映画「TheWitch/魔女」ネタバレあらすじ/圧巻なキム・ダミの演技力

TheWitch/魔女 作品情報

施設から脱走し記憶を失った少女は酪農家に救われジャユンと名付けられて育てられます。

高校生になったジャユンは両親に手品を禁じられていたが親の手術費用を手に入れるためTVで披露してしまいます。すると何故か襲われるようになるが実は遺伝子操作の実験から生まれた魔女だったので自らの戦闘能力に驚く。

ヒロイン・ジャユンを演じたキム・ダミは数々の映画賞を受賞!
監督は「V.I.P.修羅の獣たち」を手掛けたパク・フンジョン
その他◆ペク(チョ・ミンス)◆ミョンヒ(コ・ミンシ)◆英語を話す怪人(チェ・ウシク)◆英語を話す魔女(ダウン)◆チェ(パク・ヒスン)
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ネタバレあらすじ

 

ジャユンと名付けられた魔女

酪農家の男性は8歳の少女が倒れているのを見付け妻と共に急いで病院に連れて行きました。
命は助かったが自分の名前すら覚えていない記憶喪失だと言われ子供を亡くしていた事もありジャユンと名付け育てました。
高校生になったジャユンは父親が病気であるため農業の仕事を積極的に手伝うが母親のボケも進み、また牛の取引価格が暴落しているため深刻な状態でした。
そんな時、
遺伝学者の教授が全焼した家の中で遺体として発見されたが刺し傷があり警察は他殺として捜査を進めているニュースが流れます。

 

ネットで調べると母親の症状は認知症かパーキンソン病ではないかと疑い治療費が必要だと思います。
飼料代も必要であり悩んでいると賞金総額5億ウォンのテレビのオーディションがあると親友ミョンヒから聞かされジャユンは出演を決めます。
ミョンヒは紹介料欲しさに積極的に協力し「学年トップの成績で歌がうまい」とアピールします。
他に何か出来ないかと審査員に言われたジャユンはマイクを宙に浮かせる手品を披露すると地区予選突破が決まりソウルに行くことになるがテレビを見ていた母親は「世間は自分たちと違う人を放っておかないから心配」と言いました。

 

謎の連中に追われる

ソウルでの生放送出演が決まりジャユンはミョンヒと共に列車に乗り込みます。
向かいに座った英語を話す男(怪人)から「名前を貰ったのか、番号で呼ばれるよりはマシだな魔女さん」と意味深な事を言われます。
怪人がジャユンを叩こうとしたのでミョンヒは「私の父親は警察官だからね」と大声で叫ぶと怪人は「また会おう」と去って行くが車輌間で肩がぶつかった男の首をへし折りドアを開けて放り投げました。

 

ソウルのオーディションで合格しベスト16に入るが度々起こっていた激しい頭痛に襲われトイレに駆け込みます。
病院に行くと「手術をしなければ2.3ヶ月の命、早く実の親を見付けて骨髄移植しないと」と言われます。
会場から出ると怖い顔した連中に「話がある」と囲まれるがミョンヒが機転を利かせてタクシーを拾ってくれたので逃げる事が出来たがジャユンは不安そうに振り返ります。
地元に戻りバスを待っていると目の前に止まった車から怪人が顔出し「親は年だから急に亡くなっても仕方ないな。早く帰れ、幸運を祈る」と言われます。
不安になってタクシーで急いで帰るが両親はミョンヒの父親である警官ギヨンと将棋をして楽しんでいました。しかし怪人が乗る車に尋問していたギヨンは「アメリカから来たと言っていたが照会を掛けても情報がないし怪しげな雰囲気だった」と言いました。
その頃、怪人や魔女たちは遺伝子研究者を殺害し全焼させました。新聞を読んでいたドクター・ペグは満足そうに微笑み「あの娘はわたしの物だから手を引いて」とチェに言います。
チェは制御不可能な怪物だから始末するべきだと訴えます。

 

戦闘能力を発揮

夜中、激しい頭痛で目覚めたジャユンは危険を察知し部屋を飛び出すといきなり銃を突き付けられます。
押し入った物達はソウルで声を掛けてきた連中でチェの部下でした。
「人違いなのにどうして付きまとうのか」
ジャユンは必死で訴えるが泊まりに来ていたミョンヒが殺されそうになると俊敏な早さで銃を奪い男達を全員射殺しました。
我に返ったジャユンは銃を手にしているのに驚き放り投げるが見ていたミョンヒは怖くて後ずさりします。
そこへ拍手しながら怪人が現れました。
「さすがだな、思い出したか、素直に従ってくれれば事を荒立てたりしない」
怪人の連れの者たちはジャユンが始末した男達を掃除します。

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ジャユンは農業の仕事で忙しく勉強していないのに学年トップでした。怪人は本気を出せば全国トップの頭脳なのに不審に思われるから手を抜いているだけ、それは絵でも歌でも演技でもそうだと言いました。
また外国語も一度聞けば自由自在に使いこなせるはずだと言います。
何も思い出せないジャユンは「思い出させてやるから付いてこい」と言われミョンヒに両親を見ていてとお願いし車に乗り込みます。
ジャユンの両親はかつて息子と孫を亡くしてアメリカから帰国し地方に移住した建築家のインテリ夫婦でした。怪人は「調べ尽くしてこの夫婦なら自分を絶対に捨てないと思ったんだろ、完璧だな」と言いました。
行き着いた場所は研究所のようなところでした。

 

本性を現すとき、計画通り

「10年振りね、ずっと探してたのよ」とペグに言われ首の後ろに注射を打たれます。
ジャユンは遺伝子操作された実験で生まれた魔女でした。
同じ階級の子たちよりもジャユンは飛び抜けて優秀でありペグが望む完全体に近い状態でした。しかしあまりに凄まじい能力に恐れた上層部は廃棄を試みたのです。
ジャユンは本社の連中を1人1人始末しながら逃走し調べていた夫婦のもとに隠れて生活していたが激しい頭痛に襲われるようになり自分の体を持たせるため脳の半分の能力も使わずに生活していたのです。
ペグから薬を断てば倍の速さで症状が進行する薬を投与されると激しい頭痛が治まりました。
「毎月薬がないと生きられない。私からの贈り物は気に入った?これからは私に従うのよ」

 

ジャユンはニヤっと笑い「あんたなら解決策を知っていると思ってた」と言うと自分たちに誘導させるために誘き寄せたんだと怪人はすぐに気付きます。
ジャユンは激しい頭痛に襲われるように懸命に調べていたが解決できないのでテレビ出演して誘き寄せたのです。
ジャユンは魔術で監視カメラを破壊し監視役の者を一撃で葬り、バッグミラーで見ているはずのペグは自分の目を見て笑みを浮かべているので怖くなり神経ガスを注入させます。
しかし、部屋にはジャユンはいませんでした。
そして背後にジャユンが・・・。
「頭のいい私があんたを忘れるわけないでしょう。私があんたを長い間探していたんだ」
ジャユンはペグの足に銃弾を撃ち込み薬をどうやって作るのか聞きます。

 

結末「The Witch/魔女」

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チェは「頭をしっかり撃てば人造人間は消える」と教え部隊を率いて襲撃してきます。ペグを引き摺って歩いていたジャユンは怪人に吹っ飛ばされます。
「強くなったな。威勢を張るところは変わってないけど」とジャユンは笑いながら共に育った怪人に言い放ちます。
ジャユンの戦闘能力はすべてが神懸かっており怪人は全く歯が立ちませんでした。
そこにチェが現れ「頭を狙え」と命じてくるペグを煩いと射殺するが「あんたを忘れるところだった」と背後に現れたジャユンに首をへし折られます。
チェの部隊を全滅させて生き残ったのは魔女であるダウンだけでした。ジャユンは「私はジャユンとして生きる」と告げ怪人とダウンを始末しました。

 

全員始末したジャユンは残りの保管されていた薬を持ち帰り「母親に使って」と父親に渡しました。
「お前を凶暴に育てた覚えはない。成長しながら多くの牛を殺害していた」
父親はジャユンの恐ろしい能力に気付いておりとんでもない人を拾ってしまったと後悔し捨てようとしたが「愛情を注いで育てれば大丈夫」と母親に説得されていたのです。
ジャユンは自分の分の薬だけ持ち「必ず戻るから」と告げて出て行こうとすると何かを察した父親は「早く帰れよ」と言いました。
そして窓越しに立つミョンヒに手を振り薬の調合を調べるため旅に出ます。

海沿いにある家で絵を描くペグの妹(ペグとそっくり)の前にジャユンは姿を現します。
「姉から話しは聞いている、よくここが分かったわね」
ジャユンが薬を大量に手にしているのを見たペグ妹は「手を出さないで、お母さんは平気よ」と言いました。
ジャユンの隣にはいつの間にか謎の女性が立っており、ジャユンは「お姉ちゃんに手出したら首が飛ぶわよ」とニヤつきながら言いました。
「第1部 転覆」の文字で映画は終わります。

 

感想

本社の実態はよく分からないというか謎のままだが面白かった。続編がありそうですね。早く昔を思い出してくれと思いながら見ていたんだがまさか演技だったとは・・・。
主役のキム・ダミは1995年生まれなので映画の時は23歳という事になる。ランドセル背負っても違和感がないぐらい童顔、だからこそニヤつきながらの戦いはめっちゃ怖い。
演技もうまいので数々の映画賞を受賞したのも納得。
ペグとチェが対立したのは理解出来るとして、結局魔女もペグにナイフを突き立てていたのは何なのか。
人間としての情が芽生えたが頭痛を何とかせねば生きられないために仕方なく誘寄せたということかな・・・本社の実態が分かればすべて通るのかも知れない。
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