作品情報・キャスト
2015年に実際にロンドンで起きた英国犯罪史上最大の強盗事件を基に映画化。
大物マフィアから宝石強盗の計画を持ちかけられた実名不明のプロの犯罪者XXXは腕の確かなベテラン犯罪者達を集める。
ネタバレあらすじ
ハットンガーデン・ジョブ
金満生活している銀行家から金塊を盗み出した窃盗のプロXXXだったが相棒のジャックがあっさり捕まり口を割った事でフランク刑事に逮捕されます。
しかし、刑務所で知り合ったハンガリーのマファアであるゾルダンはボスの命令で下請けを探しており、一攫千金の話がXXXに舞い込みました。
3年後、出所したXXXはハンガリーマフィアのボスでもありヨーロッパで最強の女エルゼベートに会いに行きます。
「ハットンガーデン(ロンドンの宝飾業の中心地)の金庫から宝石を盗み出せ」
XXXは昔流の仕事だからベテランを集めたいと思い前に手を組んだ事がある60代のダニーに話を持ちかけます。
ダニーは適任者がいると言い盗みを得意とするブライアンを連れて来ます。
話を聞いたブライアンは見張り役もかねてドライバーが必要だと思い慢性肺気腫のくせに40本のタバコを吸うケニーを、そして力仕事には出所したばかりの現金強盗犯テリーを推薦しました。
XXX以外は皆60代となります。
しかしダニーが動き出した事で、街の出来事を知り尽くすマーカスは「ハンガリー人が宝石街の金庫を狙うらしい」とフランクに知らせます。
フランクはXXXを逮捕した翌年に退職しているので現在は刑事ではありません、
フランクはマーカスから「金庫に思い出があるので取り戻してくれ」と頼まれます。
警報装置や何重ものドアを解除するコードをXXXはエルゼベートから教わっておりハットンガーデンの貸金庫は地下にある事を伝えます。
貸金庫の利用者の身元を保護するため地下には防犯カメラはなく唯一の出入り口には防犯ゲートがあります。
また金庫室のドアは核爆発にも耐えそうなほど分厚いものでした。これはすべてエルゼベートから得た情報です。
10分の1でも手に入れたら史上最大の金庫破りになると予想され60代のおっさん達はやる気を見せます。
営業時間や職員のシフト、ハットンガーデンの防犯カメラなどをテリーが調査し、ダニーは足がつかないよう闇市場で武器を調達し、ケニーは警備会社の白いバンを用意します。
そしてXXXとブライアンは侵入の仕方を確かめるために警備の人に扮して街にある防犯カメラや警報装置を確認し決行日をイースターの時期に決めます。
ハンガリーのマファアは約束を守るが他人にも約束を守らせます。
鍵と暗証番号は無料ではないため1400万ポンド相当の宝石が必要になります。つまり強盗に失敗したらXXXの命はないのです。
やるしかないと思うXXXだがいきなり元警官のフランクがやってきて「俺の雇い主は変わった。よそ者が何か企んでいたらすぐ分かる、、175番の金庫を盗み出せ」と言われます。
フランクは策略家でありXXXは状況が複雑になったと頭を悩ませるがダニーからブライアンが倒れたと聞いて家を訪ねます。
ブライアンは予定通り行くと言ったが息子が父親を休ませたがっている事に気付きます。
決行日、ハリー達はブライアンを迎えに行くが予想通り門前払いをくらい仕方なくメンバーから外そうとダニーは言いました。
XXXは街の防犯カメラを黒いスプレーで噴射し警備員になりすまして待機しているとハリー、テリー、ダニーが乗った白いバンが見え門を開けるがそこへ息子が寝てる間に脱走したブライアンがやってきました。
防犯装置をすべて解除しシャッターをこじ開け一気に金庫の部屋の前までやってきます。
ダニーが手に入れた武器で分厚い壁に穴を開けて行きます。途中テリーがトイレに行きたいと言うので案内したXXXは無線アラームに気付くが密かにフランクに電話をかけると「心配ない」と言われます。
結末
一気に穴を掘り続け3つの穴が貫通します。あとは金属の障害物を油圧ハンマーで押しのけるだが装置のケーブルが壊れ、更にブライアンが倒れた事でXXXは残念だが人命が優先だと撤退します。
しかし、アジトに戻るとフランクから「24時間以内に175番の金庫を盗まないと皆刑務所行きだ」と60代のメンバーの写真付きでメールがありXXXは苛立ちます。
今から行っても遅いと思うが偵察しに戻ってきたケニーが「問題ない。廃墟みたいだった」と言ったため再び出向き300個ね金庫の中身を奪い史上最大の強盗をやり遂げます。
XXXは足を洗う事に決めジャックに宝石をお土産であげるが裏切る事は予想済みであり、ジャックから報告を受けたフランクがやってきて「175番の金庫だけでなく分け前を寄越せ」と銃を向けてきました。
しかしフランクが裏切る事も予想していたXXXはその場にエルゼベートも呼んでいました。
ハンガリーマフィアは約束を守るのでXXXは約束していた物を渡しエルゼベートに恐れたフランクは銃を取り上げられます。
XXXは銃口を向け「万が一の場合だが俺の名前は内緒だ」と約束し175番の金庫を渡し帰らせました。
フランクは約束通り175番の金庫の中身をマーカスに渡しました。
普通は目立たないように生活するのが当たり前だが60代のメンバーは派手な生活をし、更におバカな事にケニーが偵察に行ったとき白いバンではなく自家用車で行ってしまったため6週間後にあっさり逮捕されてしまいました。
懲役6年の判決を下された60代メンバーだがXXXだけは名前を名乗らなかったので永遠に捕まる事はありませんでした。
感想
コメディっぽい映画なのでどこまでが本当か分からないですね。
ハンガリー人マフィアの存在は本当にあったのでしょうか?
XXXの名前を聞かないのは60歳だとしてもありえない(笑)また出所したXXXが最初に声をかけたのはダニーでしたが彼との繋がりはどのような関係だったのか。
もうちょっと関係性を詳しく知りたかったですね。
そしてマーカスは何者なのか?ハンガリーマフィアのボスとは何か関係がありそうでしたよね。
XXXは人間的にそんな悪そうには見えなかったです。60歳メンバーもみんな面白いキャラしてました。