作品概要/キャスト
北宋第4代皇帝・仁宗の功績を描いた歴史超大作
北宋の皇帝・趙禎(仁宗)は太后が生みの親ではなく生母は李蘭恵だと知る。李家への恩返しから愛娘・徽柔を李家の子孫・李瑋に嫁がせる。朝廷では大臣たちが激しく対立し趙禎はその狭間で公正中立を旨に各派の調整を図りながら治世に努める。徽柔が前代未聞の大事件を起こすと社会規範を犯す大罪だけでは収まらず仁宗の国政を揺るがす一大騒動に発展してしまう。風雲急を告げる天下の行方、そして徽柔が辿った壮絶な運命とは・・・
中国時代劇「孤城閉~仁宗、その愛と大義」全69話あらすじ一覧
全69話で紹介
ネタバレ感想/孤城閉
47話・仕掛けられた罠
宮中で謀反が疑われる騒動があり趙禎を匿う曹丹姝(皇后)は訪ねてきた張茂則を招き入れます。
趙禎は兵士による大規模な謀反とは思えないので坤寧殿の内侍たちに賊の討伐を命じます。皇后は先に偵察に行かせると告げると志願した董秋和たちの髪の毛を切り、抗う者は誅殺せよと命じます。
一歩も出るなと命じていたにも関わらず張妼晗が梁懐吉たちの制止を振り切ってやってきたので仕方なく中に入れます。皇后はもし賊に尾行されていたならどうするんだと梁懐吉を叱責するが趙禎は張妼晗を抱きしめ落ち着かせます。
4人いる賊の3人を誅殺し1人は逃亡、所持品が趙禎の元へ届けられると皇后はその中にあった手紙を見て袁彩綾を呼び、謀反のことは知らなかったとしても侍衛との私通は重罪だと訴えます。すると張妼晗が横やりを入れてきたので、外出禁止の私の命に翔鸞閣は従わなくていいのかと陛下を責めます。
袁彩綾と私通していた侍衛の家に坤寧殿のものがあり届けられるが陛下は謀反の証拠がないのに私物を持ってくるなと叱責し焼き捨てろと命じます。
陛下が荷物の中身を見る前に燃やしたのは何者かが謀反の罪を着せる可能性があるため皇后を守るためだったのではと董秋和に言われます。袁彩綾を庇ったのも皇后に類が及ぶのを防ごうとしたはずと言われ涙を流します。
48話・坤寧殿の窮地
張妼晗の行動には妃としての愛だけでなく忠義が表れていると夏竦をはじめ大臣たちは称賛します。
徽柔は横暴で無礼な張妼晗を愛しているくせに礼を弁えろと口にする趙禎に納得いかず梁懐吉に愚痴をこぼすが皇后は本当に廃されてしまうのではと心配します。
また曹評が婿に選ばれなかったのもそのためかと疑う徽柔は自分は最後まで皇后と一緒にいると決意を固めます。
張妼晗は蘭苕の子を自らの子として育てるから二人目から好きにしろと蘭苕に告げます。
趙禎が弥勒教と刺客騒ぎの関りを疑うなか、崔白の想人が坤寧殿にいると噂が広がり董秋和は坤寧殿に来た時に張妼晗に絵を見られたのだと気付きます。
残る刺客を捕らえずに始末した楊懐敏は降格で済み当時当直だったにも関わらず罪が軽いと董秋和に訴えられるが皇后はあっさりと受け入れ宮中を出る準備をするよう告げます。
宮中での取り調べを陛下に提案したのは夏竦であるため楊懐敏に審問の切り抜け方を教えて刑罰に済むようにしたはずと母・苗心禾が話しているのを徽柔は耳にします。
49話・臣下の前に妻
董秋和は皇后に迷惑かけないために趙禎に謁見し崔白と想い合っていることを告げます。崔白を巻き込みたくないし皇后とも離れたくないからこのまま残って生涯皇后を守り仕えたいのだと願います。
そして刺客騒動の日、皇后は自分を犠牲にしても陛下を守ろうとしたのは臣下だと思っているからだと告げます。それなのに命に背いた張妼晗を陛下は責めるどころか慰めた、皇后の悲しみや辛さはどんなものだったか知ってほしいと訴えます。
張茂則は廃された郭皇后の末路が生き埋めだったことで手段を選ばず皇后を守り抜こうとしており忠告を受けても罰を下すつもりなら甘んじて受けると董秋和に言います。
趙禎は皇后に酒を持ってこさせるがすぐに過ちを認め罰してくれと言うので怒ります。皇后を廃してくれとまで言い出したので臣下である前に妻なんだと言い聞かせます。
文彦博は賊を壊滅させ賞罰を明確にし邪教を取り締まり青田を買い農繫期を逃さないようにしました。趙禎は称賛すると明鎬が討てなかった原因は夏竦に妨害を受けたからだと言われます。
楊懐敏の刑も甘いし皇后を陥れようとした夏竦を追及するべきと長々と言われ議論を変えるが蘇舜欽を都に戻すべきという訴えに関しては再起させるのもいいと思います。
50話・うまくいかないのが人生
趙禎は曹評が徽柔に贈った詩を聞いて怒り皇后のもとに向かいます。うわさが広がれば徽柔の名節が汚れるので数日後に婚約を公表すると訴えるが胸が苦しくなり皇后はゆっくり座らせ落ち着かせます。
張茂則は玉蘭が塩の密売に関り楊懐敏の所有する都の屋敷も玉蘭が金銭のやり取りをしていた仲買人と関係がある事を知り、嘘を混ぜつつ情報を漏らし諫官や御史の耳に入れます。
大臣たちは夏竦と楊懐敏と結託し融通し合っている、楊懐敏は免職となったが夏竦は今も高位にあり民も我々らも憤っているので罷免するべきと訴えます。
張茂則は交易が厳しく禁じられ密売したとしても目を盗んで運べる量はわずかなのに都まで大量に運べるというのは背後にいる役人が高官だからと言い夏竦が怪しいと趙禎に告げます。
趙禎は楊懐敏を左遷し夏竦も都を出すが奏状で罪を認め病にかかっていることで都に残すことにします。
蘭苕は張妼晗の娘・瑶瑶の死に関わった女官を張茂則が見つけて宮中に連れ戻したと知り、碧桃を見つけて罪を着せ口封じしようとしたがそこにやってきた張茂則に止められてしまいます。