作品概要/キャスト
ジュノ/2PMとイ・セヨン共演・第22代王イ・サンと女官の切ない愛を描く歴史ロマンス
朝鮮王朝21代国王英祖の孫イ・サンは悲劇的な事件で父を失い宮中で孤独に育ち宮女ドギムに想いを寄せる。数年後、成長したドギムは走っていたところ足を踏み外し世孫を巻き込み池に落ちてしまう。反省文を書くよう命じられ書庫を掃除していると中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし無礼な態度で追い返してしまう。怒った世孫は何度も書き直しを命じると次第に距離を縮めていくが勢力争いが激しさを増し命を狙われる
イ・サン(ジュノ)ドギム(イ・セヨン)英祖(イ・ドクファ)ホン・ドンロ(カン・フン)ホン・インハン(チョ・ヒボン)ファワン翁主(ソ・ヒョリム)カン・テホ(オ・デファン)フギョム(クォン・ヒョンビン)など
全17話で紹介
ネタバレ感想/赤い袖先
9話・恐れを知らぬ宮女
世孫サンは暎嬪の弔問に行った時に一緒だった者は自分だとドギムに思い出させ抱きしめます。
すると慌てた彼女から庭に並べられた凧は何かと聞かれ戦で使われる合図凧だと教えます。話をはぐらかすので、あの日からドギムが恋しく頭から離れなかったんだと訴えるが偶然の出会いに意味を見出す必要があるのかと突き放されてしまいます。
英祖に呼ばれたサンは謁見するが王様の認知症は進んでおり自分を呼んだことを忘れていました。王妃が陵幸(歴代王の御陵に王が参ること)の件でお呼びになったようだと告げていたのでサンは代行すると告げます。
王様に尊号が贈られ集慶堂で祝宴を開くがどうするのかと聞かれ、王様が尊号を返上されたゆえ宴の準備のみなのでお任せすると告げます。
王妃が下見に行くと言い出て行くと、王様は守御庁の兵を動かせる虎符を念のために持って行けとサンに渡します。
王妃は大妃に、恵嬪は息子が王になれるからと喜び誰も心から父上を心配してないだろうとファワン翁主は涙を流します。慰める提調尚宮だが王の寵愛を失う翁主など用なしだから切り捨てる時だと思います。
左議政が罷免されたと報告を受け驚くがサンが陵幸へ発つと知り、尚宮から見習い宮女まですべて守ってやるから心配ないと皆に告げます。
ドギムたちはサンより先に行宮に向かい整備を整えるが、ドギムは世孫の布団を敷いてそのまま眠くなってしまいます。
サンはここ20年で100人の娘たちが行方知れずだと知り何で王宮にまで知らせが届かないのだと苛立ちます。するとドンロから軍政と刑政は権限外なので政敵に非難の口実を与えてはならないと進言されます。
見過ごす君主なら即位する資格もないだろうと言い放ち苛立つが部屋に入るとドギムが寝ていたのでそっと横に座り寝顔を見つめ癒されます。
ぐっすりと寝込んでしまったドギムはとんでもない事をしてしまったと慌てて出て行きます。ドギムは食材が足りないからと出て行くソ尚宮に同行すると噂には聞いていた宮女の秘密組織・広寒宮の長は提調尚宮だと知らされます。
翊衛司で使っている薬包が川にたくさん浮かんでいるのを目にしたソ尚宮は提調尚宮とウォレの不審な様子を思い出し謀反だと察知します。
今から戻っても遅いと困惑するドギムは子供たちが使っていた凧を譲ってもらい揚げるとサンとドンロは気付き「敵が現れたから交戦せよ」と受けとめます。
薬包と銃が消えている事を確認するサンはドンロに虎符を渡して託しカン・テホ達と敵に備えます。
サンは罠を仕掛けて刺客を包囲し蹴散らすと守御庁の兵を集結したドンロもやってきて難を切り抜けます。
凧を見ていなかったらと心配するドギムは必死に走って戻ると、死ぬ覚悟を決めていたサンはもう一度ドギムに会いたいと思っていたので、2人は互いの無事を知って安堵し抱き合います。
10話・無事を願う心
ドギムは合図凧を見ていなかったら世孫様が危ないと心配になり走り続けると行宮で無事だったサンと再会します。
安堵したドギムはサンの胸に抱かれたまま意識を失います。宮女に構っている暇はない、黒幕を突き止めねばとドンロに訴えられたサンは合図凧がなければ危なかったと告げます。
しかし世孫を守るために命を落とした者もいるんだと訴えられ、その場に駆け付けてソ尚宮に彼女を託します。
世孫が兵を率いて戻ってきていると報告を受けた提調尚宮は謀反に失敗したのだと察知し罷免された元左議政のホンに会いに行きます。
世孫の暗殺を失敗したと知るホンは共倒れになってしまうと慌て、認知症の王様に謁見し世孫が謀反人が現れたからと兵を率いているが帝王の姿を万民に見せつけたかったのでしょうと告げ不安にさせます。
恵嬪は行宮で襲われたにも関わらず英祖に疑いを掛けられサンが離宮を命じられてしまったので王妃に助けたいと相談します。
王妃は大殿の隣に移したのは守るためかもしれないし、とにかく按覈使が戻ればはっきりすると言います。
サンから想いを告げられそうになったドギムは自分の望みは世孫様が王になること、それまでは雑念はお捨てくださいと告げます。
己の余命を悟った王様は謝罪の言葉を口にした後、自分に対しての不満は忘れてくれと提調尚宮に告げます。長年、口に出せなかった提調尚宮は何ゆえ私ではなく暎嬪を選んだのかと聞くと心優しくそばにいると穏やかになれたからだと言われます。
自分といても安らげなかったのかと涙を流すが長年の疑問が解けたと告げ出て行きます。
下賜されたされた北村の屋敷はファワン翁主に献上するが王宮を出ることになるので心の準備をするようフギョムに伝言を託します。
すると王宮を出たくないから世孫を排除する策を考えてくれとファワンに頼まれ淑儀が協力すると告げます。
ドギムは宮女の秘密組織・広寒宮の連判状からソ尚宮の名を消すためにソ尚宮と共に夜中に侵入します。友人女官のボギョン、ギョンヒ、ヨンヒの三人は見張りをしていたが提調尚宮がやってきたので挨拶に伺ったがもう遅い時間だからと失礼します。
ドギムとソ尚宮は広寒宮への秘密の通路を発見するが拷問を受けたパク尚宮を発見し急いで連れ出します。
11話・忘れた約束
ファワンと淑儀の悪計により先王の毒殺に使われた柿と蟹が運ばれてきたので王妃たちは驚きます。最も恐れる食材を目にした英祖は激怒し火箸を恵嬪に向かって振り上げ、それを目にしたサンは素手で掴んで大火傷を負います。
サンは母上を守ってほしいと王妃に頼み、しばらく私邸で暮らすよう母に勧めます。
王妃はファワンに歩み寄り世孫に借りを作ったようだなと告げます。もし恵嬪が打たれてたら次は翁主と淑儀の番だったと言い放ちます。
パク尚宮は元気かと提調尚宮に声をかけられたドギムは黙り込むと「お前は必要だと思っていたがもう用なしだ」と去っていきます。
世孫が火傷を負ったと知り急いで薬を届けに行くと入れなかったのでドンロに渡してくれと頼むが、ドンロは即位間近の大事な時に邪魔だと思い渡しませんでした。
便殿にいるサンは「許してほしければ母親がやったと白状しろ」と王様に言われ、父親みたいに母親も消したいのかと言い放ちます。
母親の仕業ではないと訴えると誰の仕業なのかと問い詰められ「大切なご息女や側室の名前を聞きたいですか」と告げます。
宴の責任者は自分なので罰してくださいと告げると既に代理聴政を命じたのだから王になるか死ぬか、東宮に戻れと命じられます。
世孫を心配するドギムは「王様は世孫を守り必ず王にすると約束した。認知症で忘れているのなら玉璽を押した文書があるから思い出させればいい」パク尚宮に言われます。
思悼世子が命に変えて約束した文書だと知りドギムは恵嬪を訪ね文書をお捜しくださいと右肩の刺青「明」を見せます。
パク尚宮の衣を差し出すと世子様の保姆尚宮だったことを恵嬪は思い出し、何も知らずに世子を恨んでいたので涙を流します。
ドギムは防寒用の帽子、指輪、そして自分の肩にある文字の3つが文書の手掛かりだと教えます。
サンは王様に謁見し譲渡を迫るべきとドンロに進言されたころ、提調尚宮は同徳会の存在をウォレから聞かされます。
サンは、いかなる逆心も心に抱くなとドンロに訴えるとすべては世孫様のため、自分は謀反人にされても構わないと言われます。
「同意できない理由がなぜ分からぬ、心から愛する私の祖父なんだ。全力で守り抜く」
ドギムは兄の助言により肩にある字を二つに分けて考え文書の在処を割り出します。
臣下たちが集まる場で英祖から罪を問われるサンは今まで同様に自分を信じお守りくださいと告げます。
世継ぎである私を陥れようとしている者がいるのだと訴えると同徳会の名簿を投げつけられます。王様を引きづりおろすための秘密組織だと元左議政は訴えるとフギョムは笑みを浮かべます。
そのころ、ドギムは王妃様を訪ね世継ぎを失えば国は大混乱になる、混乱の回避と東宮を守る事が国母たる王妃様の義務だと告げます。