝罪します。帳簿は白宝震を殺めた犯人を捜す糸口になるが見つからないので帰京すると告げ娘を思いやる白宝震の偽物の手紙を渡します。
そして白宝震だけの所業とは思えないし何者かの手駒として操られていた可能性もあると告げると生前もし開封府で投獄されたら三司使の張堯佐を頼れと言われたことを教えられます。
莫研は張堯佐は守るどころか口封じをしたのではと疑うと白盈玉は帳簿を託されたが賊に侵入された時に川へ投げ捨てたと言います。はやく言ってよと莫研は潜って手に入れるが展昭は危険を察知すると青衣の者(張風)が追魂三使を連れ襲撃してきます。
展昭は二人を逃がし1人で戦うと矢を胸に受け池に沈んでいくが戻ってきた莫研に助けられます。
莫研は紫雲山荘で展昭の傷の手当てをすると白盈玉を救った寧晋王と呉子楚が薬を持ってきてくれます。寧晋王は帯刀侍衛が泳げないことに驚き旧友なのに弱点を知らなかったのかと呉子楚に言います。
命を狙われた寧晋王から同じ敵がいるなら手を組むべきだと言われ今回は信じてやると帳簿を受け取る莫研だが笛の音を耳にし出て行きます。
蕭辰から跪けと命じられ従うと李栩も家訓も破ったから許さないが帳簿で李栩を釈放させたら捕快を辞めて蜀中に帰れと言われます。
寧晋王と展昭が助けに来てくれるが蕭辰は役所と親密にならないし誰の顔も立てぬと言います。
紫雲山荘は寧晋王が村ごと買って建てた山荘であり匿ってくれた事に感謝するが目立ちすぎるため敵に気付かれる目に出立します。
腹ごしらえをするため寄るが蕭辰が追手がいると口にすると長風と追魂三使の攻撃を受けます。展昭と呉子楚が帳簿を持って引き付け、寧晋王、蕭辰、白盈玉、莫研は馬車で開封府に向かいます。
6話・証拠と証人
馬車で開封府に向かう寧晋王たちだが蕭辰は白盈玉には休憩が必要だと莫研に告げます。
展昭と呉子楚は無事に到着して包拯に帳簿を渡し莫研たちは二日後に到着するはずと告げます。朝廷が追う指名手配犯・追魂使と戦い負傷していた展昭は心配なんで引き返そうとしたが倒れてしまいます。
寧晋王は莫研にかっこいいところを見せるために声をかけ偽物のナイフで彼女を襲ってくれと告げます。莫研を助けるために屋根から飛び降りて参上すると鍛えられた体を刺すことはできないとかっこつけるが本物の刺客に声をかけたらしく莫研に助けられます。
野営をする寧晋王たちは追手を察知すると莫研は白盈玉は大事な証人だから連れて逃げてくれと蕭辰にお願いします。
蕭辰は追いつかれると思い身を守れと短剣を白盈玉に渡し馬から降ります。そして地面に線を引き境界を超える者は死あるのみだと追魂三使に言い放ちます。
展昭は公孫策に止められるが開封府にやってきた白盈玉から追われて二手に分かれたと知らされ呉子楚と蕭辰と共に捜しに行きます。
展昭は殺されそうになっていた寧晋王を助け張風を叩きのめすが莫研を捜すのが先決だと思い帳簿は開封府に預けたと告げます。そして傷を負い川に沈みそうになっていた莫研を助け開封府へ急ぎます。
三日後に意識が戻る莫研は看病してくれた秦薇薇に感謝します。展昭は張堯佐が無罪だと知り理由を聞くと張堯佐を弾劾したとき別の者が罪を認めたのだと包拯は言います。
陛下の赦免で白宝震と李栩の罪は許されたが包拯は必ず張堯佐を厳罰に処すからしばらく開封府に滞在するよう白盈玉に告げます。
すると張堯佐から宴の招待状が届き莫研と展昭、公孫策は包拯に同行します。
7話・相思相愛
宴に招待された包拯は「誰にでも間違いはある、同じ役人のよしみで困りごとがあれば頼ってくれ」と張堯佐に言われます。
実は困りごとがあるが迷惑はかけられないと告げると「遠慮するな、解決する」と言われたので罠にかかったなと内心思います。
黄河沿岸の洪水で大勢が被災し陛下より義金を募るよう命を受けたが開封府中から俸禄を集めても額が足らないのだと訴えます。三司使なら大変な財力をお持ちなので民のためにお力添えいただけるなら5千両ほど寄付をいただきたいと告げます。
張堯佐を手本としておられる御臨席の皆様からも寄付していただきたいと訴え署名させます。身の潔白を知らしめるために宴を開いた張堯佐は悔しさを押し殺します。
張風は無罪放免になったのだから招待なんかせず余計なことをするからだと告げ、展昭と莫研が書斎をあさっていたので義父ではもうだめだと思います。
莫研は開封府に戻ると李栩が蕭辰の前で跪いていたので一緒に跪くと明朝帰ると言われます。なんで役人に近付いたらダメなのか聞くと師父は役所に殺されたし心が乱れた者に分別などつかぬと言われます。
開封府の人たちと離れたくないと訴えると展昭とだろうと指摘され役人との情愛に溺れることも家訓に背く行為だと言われます。莫研は役所を誤解していると反抗し出て行くと白盈玉が元気なかったので声をかけます。
元気付けるが逆に心配事でもあるのかと聞かれたので蜀中に帰るから自分なんか展昭は忘れちゃうだろうと告げます。すると思い出に残るような品を贈ったらどうかとアドバイスを受けます。
白盈玉は人を殺める方法を教えてほしいと蕭辰にお願いします。莫研は人形を作っていると寧晋王にちょっかいを出され奪われ更にひと悶着している時に銭袋を盗まれ運がない日だと思います。
展昭から自分への贈り物はいらないと言われ、思わず「忘れられたら嫌だ」と口走ってしまうと匂い袋をくれと要求されたので渡します。
中節秋で賑わうなか展昭に美しい眺めを案内された莫研は自分が去ったら寂しいと言ってくれたので手をつなぎます。人形を手に失恋して酒を飲む寧晋王は池に落としてしまい慌てて皆に探せと命じます。
8話・天罰
白盈玉に甕に水を満タンにするよう指示していた蕭辰は隠れていないで出て来いと訴えると刺客が姿を現します。
6人を瞬殺すると「これが殺しのやり方だ」と白盈玉に短剣を渡します。展昭と莫研は刺客に襲われるが返り討ちして開封府に戻ると蕭辰に始末された者が並んでいました。
展昭は衣に暗花の刺繍があるのに気付くと莫研は青衣にも同じ刺繍がしてあったと言います。すると張堯佐が死亡したと報告が入り包拯が城内を封鎖したことで莫研は蜀中に帰らなくてすみます。
展昭は張堯佐の検視をしにいくが丸焦げとなっていたので気を失わないように莫研に背を向かせます。そして現場検証し見たままを伝えるが莫研が振り返ってしまったために失神しそうな彼女を支え連れ出します。
白盈玉は父の墓を建て仇は討ったからと後追いをはかるがまたも蕭辰に助けられます。
展昭から遺体に刀傷があり焼け跡は表面のみだと告げられた莫研は書斎で調べ解き明かします。刺客は殺したあと衣を焼いたが酒を大量に飲んでいたため(衣に酒をかけて?)に皮下脂肪が流れ出して燃料となり蝋燭のように脂肪を燃やし尽くしたのだと言います。
脂肪の燃料時は黒煙が出るために天井など至る所に燻燻したような跡があり解けた脂肪は床に流れるが他所に燃え移ることはないので人だけが燃えたのです。
李栩は寧晋王をカモにして賭け事でぼろ儲けしていると部屋を予約してたから変わってくれと言われます。李栩は名簿を除くと張風が常連客のようだと分かり寧晋王は飛鳳楼と関係あるか調べた方がよさそうだと思います。
莫研は謎解きはしたが何で張堯佐が死んだときに天罰だと噂されたのかと不思議に思います。それに護衛が付いていたはずなのに刺客はどうやって侵入したのかと考えていると蕭辰なら可能なので意見を求めに行きます。
すると展昭が「張堯佐を殺しましたね」と追及していたので驚きます。
江湖の英雄豪傑を標的に徒党を組んでいた張堯佐から申し出があった侠客はみんな断っていたが蕭辰のもとに生首が届くようになっていました。これ以上義兄弟たちが死ぬのを見過ごせないし莫研が狙われていたからだと蕭辰は言います。