韓国ドラマ/模範刑事
ソン・ヒョンジュ&チャン・スンジョ共演の韓国刑事ドラマ
5年前、女子大生と刑事を殺害した犯人を集められた証拠を元に疑うことなく逮捕したベテラン刑事ドチョン。
チームに入ってきたエリート刑事ジヒョクとタッグを組むドチャンだが、死刑執行の時間が迫るなか新たな証拠が見つかる。
目を背けようとするドチャンだったが、冷徹で生意気なジヒョクとの出会いが己と向き合い真実を追い求めていくことになる
ネタバレ私感/模範刑事
11話/抗う
1班長ナム・グッキョンは誰もいないことを確認すると2班チーム長ボンシクのパソコンからデチョルが映る宅配センターの動画を発見し署長に報告します。
2班は情報を隠していたのかと口にする署長だが当時、防犯カメラの映像を見せられデチョルは犯人ではないとチャン刑事に告げられていました。似たやつじゃないのかと訴えるが本人で間違いないと言われ検事に話してみるからとUSBを受け取りました。
署長はなんでこの動画が2班の手に渡ったのかと動揺し弁護士が映像を持っていることを検事に伝えます。
デチョルに娘の発作の動画を見せた囚人を突き止めたドチャンとジヒョクは「もうウネには手を出さない」と約束したパク・ホンドゥの映像をデチョルに見せるよう命じます。
再審初日、ドチャンはウネを連れて傍聴席に座ります。被害者ジソンと同じアトリエで行動を共にしていた女性は証人席につくとデチョルはウネが描いた絵を持参し美大に行かせたいと相談してきたと告げます。
新聞に連載された警察の報告書には「ノースリーブの姿に興奮してストーカー行為を行い、侵入して襲おうとしたが失敗したために殺して遺棄した」と書かれているが彼女は火傷の跡を気にして見せなかったのでノースリーブを着ることはないと断言します。
弁護士ソ・ジェソプはデチョルが犯行時刻に働いていた事を映像で証明し、更にジョンテがホテルにいた事を示す動画は捏造されたものだと言います。
ジヒョクは5年前にジョンテが飲酒運転で連行されていた事を知り当時の刑事に連絡して現場で会います。事件当時に現場近くにいた事が分かるがUターンをしようとしていた事を知り何で現場に戻ろうとしたのかと思います。
ナム班長は5年ぶりにジョンテを訪ねるが何でミスしたんだと責められ謝罪します。
ドチャンとジヒョクは殉職したチャン・ジンスの妻ユソンを訪ね、代理人を通して競売にかけたのかと腕時計を見せます。
この腕時計は殺人事件の容疑者の物だと教え、5年前に紛失したものが何でユソンの手に渡っているんだと責めるとナム班長から貰った物だと白状します。
ジヒョクはこの腕時計は父親の遺品で伯父が保管しジョンテが盗んだものだとドチャン達に話します。
12話/圧力
昇進したいドチャンは、例え辞めてもかっこ悪い刑事にはなりたくないのだと決意を語るが「お前は飛ばされたぞ」と2班チーム長ボンシクに言われます。
ソギョンは新しい証拠があると連絡をもらい収監中のギテに会いに行くとジョンテが真犯人なのかと聞かれます。証拠はどこだと訴えると、そのうち分かる、ジョンソクに褒められるはずだと意味深なことを言われます。
このアホたちは何だと妹ウニから連絡を受けたドチャンは帰宅すると2班メンバーが勢揃いしていました。
ソギョンは本社に戻りメールを確認すると5年前、署長はデチョルが無実だと分かっていたが検事の指示で証拠を隠した事を知り驚きます。
当時、捜査課長だったサンボムと事件の担当検事で再審を担当するチョン・サンイルとの会話であり決定的な証拠だと思います。正直にギテからの情報だと伝えるとジョンソクから記事を書けと言われ徹夜で仕上げるが・・・
ドチャンたちはデチョルが配達のために使用していた軽トラに被害者ジソンの髪の毛が発見されたと知るが助手席に娘ウネが乗っていた証言を得ます。助手席で絵を描いていたウネは確かに何者かがトランクを開けていたことを思い出すが顔までは思い出せず、父親を殺した犯人を見たはずだと幼いころに追及を受けていたジヒョクは自分と重ね胸を痛めます。
ソギョンは自分の記事が載らなかったのでどうゆう事だとジョンソクを責めると編集会議で決まったと言われます。最初から出す気がなかったのだと指摘し無力な弱者のために書くのではなかったのかと言い放ちます。
「警察と検察がグルで圧力をかけてくるのは予想できる、デチョル側だった人はこの世の底に落ちるだろう」
証言を約束していたユソンは姿を現さず、彼女から電話を受けたドチャンは娘を危険な目に遭わせられないと謝罪されます。
体には気を付けてくださいと告げ電話を切ると、圧力がかかったの察し怒りで震えます。
弁護士は事件現場の近くでジョンテが飲酒運転で捕まったこと、そして現場に落とした時計をナム班長が拾ったことを告げるが証言者が現れなかったので証拠は今のところはないと答えます。
ウネは父親が配達中の軽トラのトランクを開けた者がいると証言するが帽子を深くかぶっていたために顔は思い出せないと言います。5年前のナム班長のインタビュー映像を見せられるがどうしても思い出せず分からないと答えます。
ついに証言台にたつドチャンは殺害されたチャン刑事が仲間で同期であり理性を失い強引にデチョルを追及してしまったと述べます。
13話/審判
証言席につくドチャンは証拠品の凶器を1時間ほど紛失する事故があり捏造された可能性があると告げます。
凶器を紛失した者は自分だと名乗り、自分は非難と処罰で済むかもしれないがデチョルにとっては生死に関わる問題だから証言したと告げると心が弱いですねと検事に罵られます。
すると5年前同じ捜査官だったサンミが現れ自分が紛失したと証言しだします。後輩である自分のミスを隠すために偽りを述べたのだと思うと告げると車のトランクにあったのを失念したので紛失の可能性はないと言います。
検事は後輩のミスを自分のミスにするほど優しいドチャンは自分が捕まえた被告の娘が惨めな生活をしていたので自分を責めたのでしょうと訴えます。
黙っていたドチャンは凶器は署長が見つけたのに何で嘘をつくんだとサンミに訴えると先輩の勘違いだと言われます。
偶発的殺人は最高刑にならないと検事に唆されていたデチョルはジソンを殺していないがチャン刑事を殺したと述べます。何もしていないのに犯人だと決めつけられて偶発的に殺してしまったのだと言い傍聴席にいたジヒョクは驚いて立ち上がります。
デチョルは5年前にも言っていたがそんなのは通じないと言ったでしょうと検事に言われ騙されたことに気付きます。
デチョルの死刑を予定通り執行するとニュースが流れドチャンたちは面会に行くと勝てる裁判だったのに申し訳ないと謝罪されます。一人でも信じてくれる人がいてよかった、娘を頼むとデチョルは涙を流します。
ドチャンは涙を流すウネと共にデチョルの背中を見送ります。
ジョンテはもう売るなよとナム班長に時計を渡し「ジソンを殺した者は分かるがチャン刑事を殺したのは誰だろうな」と含みある言い方をします。
5年間、恋人がいるから誤解されたくないとソジンに言われたジョンテは雨の中、彼女を下します。気になるので引き返し傘を渡すが、それすらも拒まれたのでカッとして殺し橋から投げ捨てたのです。
ジョンテはジヒョクが目障りなら殺せばいいと告げると人を簡単に殺す奴はいないし後が面倒なのはよくご存じでしょうとソンデに言われます。
法務長官ジョンリョルはデチョルの再審裁判記録に目を通しジョンテが真犯人の可能性が高いから一線を引けとジョンソクに告げます。
一部が無罪となり釈放されたギテから裁判で何で音声の話が出なかったのかと聞かれ、ソギョンは検察と警察の弱点を突くのは危険だと告げます。しかしジョンソクにも聞かせたのかと聞かれ言葉に詰まるとギテはそうゆうことかと言われます。
接近禁止命令で息子に近付けないウニは兄ドチャンも元気がないのでサウナにいるウナを迎えに行き連れて帰ります。