作品情報キャスト
再生回数20億回を突破した傑作ロマンスアクション時代劇。
巫術で人心を操る拝月教を一掃するため聴雪楼の主・蕭逝水の呼びかけに三大飛仙(雪谷・白帝・舒血薇)が立ち上がるが決着はつかず戦いは激しさを増しながら中原へと広がりつつあった。拝月教教主・華蓮の一撃を交わすことができず命を落とした舒血薇のまだ幼い娘・舒靖容は沈沙谷の白帝に弟子入りして青冥と名付けられる。父親の形見である血薇剣を手に復讐を誓いながら2人の兄弟子と共に成長し美しき女剣士となった。一方、雪谷の弟子で江潮の頂点に立つ聴雪楼の楼主・蕭憶情は生まれつき毒に侵され短命だと言われているなか両親を奪った拝月教とは因縁があった。そんな2人の愛と復讐の物語。
ネタバレあらすじ/聴雪楼
第41話
蕭憶情は左護法(孤光)の手引きを受け薬剤を届けるフリをして月宮に入ります。
しかし神を祭る儀式で明河のそばにいたはずの迦若が戻って来ていて雪紋と冰凌を広間に召し評議中だと報告を受けます。
迦若が何か察知したかも知れないから逃げろと孤光に勧められるが蕭憶情は遠くから人目でもいいから会うと告げると雪紋は自分が流した水灯を渡されており「おそらく母親想いの聴雪楼の楼主が拝月教の縄張りに潜入しているようだ」と迦若が口にしていました。
「どうやら私を生かして息子の攻撃を防いでいるようね、無垢な信徒をも欺き悪行を働くお前達のことを聴雪楼は許さぬ」
雪紋が自害をはかったので蕭憶情は迦若に向かっていき孤光は後頭部を打ち付けて出血した雪紋の治療をして救います。
雪紋は気を失っているだけだと知らされた蕭憶情は逃走すると追いかける迦若は「舒靖容に襲撃されて風雨会が敗れ秋護玉が行方不明」と報告を受け戻ります。
霊鷲山の門を封鎖し守衛を呼んでくるよう迦若に命じられた孤光は入ってくるときに毒をまいて始末していたので内心安堵します。
舒靖容と高歓は秋護玉を包囲するが葉風砂が任飛揚に捕らわれていました。
「涙痕で自害すれば女は解放してやる」と要求された高歓は助ける方法はそれしかないと思い試みるが察知していた舒靖容に剣をたたき落とされてしまいます。
しかしそれを見た任飛揚が葉風砂を解放し「恨みつらみばかり言う物は嫌いだ、彼女を解放したから我々も見逃してくれ」と要求してきたので舒靖容は剣を下ろしました。
竹林の庵に戻り日没までに戻らなければ皆を連れて退却するよう命じられた請願だったが庵には既に蕭憶情が戻っていました。
一方、舒靖容を発見したと報告を受けた孤光はわざと迦若に伝え「舒靖容と戦えるのは迦若しかいないため教主を守るために致し方なかった」と明河に釈明します。
迦若と対峙した舒靖容は「大師兄、生きていたのね」と涙を流します。迦若は戸惑っていると明河が拝月教を率いてやってきたので阻止し彼女の涙に心を痛めたので駆け付けた蕭憶情に「見逃してやるから帰れ」と告げました。
第42話
高歓と葉風砂は楼主・蕭憶情の許しを得て聴雪楼を離れて旅に出ることを決めるが拝月教の縄張りの市場で楽しんでいたため包囲され殺されます。
明河は共に命を落とすなら幸せだと最後まで戦っていた二人の愛に感服します。
高歓は恨みを捨てていると分かっていた任飛揚は殺されたと知って驚き拝月教の配下でいるのはゴメンだと毒づくと秋護玉から「自分は聴雪楼に恨みがあるがお前は違うだろう」と言われます。
風雨会に呼び出された舒靖容は会いに行くと秋護玉から「自分の能力では守れないから任飛揚を保護して欲しい」と頼まれます。高歓が選んだ聴雪楼なら信用できると任飛揚に言われ、舒靖容は高歓たちの亡骸を連れて帰りたいと秋護玉に協力を願います。
秋護玉は舒靖容に傷を負わされたと偽り助けてくれた任飛揚が人質になってしまったと告げます。
「迦若に記川で待ってる」と伝言を受けた事を伝えると明河は何も話すなと命じました。
駆け付けた任飛揚からすべてを聞いた蕭憶情は計画通りなら明河と戦っているのだと把握するが一人で乗り込むという事は策があるはずなので手出しはするべきでないと思い無事を願います。
亡骸を渡してと要求する舒靖容は「一人で乗り込んできたのに何も策がないとでも思っているのか」とかまをかけます。
明河が迦若の記憶を取り戻す気がないと知った舒靖容は迦若であっても青嵐であっても幸せでいてほしいと願っているので「永遠に記憶を戻さないと約束して、でないと青嵐を奪いこの手で守る」と訴えます。
第43話
高歓と葉風砂の遺体が棺に入れられ聴雪楼に届きました。
蕭憶情は拝月教が藍山の洞窟に人を集め巫蠱の術で操られている事を知り月宮から脱走するときに藍山の地図と鍼を持ち帰っていたので陰謀を企てていると警戒します。
鎮南王府の世子を訪ねた蕭憶情は拝月教を倒すために助力をお願いすると王様が拒否した事でそれ以上頼まなかったがすべて情報が筒抜けだと知り陳侍従を見て「王府に潜む間者を捕らえた方がいい」と伝えます。
世子は蕭憶情に言われたとおり「藍山の洞窟を極秘で見に行く」と陳侍従に伝えると拝月教の襲撃に遭ったので麗妃も関与しているのだと疑います。
蕭憶情は手を打ってあるのでしばらく世子に身を隠すようお願いすると世子は聴雪楼の楼主に殺されたと噂が広まります。
任飛揚に玉佩を質屋に持って行くよう命じた蕭憶情は鎮南王府を訪ね「王様が世子だった頃に金刀の霍家と共に山賊の砦を殲滅したが特殊な容姿の者がいたはず、藍山の洞窟にいたのも同じだ」と伝えます。
世子の失踪に関わっているので救出にいくからと兵馬を出させる事に成功します。
第44話
霍家の玉佩を持って質屋に来た若者がいると報告を受けた麗妃は出産して生き別れた息子だと思い急いで駆け付けます。
麗妃(金刀の霍家の令嬢)におもてなしを受ける任飛揚は蕭憶情が言っていた通り鎮南王府の者が近付いてきたと思いながら食事を頬張ります。
麗妃の護衛をやらないかと誘われた任飛揚は「想い人が藍山にいると突き止めたから捜しに行くんだ」と断ります。足を運んだときに幽霊のような者に襲われて逃げてきたんだと告げて佇遊術の事を詳しく聞き出します。
月神花が満開になった時に花びらを煮詰めると恐ろしい毒になり、佇遊術にやられると目が青くなり操られ動脈を断たない限り命を落とす事もない幽霊のような存在になると知ります。
藍山に到着した舒靖容は陳南王府の命で世子を捜しに来たから許可しろと告げるが縄張りを荒らすなと明河が率いる拝月教が立ち塞がり衝突します。
舒靖容は毒にやられ吐血するとそこに楼主から命じられて駆け付けていた高夢非が到着し加勢します。
一方、別の場所で攻撃していた蕭憶情は拝月教を倒しても青嵐だけは殺さないでとお願いされていたので負傷する迦若を内力で助け「月宮を守るために人を殺すような事を続けるなら潰すまでだ」と伝えます。
去ろうとする迦若に月宮から持ち出した鍼を見せ「明河が持っていた者だが何か知らないか」と聞きます。迦若は前に左護法が月宮で倒れていたときにそばに落ちていた鍼だと気付くが何も知らないと言いそのまま待ち帰りました。
聴雪楼は藍山を占領し南楚に命じられた高夢非は世子を山中で発見したことにして陳南王府まで送ります。
月神花の毒にやられた舒靖容に付き添う蕭憶情はどんな姿になってもそばにいると誓います。