作品情報とキャスト
秘密を抱える皇帝・皇子・将軍の3人が記憶を失う姫を愛し、隠された真実が明らかとなると感動が押し寄せる中国ラブ史劇
すべての記憶を失った容楽は西啓の長公主だと皇帝・容斉に知らされます。北臨の皇子・無憂と政略結婚することになるが密命により宮中では仮面で顔を隠し町では茶楼の女主人・漫夭として二重生活を送り始めます。無憂は結婚を拒んでいたが漫夭の正体を気付かずに愛するようになり容楽も彼の性格に心惹かれるようになるがそんな姿を見て苦悩する容斉。そして無憂のライバルである北臨の将軍・傅筹は陰謀のために容楽に接近するが彼女を愛してしまう。それぞれの秘密が複雑に絡み合うなかで真実が明らかになったとき、かつてない感動が押し寄せる。
ネタバレあらすじ/白華の姫
第21話/再会と裏切り
容楽は昭蕓と泠月を連れて初春の景色が格別に美しい清涼湖に向かいます。
鎮北王が釣りを楽しむ場所であり痕香から「本気で惚れたのかと思って心配した」と言われた傅筹だったが容楽は守るよう伝えてあり「監視するのは私ではなく皇太子だろ、最後の警告だ、勝手に将軍府に出入りするな」と言い放ちます。
傅筹は北臨帝(允赫)に謁見し清涼湖に護衛を手配したことを伝えるが陳王(無郁)が帰還したので無憂も都に戻っているのだと知ります。
容楽たちは偶然そこに居合わせた鎮北王と釣りを楽しんでいると刺客に襲われます。鎮北王の武術は優れており容楽たちは守られながら森の中に逃げ込みます。
敵の数は多く包囲されてしまうが容楽は刺客の中の1人が自分を守っていることに気付きます。そこに兵を率いる項影が駆け付けて矢を放ち刺客を倒すが自分を守っていた刺客だけが生き残っており鎮北王に向かっていったので容楽は立ち塞がります。
刺客は驚いてブレーキをかけると突如現われた無憂が検先を掴んで容楽を守ります。
傅筹は清涼湖に向かって馬を走らせていたが痕香が釣りに誘っていたことで皇太子(筱仁)が乗る馬車と出くわしてしまいます。追い越して行くには無礼になるので止まると一緒に釣りに行こうと誘われてしまいます。
傅筹は睨み付けると痕香は気分が悪くなり皇太子は彼女を連れて戻っていきます。
黎王(無憂)が容楽を連れて行ったと項影から報告を受けた傅筹は馬車を用意して急いで迎えに行きます。
第22話/和親同盟の真意
傅筹のことを努力して知ろうと思いかけていた容楽は鎮北王の暗殺のための手駒にされたと察知し不信感を強め「まだ利用価値があるのか」と言い放つが激しい頭痛で倒れてしまいます。
無憂から報告を受けた北臨帝(允赫)は傅筹はやはり西啓と繋がっていたかと思うが軍の中では人望があるので証拠もなく兵権を奪うことは今は出来ないと告げます。また南境には隠れた勢力が存在していて孫継周の背後にも潜んでいるため内乱の平定こそが急務だと進言されるが体力がない中で少しでも不安を取り除いて譲位したいのだと言います。
三日後に目を覚ました容楽はまた秦家の旧宅の夢を見たので覆面して侵入すると黒装束の者(痕香)が仕掛けを操作して隠れ部屋に入っていくのを目にします。中に入っていくといきなり襲われるが覆面を掴むと背を向けて去って行きました。
鎮北王から攏月楼に招待され傅筹と容楽は向かいます。この店は容楽が主なのだと知った鎮北王は失敗したと笑いとても親しみやすい性格のようだが「傅筹が遅れてくれたおかげで容楽と無憂という命の恩人に出会えた」と言葉の隅々に含みがありました。
黎王(無憂)も呼んであると知った傅筹は理由付けて容楽を連れて帰ります。
無憂は婚姻と同盟のために北臨を訪ねたようだが真の目的は何なのかと疑っていました。雲貴妃と秦永丞相が養民変法を推進した歳に山河志に残したそうだと話し始めたので山河志が目的なのかと聞くと民のために見たい気持ちはあるが略奪する気などないと言われます。
鎮北王の真意が分からない無憂は昭蕓を娶ろうとしている無郁に早く皇帝に伝えるよう勧めます。
第23話/御花園の罠
皇后は宮中の花園で花見の宴を開き鎮北王の嫁選びのため皇族の娘達を集結させます。
皇帝(允赫)は孫雅璃が相応しいと思うが誰よりも可愛がっている皇后は宸国に送りたくないので無憂とは良い関係のようだからと反対します。
また無憂も彼女を助けるために孫雅璃と一緒に宴に出席することを承諾します。皇太子(筱仁)と傅筹が酒を酌み交わしているときに痕香は酒に酔って将軍府を訪ね容楽と言い争いとなるが互いに同じ境遇だと気付き理解し合える仲となります。
無憂の勢いに恐れる皇太子は自分と繋がりがある皇族の娘を鎮北王に嫁がせ宸国の勢力を得ようと企てていました。
容楽は昭蕓と共に宴に向かうと「宸国の宝を隠したので散策して捜しなさい」と皇后に言われます。昭蕓は無郁に贈るために宝を手に入れようと気合い入れます。
容楽は皇后が呼んでいると侍女に言われ向かうがお香の煙で気を失ってしまいます。また無憂も同じように呼ばれ向かうと容楽が倒れていたので介抱しようとするが閉じ込められていることに気付きます。
見事に罠に嵌まってくれたと喜ぶ皇太子は皆を連れて行くが誰もいませんでした。傅筹はお香を見てすぐに皇太子が妻を嵌めようとしたのだと気付くと皇太子が浴室を確認しようとしていたので止めます。
自分が確認すると告げ入っていくと容楽が普通に浸かっていたが無憂が潜っていることに気付きます。容楽が首を横に振るので傅筹は怒りを必死に抑え見逃すと皇太子は自分が確認すると言い出したので「官職売買の件で余家父子を口封じし黎王に刺客を送ったうえ毒を盛った事を陛下に伝える」と耳元で伝え止めさせます。
第24/駆け落ち
宸国の宝(馬鞭)を手に入れた昭蕓は陳王(無郁)に渡せると喜ぶが鎮北王から王妃になって欲しいと言われます。
無郁の怒りが爆発しそうだったので無憂は落ち着かせ北臨皇帝(允赫)のもとに連れて行きます。無郁は宸国との縁組は反対だと告げ昭蕓を嫁がせないで欲しいとお願いし無憂も宸国の強力なしでも尉国討伐は可能だと進言します。
しかし出征のために宸国の協力が必要だと思う皇帝は昭蕓を公主に封じ嫁がせると言いました。
無憂は鎮北王を訪ねると「大事な人の墓参りに行く」と言付けされていたことを知り母親が眠る思雲陵に向かいます。
腕比べをしたあと自分は容楽を強引に手に入れなかった事を後悔しているのではなく普通に真心で接しなかった事を後悔していると告げると欺いた事はないと言われます。
「だったら彼女の気持ちを確かめずなぜ独断で決めるのだ」
無憂は説得に成功し鎮北王を連れて攏月楼に向かうが無郁は昭蕓と共に駆け落ちしていました。
こうなっては説得が難しくなってしまい鎮北王が傅筹を指名して連れ戻すよう訴えたことで皇帝が認めてしまいます。
無憂は急いで傅筹の後を追い剣を交えるが負傷する無郁を見て守るために昭蕓は「宮廷に戻ります」と跪きました。