作品情報・キャスト
連続殺人事件を追う刑事と、拉致された姪を探す女性が史上最悪のテロリストに隠された秘密を暴くミステリアスな物語
史上最悪と評されたテロ事件を引き起こし世間に衝撃を与えたチョ・ギョンホ。事件後すぐに自首しテロ事件は収束したかに思われたが12年後、同じ町で殺人事件と失踪事件が連続して発生、刑事チェ・ヒョンインと失踪事件で行方不明となった姪を捜すチョ・ジョンヒョンが事件を調べるとテロ事件と何らかのつながりがあった
全12話(24話分)で紹介します。
ネタバレ感想/ホームタウン
第10話
釜山地方検察庁に呼ばれたヒョンインは医療刑務所への移送されたギョンホが24時間監視のもと看護師3名、管理人1名、刑務官1名を殺害し脱獄したと知らされます。
検察はサジュ市で発生した一連の事件をヨンジン教と絡め起訴するはずなのに極秘情報を明かしグルの正体を探るのは不自然だと感じヨンソプが教祖なら話は簡単なはずだと訴えます。
ジェヨンは世話係のシヨンの協力を得て脱出を試みるが裏切られヨンソプが待つ部屋に閉じ込められてしまいます。
ビデオの映像を見るヨンソプはこれがきっかけとなってあの方に仕え救われたんだと話始めます。
「ビデオを見た者たちは役目を終えついにグルが出てきて浄化の日は近いのに何をやっているんだ、約束はどうした?」
約束は自分がここにいればジョンヒョンは安全だと言ったはずとジェヨンは告げると問題はジョンヒョンが作っていると言われます。
言い訳で信用できないと呆れるジェヨンはジョンヒョンに危険が及べば自分で喉を切り裂いて自死するとナイフを自分の首にあて約束させます。
ヒョンインとジョンヒョンは生き残った看護師から話を聞くと「私は待つ、娘が生まれた場所で」とギョンホからの伝言を伝えられます。
ジェヨンは新しい世話係に恨んでないから自分を責めるなとシヨンへの伝言を託します。雨が降ってきたので窓から手を出し久しぶりの感触に笑みを浮かべるが部屋に煙が撒かれ気を失い何者かによって別の場所に監禁されます。
ジョンヒョンに会う約束をしていたヒョンインは店を訪れるがジョンヒョンの姿はなく自分と母親宛に1通の手紙が残されていました。イ先生を訪ねるとチャン教授から話を聞いて来たのかと言われそれはドクロ組の者かと聞きます。
「人肉業者をしていた私の過去を抹消し穏やかな暮らしを与えると言われ事実そうなった。チャン教授を介しメッセージが届くから会ったことはない」
ヒョンインはビデオの電源がついているのを目にし「あなたを始末するためにビデオを見せたんだ、あなたの生死に興味はないが私に協力するなら結末を変えられる」と訴えます。
そして本棚が読書家らしからぬ使い方で何度も動かすから重いと都合が悪いのだと見抜き裏に何があるんだと訴えます。洗脳が解けず襲ってくるイ先生を返り討ちにし本棚の裏で監禁されていたジェヨンを救出します。
第11話
ジェヨンを救出し家まで送るヒョンインだが海外治安本部に勤めていた頃にチョ・ギョンホという名の男に家族養護園での児童監禁、虐待死の罪を被せ拷問していたことを思い出します。
人に罪を着せるような仕事なんかしたくない先輩方に訴え荷物をまとめ車で帰る途中に事故に遭い記憶を失っていたのだと思い出します。
ヨンジン教の後継者となったジョンヒョンだが継承式には誰もやってきませんでした。グルの志を継いでいるか逃げ出さないかきっちり見極めてやるとヨンソプがやってきます。
定められた未来で救済されていると言われ、自分たちの行いは命に替える価値があると思っているのかと言い放つと首を絞められるがヨンソプはグルの声を耳にし手を離します。
脱獄したギョンホは実父に会いに行き暗い部屋に閉じ込められて虐待されていたことを話し始めます。そして家族園で親に捨てられたのは自分と妹だけだったと告げ捨てるぐらいなら殺して埋めればよかったのだと言います。
罪悪感にさいなまれた父親は操られまだ幼い子供を殺害したあと自死しました。
ジェヨンは車に乗せてほしいとヒョンインにお願いしサジュに来れば母親の痕跡が見つかるとギョンホに言われ引っ越してきたのだと言います。
自分が引っ越そうと言わなければギョンジンは生きていたかもしれないし叔母ジョンヒョンも無事だったかもしれないと悔やみます。
ヒョンインは自分の家にみんなを匿い、班長に呼ばれて署に向かうとヨンタクの部下の豚からドクロ組のチャン教授とは国会議員イングァンだと証言を得るが予想していた事だったので驚きはありませんでした。
豚はヨンタクの仇を取りに行くと返り討ちに遭うが彼が亡くなったのはヨンジン教の施設だし代理者の仕業ではないかと言われます。
ジェヨンは1987年の校誌に記されたメッセージは自分が書いたものではないしチャットもしていないと言います。
ヒョンインは何者かがジョンヒョンとジェヨンを交換したくて成りすましたのだろうと思います。ジェヨンとヒョンインは校誌に記載されている7つの秘密スポットを巡り廃校を訪れるがヒョンインは七箇所すべてが妻と関係している事に気付きます。
「俺たちの家に帰ろう」と最近書かれたものがありギョンホが来たのだと思います。
ギョンホは家に帰ると見たくない者が見えてしまいます。ギョンスクがビデオを見たのだと気付き涙を流して逃げろと訴えるがナイフを手に襲ってきます。
ナイフを掴みビデオを見たら最愛の人を殺して自分も死ぬんだと訴えます。店を出ると帰還したんですねと笑顔でイングァンがやってきたので車に乗り込みビデオを送ったのかと聞きます。
グルの許可なく送るわけないと言われ、俺が何も知らないとでも思っているのか、お前を生かしてきたのは未来が見えるからだと言います。
イングァンは園でしてきた罪を認め罰を受けるよう迫る娘を殺害したことを思い出します。ギョンホによって消されていた記憶を思い出し脅えます。
最終話(第12話)
ジェヨンはギョンスクの葬儀を行うとイングァンが足を運んでくれたので感謝し祖母との関係を聞くと旧知の仲だと言われます。
ヒョンインは激怒し何の用だと言い放つと「グルが戻った。はやくしないとジョンヒョンは今日死ぬ」と言われます。
そのころ、死という未来へ導く儀式を執り行うヨンソプに追い出されそうになったジョンヒョンは生きることは苦痛で時に悲惨だが生を諦めるのは亡くなった人たちに対する冒とくだと信者たちに訴えます。辛くて寂しく何もできないと思っても生き続けるんだと訴えると信者たちが生きることを選んだので帰ろうと告げます。
「ジェヨンはジョンヒョンのところに、ヒョンインはグルに会え」とイングァンはその場を去ります。
ヒョンインは行くなとジェヨンに告げるが叔母が安全か確認すると言われます。ヒョンインはギョンホが待つ自分の家に帰り父親を拷問した奴が目の前にいて満足かと告げます。
「テロの後、あなたを殺そうと部屋に侵入したがセユンのあなた宛ての手紙を目にし止めました。あなたと私が直面する瞬間は避けられない」
手紙を読むヒョンインは流産したというのは嘘であり自分たちの子は今ギョンホと一緒にいると言われジェヨンは実の子だと知ります。
激怒してギョンホを殴りつけ銃口を向けると話を最後まできいてから撃っても遅くはないと言われます。
ジェヨンは誰もいなかったのでどうゆう事だと訴えると老人ホームに改築したいからヨンジン教の信者を排除する必要があったとイングァンに言われます。
椅子に拘束されて灯油をかけられるジェヨンはイングァンが自分だけ生き残るために企てたことだと知ります。
すると銃声が響き渡ったためイングァンは「集団自殺に見せかけるためにガスを使えと言ったのに」とつぶやきます。
ギョンホに銃口を向けるヒョンインはジェヨンは実父がだれか知っているのに言わないのは何故だと思うと聞かれます。会った時に愛する人を殺して自死する種を植え付けられていたヒョンインは娘を殺しに行くか自死するしかないと言われます。
自分ならジェヨンがあなたの子だという記憶を消せますがどうしますかと聞かれたヒョンインは体に異変が起こります。記憶を消してくれと言えばいい、言わないなら電話してジェヨンを連れてこさせるから娘を殺すことになると訴えられるが娘がいるのを絶対に忘れないと言い放ちギョンホを射殺します。
グルからの電話を待っていたイングァンは出ると相手がヒョンインでグルは死んだと言われます。激しく動揺するがグルが死んだなら仕方ないと電話を切るが振り向くとジェヨンの横にジョンヒョンが立っていたので何で生きているんだと驚きます。
鳴り響いた発砲音はヨンタクの仇を取るために潜入していた豚の仕業でありヨンソプ達が殺されたのです。
すべては終わりだとジョンヒョンに言われたイングァンはジッポを投げつけるが娘の亡霊を目にし「俺じゃない」と気が動転し窓を突き破って転落死しました。
~六か月後、一命をとりとめたジョンヒョンはヒョンインの面会に行き「ジェヨンに会って学校を卒業し就職して愛する人と出会い家庭を築く姿を見守らなければ」と説得します。ヒョンインは亡霊に勝ち会える資格が出来たらその時は暗い部屋の閉ざされたドアを開けてほしいと告げたいと涙を流します。
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