中国ドラマ「鶴唳華亭」作品情報
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
37話・墓穴
張陸正と陸文昔は捕らえた孫氏を追及すると斉王妃に頼まれたと証言を得ます。
殿帥から報告を受けた皇帝は背後に誰がいるのかは明白だと言い出て行こうとすると「皇太子が私と大郎を陥れたせいだ」と趙貴妃にしがみ掴まれます。
まだ何も言っていないために墓穴を掘ったなと言い放ち振り払って出て行きます。しかし張陸正を呼び寄せお悔やみの言葉を告げるが陸英の件を持ち出して脅し無実の陸文昔に罪を着せて終わらせるよう命じます。
長州刺史・李明安から敵に包囲されているのに武徳侯・顧思林が戦馬不足を理由に援軍を派遣しないと軍報が届きます。
供述書に無理やりサインさせられた陸文昔はその場で殺されそうになるがちょうど薬を届きに来た張紹筠のおかげで駆けつけた皇太子が間に合います。
皇太子は陸文昔を介抱すると「娘と同様、婿と息子も利用すればいい」と張陸正に言い放ちます。
38話・監国として
皇太子は陸文昔を同席させて皇帝と碁を打ち、貴妃が見ている前で「皇太子妃の不慮の死に関して貴妃を宗正寺へ送り大宗正に審理を付託する件ご裁可願います」と告げます。
すると陸文昔を極刑に処すよう命じられたので拝命を拒み監国として認めるわけにはいかないと告げます。
すでに孫氏の身柄の引き取りと事件の調査をするため三司(訴訟の刑部、監査の御史台、再審査を司る大理寺)の官吏たちを張紹筠の訴えと杜蘅の協力で動かしていました。
印を押せば朝廷で裁くことになると詰めると皇帝は理と法にかなっているために逃れられず貴妃を宗正寺へ送る許可を出します。
李明安は戦闘を命じる聖旨を楊盛に突き付けるが戦場では情勢に従うのみだと言われます。天長衛の疲弊を待っているのだと察し例え久野の境遇に思い至らずとも皇太子の立場を考えろと顧逢恩に告げ去ります。
大宗正に呼ばれ皇太子は向かうと趙王だけでなく斉王までいたので何でお前がいるんだと訴えます。皇太子妃の逝去は皇族にとって一大事だから呼ぶべきだろうと陛下に言われると陸文昔と孫氏もやってきます。
大宗正を罷免し兼務代行を務める皇帝は孫氏を問い詰めると陸文昔に脅されたと証言したために処刑を命じます。
39話・あまりに不公平
皇太子は無辜の陸文昔を処刑するよう迫られると、観念した陸文昔は涙を浮かべ無実の者が不当に死んだら濡れ衣を晴らしてくださいますねと訴えます。
皇太子は命に逆らうと鞭打ち刑をくらい謹慎するよう命じられます。
皇帝は宗正寺を出ようとすると集まっていた文官たちから断罪され出京しはたずの斉王が何でいるのかと訴えられます。貴妃の嫌疑についても問いかけられるが解決済みだから諸公らに問う資格はないと言い放ち去ります。
皇帝は貴妃を皇后に封じる冊書を起草するよう許昌平に命じます。
陸文昔は鞭打ちで負傷した皇太子の看病をつきっきりで行うが聖旨により連行されてしまいます。連行される途中、何が真実が分かっているはずだと殿帥に訴えると逃がされます。
趙氏は一族に重臣はいないし兵権もないことを受け止め皇后への冊封式を行います。
40話・天命
長州にいる顧逢恩は敵の食糧保管所に火を放つが敵の狙いが長州ではなく北の本営だと気付き急いで知らせに向かうと敵に囲まれてしまいます。
敵は本営に攻め込んだが武徳侯・顧思林は罠を見抜き主力を打ち破っていました。李明安から楊盛も命があるまで我慢して動かず見事に敵を挟み撃ちしたと言われると剛直で無礼を働いたので代わりにわびます。
しかし楊盛によって顧逢恩は指示に背き軍営を離れた罪で拘束されていました。
陸文昔は気力をなくす皇太子に付き添うと殿帥がやってきて今は耐える時だと言います。しかし、皇太子は「耐えるのは国のためではなく私の女だからだ、誰にも傷付けさせない」と告げます。
皇太子は2人で過ごしていると陸文昔を差し出さねば禁足は解かぬと陛下の命が届くが手と手をロープで繋いでいるので解けないのだと告げます。