韓国歴史ドラマ「海神ヘシン」全話のネタバレあらすじと作品情報キャストの紹介
統一新羅時代に奴婢として貧しく育つがなんとか生き残り、故郷の清海を拠点にして唐、新羅、日本を繋ぐ交易を成功させ海神と呼ばれた実在した張保皐チャン・ボコの英雄伝。
作品情報・重要人物の紹介・第1話からのあらすじはこちらから
前回のページでは、
「清海への海路を開拓し日本との交易を拡大しようとしていたチャン・ボコだが海賊に襲われるようになる。陛下に認められ海賊討伐の全権を得るとついにイ大人を伐ち悪縁のヨンムンには一生奴隷として生きるよう烙印を押した」
までを詳しく紹介しました。
そしてこのページで最終話となります。
ネタバレとあらすじ
〜2年後〜
チャン・ボコは清海を拠点とし唐の揚州と日本との交易を成功させ長安一のファン商団とも取引するようになり大商団となります。
チョンファの兄であるチャンギョムはチャン・ボコの交易を手伝っていました。
海賊討伐の功績により陛下から清海鎮大使に任命され軍士1万の兵権を授かります。
大使になったのなら慕い続けるチェリョンと結婚し身を固めるべきだと進言されるがチャン・ボコは今でもチョンファへの想いは変わってはいませんでした。しかしチョンファから貧困に苦しむ民を救うためにも私的な縁は捨てるよう言われます。
武珍州都督キム・ヤンは自分よりも陛下から支持されるチャン・ボコの存在が鬱陶しくなり奴隷として必死に生き絶えていたヨンムンと手下を集め秘密部隊に入らせます。
ヨンムンは都督から「ヨムジャン」と名を貰いチャン・ボコは剣では倒せないからまずは恨みを捨て権力を手に入れるため人王寺で学問に励むよう言われます。
行頭会議を開くと多くの商団がチャン・ボコに付き警戒したジャミ夫人も出席します。
清海では身分制を廃止し能力を見極めると伝えるがジャミ夫人は陛下から授かった権力を利用して新羅全域から人を集め身分制を全廃ししようとするのは刀なき反逆罪だと思います。
チャン・ボコは養女ウィヨンを連れてソル大人の法事を終えたあと清海で旅館経営に成功するチョンファが都へ行き侍中様(キム・ウジン)にお仕えする事を知ります。
チョンファとの縁を忘れチェリョンと婚礼を挙げる事に決めるが婚礼当日ヨムジャン(ヨンムン)の姿を目撃したハジンが1人で追ってしまい殺されてしまいます。
都督から放免されたヨムジャンはチャン・ボコ以上の権力を手に入れるためキム・ウジンの信頼を得ようと訪ねます。
キム・ウジンは腐敗した貴族を一掃するためチャン・ボコの力を借りようとしていたがヨムジャンはヨンムンとして海賊を率いていた事を明かしチャン・ボコの財力と武力は王室の脅威となると進言します。
上大等様は病であり亡くなるとキム・ウジンの父親が上大等になり皇位を継ぐ事になるが、そうなれば上大等様の息子キム・ミョンが黙っていない、ヨムジャンは流血の政争を回避するたむキム・ミョンを抹殺すると告げました。
一方、チャン・ボコのもとにキム・ミョンが訪れ剣闘の試合を申し込まれるが貴族の遊びに命をかける者は清海鎮にはいないと断ります。
キム・ミョンがウィヨンを弄ぼうとしたので怒ったチャン・ボコは自分が相手になると伝え簡単に武力で勝り引き取り願いました。
孤立無援となったジャミ夫人は権力を得るため宴を開きキム・ウジンに王座を奪われないためにもキム・ミョンに仕えたいと申し出ます。
上大等様が亡くなり侍中となったキム・ミョンから自分に仕えるよう誘われたチャン・ボコだが都の政治には関与しないと断りました。キム・ウジンに刺客が送られるが偶然訪ねていたチャン・ボコは追い返します。それによりウジンはミョンと戦う決意をします。
武珍州都督を退任したキム・ヤンは首を差し出せば文句は言われないと思いミョンの暗殺をヨムジャンに命じます。
ヨムジャンの投げた短刀はミョンの胸に突き刺さったがジャミ夫人の必死な看病により失敗に終わります。
陛下からの遺言/玉璽を預かる
先が長くない陛下から呼ばれチャン・ボコは内密に都へ向かいます。
王位継承のために血を流す政争を止めたいと願う陛下から王に受け継がれる玉璽を預かり和白会議で選ばれた新王に渡すよう頼まれます。
玉璽をウジンに渡して権力を得ようとしたキム・ヤンとヨンジャンはチャン・ボコを狙うため秘密部隊を結成するが気付いたウジンから阻止されます。陛下が亡くなりウジンから玉璽を渡すよう頼まれたチャン・ボコだが海賊の頭領だった者を受け入れ政争を起こした者には陛下の御意と違うため断ります。
チャン・ボコから説得されたウジンは政敵たちを受け入れ説得すると和白会議では満場一致で上大等が即位しました。
チャン・ボコはお祝いに出向き玉璽を託したあと清海に帰ろうとするが戴冠式に軍の移動は禁じられているにも関わらず目撃し急いで引き返すがキム・ミョンとジャミ夫人の奇襲により上大等様は殺害されキム・ウジンはなんとか助けるが玉璽は奪われていました。
キム・ミョン一派は王宮を占拠しチャン・ボコはウジンを連れてなんとか都を脱出し清海鎮に戻りました。
ヨムジャンは都が混乱に陥っている今こそ狙うべきだと思い王宮に侵入するが読んでいたジャミ夫人に罠を張られ捕らわれてしまいます。ジャミ夫人はヨムジャンの腕をずっと買っており「命を助けた事は忘れるな」と言い解放しました。
玉璽を手に入れたキム・ミョンは今はまだ民の指示を得られないとして義兄であるキム・ジェユンを即位させチャン・ボコと唐の交易をやめさせます。
チャン・ボコは都からの船が到着し上陸を許可すると力を手に入れたジャミ夫人でした。
「戦争を避けるためにもウジンを引き渡せ」
和白会議で選ばれた王を殺害し刀で王室を冒涜した事を見過ごせないチャン・ボコはジャミ夫人ごときと手を組むくらいなら清海鎮をこの手で封鎖すると言い放ちました。
キム・ミョンの影響が及ばないのは清海鎮だけであり追い詰められたキム・ヤンとヨムジャンが投降するため上陸しました。
側近から反対されるチャン・ボコだがヨムジャンが恨みを消し海賊として行きてきた過去と決別したいと土下座した事で、悪縁から解放されるなら例えこの先裏切られようとも信じて受け入れる覚悟を決めます。
悪縁から解放
キム・ヤンはウジンを王に就かせ権力を手に入れるのが目的でした。
ジャミ夫人に呼び出されたヨムジャンは殺せとミョンの短刀を渡されるが生きる道を考える機会をくれたチャン・ボコを裏切る事は出来ず断りました。
チェリョンが懐妊し待ち望んでいたチャン・ボコは喜ぶがジャミ夫人によって唐との交易を絶たれた事を知りヨムジャンを連れて揚州に行きます。
ヨムジャンはジャミ夫人が唐の太監と会っているのを目撃します。新羅の貴族の地位と土地に加え清海鎮を与える条件でミョンを王位に就け皇室の承認を得るためだと気付きます。
唐の太監に命を狙われたチャン・ボコはミョンとジャミ夫人の横暴を止めないと清海鎮が危険だと思い新羅に戻り2人をを討つ決意を固めます。
ジェユンを自害したように見せ掛けて殺害しミョンを王位に就かせたジャミ夫人が権力を得て清海鎮に進軍してきます。
チャン・ボコはウジンを大将にした平東軍を結成しヨムジャンを信頼して副将に任命しました。大将軍が都への近道にある達伐に向かい敵の目を引きつけている間にジャミ夫人の拠点である武珍州を占領しました。
勝利したかに思われたチャン・ボコだが武珍州に向かった補給部隊が襲われ運悪くチョンファが捕らわれてしまいます。
ジャミ夫人はウジンを渡せばチョンファの命を助けると死者を送るがチャン・ボコは取引しない事を決めており断ります。
愛する人に見捨てられ心情はどんなものかと聞かれたチョンファは人を愛した事がないジャミ夫人を哀れだと言い愛した人を恨むことはないと教えてやります。
チャン・ボコは都に侵入しチョンファを救い出すよう命じていたヨムジャンに狼煙台を占拠するよう伝えていました。
10万を超える官軍に1万の平東軍で勝つためには戦術が必要でした。平東軍が都に向かうと予想通りジャミ夫人は達伐に兵を集めました。
狼煙が上がるのを確認したチャン・ボコは一気に攻め込み都の守備を担う九誓幢は撤収します。都に戻ってくる軍は待ち構えていたキム・ヤンが奇襲を仕掛けます。
戦術は見事にはまり都を掌握しキム・ヤンがミョンの首を取りチャン・ボコはジャミ夫人を生け捕りにしました。
チョンファに助けるようお願いされたチャン・ボコは財を失ったジャミ夫人に新羅を去るよう伝え釈放しました。
しかし生きる意味を見失ったジャミ夫人は自ら命を絶ちます。
結末「海神ヘシン」
ウジンが陛下となるが都の実権は誰が見てもチャン・ボコが握っていると思います。
陛下も当然重要視し感義軍使に任命するが権力に興味なく都の政治にも興味がないチャン・ボコは清海に戻ります。
絶大な権力を得たチャン・ボコを始末するようキム・ヤンから命じられたヨムジャンだか長年に及ぶ悪縁が解けた事で奇襲をかける事が出来ませんでした。
チョンファは陛下に仕えチョ大人やキム・ヤンなどは官職に就きヨムジャンは守備隊長となります。
陛下がチャン・ボコの娘を太子の妃にする考えだと知ったキム・ヤンは陛下を心臓発作に見せ掛けて殺害するようヨムジャンに命じました。
陛下の死に疑問を持つチャン・ボコは軍将会議を開き国葬を延期させます。チョンファは信頼する陛下を亡くしキム・ヤンが怪しいと調べていた兄チャンギョムも殺され悲しみに暮れます。
チャン・ボコは即位するまだ幼い太子様に何ができるか考えるためチョンファの心の支えになるようヨムジャンにお願いし清海に戻ります。
キム・ヤンが自分の娘を陛下の妃にしようと企て王族らも陛下を無視し同調している事を知ったチャン・ボコは陛下を守る人材を送り込みます。
清海鎮にやってきたキム・ヤンから都の政治に関与するなと言われるが、幼い陛下を威圧し野心のために秩序を乱すなら直ちに軍を率いて進撃すると言い放ちます。
都に戻ったキム・ヤンは王宮を閉鎖しチャン・ボコと通じるチョ大人とチョンファを軟禁しました。
チョンファを思い続ける事に苦しむヨムジャンは夢や希望を失うが戦争を止めるため命を懸けて清海鎮に上陸します。
チョンファはヨムジャンの様子を見て嫌な予感がして後を追います。またヨムジャンが戦争を止められなければチャン・ボコを殺す計画でありキム・ヤンは一気に清海鎮を滅ぼすため兵を率いて進軍します。
信頼してヨムジャンの面会を受け入れたチャン・ボコだが都の政治に関わらなければ戦争は回避できると言われます。
自分の夢はヨムジャンの夢にもなり得ると思っていたチャン・ボコは妥協して引き下がれば事態はより泥沼化すると断ります。
すると、、、ヨムジャンは短剣をチャン・ボコに突き刺しました。
ヨムジャンは都に戻ろうとするがキム・ヤンが10万の兵を率いて進軍してきたため約束が違うと激怒します。
ヨンやムチャン含め多くの兵や民が亡くなり生き残ったチョンファはチェリョンから子供を託されます。
ヨムジャンはチョンファが清海を脱出するまで盾となり最後は複数の矢にやられ命を落としました。
キム・ヤンの欲、野心のために清海鎮は敗れました。
チョンファはチャン・ボコが開いた海路に遺灰を流し永遠に想い続けると誓います。そして抱いている赤ん坊にいつかこの路を通って帰るから覚えておくようにと語りかけました。終