韓国映画「THE WITCH/魔女増殖」作品情報
「THE WITCH/魔女」で強烈なインパクトを遺したキム・ダミ同様にオーディションによって発掘された新星シン・シアもスピーディーな迫力満点のバトルシーンを魅せる!
あらすじは?
済州島にある研究所アークが謎の集団に襲われる。
ひとり生き残った血まみれの少女は遺伝子操作で超人的な暗殺者を養成する魔女プロジェクトの実験体。
初めて研究所の外に出た少女は牧場主の女性ギョンヒとその弟デギルのもとに身を寄せ人間らしい生活へ。
だが魔女プロジェクトの創始者は少女を抹殺すべく、チョ・ヒョンら工作員のチームを送り込み、さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元犯罪組織も現われ・・・
前作はキム・ダミ主演・「THE WITCH/魔女」のネタバレはこちら
キャストは? シン・シア主演
魔女(シン・シア)悲しき宿命を背負った少女
ギョンヒ(パク・ウンビン)少女を守る牧場主
チョ・ヒョン(ソ・ウンス)組織工作員
デキル(ソン・ユビン)少女の友達、ギョンヒの弟
ヨンドゥ(チン・グ)少女を狙うやくざ
チャン(イ・ジョンソク)少女を追う研究所責任者
ペク(チョ・ミンス)魔女プロジェクト創始者
ジャユン(キム・ダミ)前作主演、姿を消した魔女
脚本・監督(パク・フンジョン)
ネタバレ感想
秘密研究所が襲撃される
サヌォル・ファッションの社員36人が乗車するバスにいきなり毒ガスが充満し魔女プロジェクト(遺伝子操作による超人的なアサシンを養成)の秘密研究所アークに運ばれます。
世間にバスが崖の上から転落した事故として偽りが流れるなか、創始者ペクは目を覚ます女性に「あなたには被害を加えないから大丈夫」と頭を撫でます。
「お腹に子がいるのは知っている。多くの兄弟姉妹ができます」
数年後、秘密研究所アークが⼟偶(超能⼒者集団)に襲撃されて壊滅状態となります。その中で生き残った少女は血まみれの状態で済州島からの海を眺めます。
ペクはアーク責任者を引き継いだチャンを呼び出すと予想通り上海ラボを襲撃した⼟偶の仕業だと知ります。
「誰が⼟偶を解放したのか、狙いは何なのか気になりませんか?」
生き残って消えた少女
血まみれの少女は雪山を彷徨い道路に飛び出すと通りかかったバンに強引に乗せられます。バンの中には数人のやくざが乗っており牧場主ギョンヒが関係ない人を巻き込むなと訴えていました。
少女は一目見ただけで記憶した車の所有者の住所をつぶやくと何者だと迫られ髪の毛やら服を触られます。放してと訴えたが従ってくれないので蹴飛ばすとドアごと一人の男は外に飛んでいきます。
そのまま車は雪山につっこんで事故り、意識が戻るギョンヒは辺りを見渡すとヤクザが全員転がっていました。
少女が倒れている者に止めを刺そうとしていたので声をかけて止め通報します。そして警察が来るまえに逃走しようと走り出すが少女が気になって引き返し手を取って一緒に逃げます。
元医師の獣医である叔父に助けを求め少女の診察を頼むと、負った傷も尋常じゃないし何か深い事情がありそうだと言われます。
ギョンヒに牧場に案内された少女は、彼女の弟デキルと3人で暮らし始めます。兄弟げんかを始めるギョンヒとデキルだが少女が超人的な食欲だったので目を疑います。
少女は二人と過ごすうちに家族のような友達のような情が芽生えます。
その頃、ペクは組織本社工作員チョ・ヒョンを呼び出し、姉と超人間主義者たちが造りたがっていたクローン完全体のモデルがアークから消えたと告げます。
訪ねてきたジャユン(前作参照)を逃がしたのは意外だったと痛いところをつつかれるが薬物に依存している限り襲ってはこないだろうと告げます。
「少女は野放しにしたらダメな子、必ず始末して」と告げるとこれがバレたら総括も私も終わりだと言われます。アークの子供たちの脳にはチップが埋め込まれているため位置情報が分かる装置を渡します。
超人的な戦闘力
少女を追うチョ・ヒョンはチャンの組織が追ってくるので相棒に蹴散らせと指示します。同じ組織とは気付かなかったと誤魔化すと向かってきたので応戦し返り討ちにします。
お前たちのボスに会いたいと伝えろと要求し、社内の派閥争いには関心がないし少女は自分で探すから妨害するなとチャンに言い放ちます。
ヨンドゥ率いるヤクザが土地を奪うために牧場に押し掛けてきます。察知していたギョンヒはライフルを構えると、うちの者が半殺しにされたのに警察には通報しなかったんだと言われます。
人を拉致しようとして何を言っているのかと発砲がするが撃った時ないために大きく外れ捕まってしまいます。姉ちゃんに何するんだとバットで攻撃するデキルが暴行を受けるとギョンヒは契約書に拇印を押せばすぐに引き下がると言われます。
屋根の上に立っていた少女は二人が暴行されていたので飛び降りると、ヤクザは身を投じたと思い目を伏せるが普通に着地していたので目を疑います。
少女はギョンヒに暴行を加えた奴を蹴っ飛ばすと遥か彼方に飛んでいき、バットで襲撃されるが片手で受け止めて粉々にします。
次々と半殺しにしていくと、少女を止めるギョンヒは手下を連れて病院に行け、二度と来るなとヨンドゥに言い放ちます。
魔女に迫る者たち
ギョンヒはヤクザに怪我を負わされた叔父から、あの少女は引き渡せと言われます。返事をせずに車に乗り込むとチョ・ヒョンがやってきて突然豹変する怪物だとアークの映像を見せられます。
「弟を少女に殺されたくなければ花火大会の時に少女を残し弟を連れて外出しろ」
その頃、事務所を襲撃されたヨンドゥは少女はどこにいるんだと⼟偶から追及されていました。話したら殺されると警戒するが「痛めつけず楽に死ぬか臓器を一つずつ潰され殺されるかどちらかだ」と脅されます。
銃器を準備し山頂で狙いを定めるチョ・ヒョンは時間が来たら撃てと指示する中、ギョンヒはやはり見殺しにできないと思い少女とデキルに裏山から逃げるよう告げます。
山頂にいるチョ・ヒョンはヤクザと⼟偶がやってくるのを目にすると少女が屋上にいると知り撃つよう指示します。
それと同時にヨンドゥは⼟偶に命を狙われているためにライフルを手に出てきたギョンヒを至近距離から撃ちます。
デキルは姉のもとに駆け寄り抱き抱えるなか、チョ・ヒョンたちは⼟偶と衝突します。
チョ・ヒョンはデキルに発砲しようとしたヨンドゥに発砲し邪魔者は消えろと訴えると勝手に指示するなと⼟偶は言い、超能力を使って粉々にした柵を放つとヤクザは一掃されます。組織工作員と⼟偶の戦いとなるなか、かろうじて息があったヨンドゥがデキルに発砲しようとしたのでチョ・ヒョンは盾となって庇うが貫通してしまいデキルは倒れます。
結末/妹よ、久しぶり
花火の音で意識が戻る少女は「頭を吹き飛ばしたのに生きてたのか」と声をかけてきた⼟偶を始末し遺体を引きずりながら家に戻ります。
⼟偶が生き残る中、少女はギョンヒとデキルの姿を目にし倒れてもがいているヨンドゥを踏みつけて⼟偶たちを睨みつけます。
向かってくる⼟偶を簡単に返り討ちにしていくと、最後まで生き残っていた⼟偶の女性はあまりの恐怖で後ずさりします。
車で駆け付けるジャユンは「久しぶりね、元気だった?」と笑顔で妹である少女に声をかけると、「解放しろと言ったのに何で殺そうとしたんだ」と責め⼟偶を始末します。
母さんのお腹の中で一緒だったが生まれるとすぐに別れたんだと告げるとアークから出してくれたのは何故だと少女に聞かれます。
「必要だから、あなたもそうでしょ。意識が母さんと繋がっているはず」
誰かに呼ばれる声を何度も耳にしていた少女は母親の声なのかと察するがギョンヒとデキルを見て心が痛くなります。命を助けたいと告げると「できなくはないが両方は無理だ、どちらにせよ平凡な人間には戻れない」と言われます。
がっかりして座り込む少女の首に薬を打つジャユンは車に乗せて走り去ります。終。
鑑賞感想
パート2をずっと楽しみにしていたからキム・ダミじゃないのかと最初はがっかりした。だけど最後の最後でキム・ダミ演じるジャユンが出てきたし主演のシン・シアの演技も素晴らしかったですね。
やくざのくせにヨンドゥだけはしぶとい奴だなと思ったらジャユンがヨンドゥを見ながら「平凡な人間には戻れない」と言っていたからそうゆう事なんだね。
にしてもエンドロール後に組織工作員は立ち上がりましたね。どうやったら亡くなるのですかwwそしていつの間にか屋根の上で見物していたチャンたちに協力を求めてましたね。
ジャユンが母親のところに向かって終わったけど、チョ・ヒョンやチャンたちも向かうのでしょうね。これまたパート3が待ち遠しくなったよ。
チョ・ヒョンはそこそこイカれているけど一般人には被害を加えない自分のルールでもあるのかね、ギョンヒとデキルを守ろうとしていたよね。
そして⼟偶はアークを襲撃したのは少女を解放させるためだったのに何で狙いだしたのか謎だ、⼟偶たちは組織工作員みたいに誰も立ち上がらなかったから消滅したっぽいですね。