作品情報・キャスト
人気のベストセラー恋愛小説「陛下請自重」をドラマ化した中国ラブコメ時代劇
幼いころに両親を殺された沈昭児は男装して新米医師の田七と名乗る。太医署から節度使である紀邸へ嫁入りする郡主のおかかえ医師として派遣されるが郡主が毒殺され犯人だと疑われてしまう。紀家の若き主人・紀衡は田七の節度のないふるまいに怒りを覚えつつも何故か興味を抱き紀衡の母親違いの弟・阿征は女性姿の沈昭児に一目ぼれする。女だとバレないで紀家の医師として両親の仇を探し出すことが出来るのか、そして恋の行方は?
全28話で紹介
ネタバレ感想/萌医甜妻
第5話・忍び寄る影
春花からお菓子をごちそうになる田七は腕輪を落としてしまうと見覚えがあると言われます。
詳しく聞こうとするがまたもや孫大力たちが絡んできたので彼女を先に逃がすと紀邸では手を出せないからと外に連れ出されそうになります。
田七は慌てて逃げ出すと阿征は一目ぼれした女性(沈昭児)だと気付き助けに入ります。名前を聞くと田七と言われ紀衡が犯人を突き止めるために囮にしている太医かと驚きます。
男装していることに気付いたが何も言わず、今回は見逃すが次苛めを行ったらただでは済まないと孫大力に告げ去ります。
そして田七と一目ぼれした女性は同一人物だと確信し田七と万紅楼を内密に調べるよう部下の許涇に頼みます。
腕輪は紀邸の人物の誰かが持っていたが思い出せないと春花は言います。田七は頭に擦り傷を負っていたので包帯を巻いていると紀衡にどうしたのかと聞かれ鴨居に頭をぶつけたと告げます。
しかし小さな身長でぶつけるはずもなく叱責を受けます。
紀衡は盛安壊に調べさせると孫大力が投げた棒が阿征を庇った田七に当たったと知ります。
春花から喧嘩の騒動を知らされた康寧児は紀衡に会いたいがために田七のお見舞いを口実に会いにいくが報告が遅いと叱責を受けることになってしまいます。
田七は康寧児は紀衡が好きなんだと気付き、紀衡の冷たい態度は何だと心で思います。
阿征は田七が寵愛を受けていると噂を耳にし伝えに行くと紀衡が起こり出したので男装していることは気付いていないようだと思います。
紀衡は魘されて目を覚ますと田七の姿が見えないと知り封鎖して捜査命令を出します。
第6話・醜い恩人
急に襲われ池に落とされた田七は「何があっても必ず生き抜け」と父親の幻聴を聞きます。
紀衡は危険を冒してまで飛び込んで救い出すと、それを目にした阿征は驚き、またへんな噂が立つからここは任せて着替えるよう告げます。
男装して紀邸に潜入している目的は何なのかと考えていると田七の意識が戻ったので太医を呼びます。
紀衡に助けられたのを知らない田七は運よく助かったと思っており死にかけたのに紀衡は冷たい奴だと思います。
田七は体臭が孫大力だったので彼が犯人だと訴えるが書を残して自害したと知らされ驚きます。
人事の書類や機密文書がある甲庫に潜入する田七は守衛に見つかってしまうが阿征に助けられます。
翌日、「命がけで何を調べているんだ。外で見かけた君は女子の姿だった」と阿征に問い詰められ絶体絶命のピンチに・・・一か八か両親からも男気がないと言われてきたが優しい若旦那までもからかうなんてと怒ります。
偶然にも土起こしを手にして酷いと喚いたために自死を疑われ腕を掴まれます。死なせてくれと喚くと阿征は紀衡に危害を加えてはいないし様子を見るべきと思い「人違い」と認めます。
第7話・罪の証拠
田七はカメに救われたんだと師匠の丁志に話します。
それを耳にした紀衡は自分が助けたのにカメばかり褒める田七に腹を立て「そのカメを呼んでみろ、伝説に興味がる」とけしかけます。
田七は魚をたっぷり用意すると興味を示す者たちがぞくぞくと集まってきます。本当にカメがやってきたので手に取り持っていくと「こんな小さなカメが神様なわけない」と康寧児が横やり入れてきます。
しかし紀衡は先祖の記録のとおり甲羅に王の印があるので南の島から来たヌマガメだと言います。現地では万年の神獣として一目見れば福が訪れ一度触れば無病息災だと知ると思いもよらない助け船に乗っかり田七は神様の孫だと言い張ります。
侍女の水死体が発見され自害した孫大力の女だと田七は師匠から聞かされます。侍女は以前は淑夫人の世話をしており織錦以上に夫人の腹心だったが過ちを犯して繍防へ左遷されていたと知ります。
自分たちが着ている衣も繍防で作られているため女性の姿になって亡くなった侍女の寝床をさぐります。
遺品を調べると帯に仕込まれた同様の寸断の毒が発見します。田七を見張っていた阿征は証拠を見つけたようだと紀衡に告げます。
そして仮面をつけて田七の部屋に侵入し花神を装って命は助けてやるからと証拠を手に入れます。
阿征は毒を隠していた匂い袋は衣服の残布を使っていたが父が淑夫人に下賜した特殊な生地だと紀衡に告げます。
8年前、山を占領して王を称し地域の民を虐げていた董家山荘を討ちに行った父親が包囲されてしまいました。救援に行った紀衡が山荘の頭らを斬ると父親は淑夫人を連れて帰ったがもともと董家山荘の者だったのではと疑います。
第8話・宿敵現る
田七は軟禁を命じた淑夫人に会いに行く紀衡に同行します。
「董子淳の居場所を吐けば命は助けてやる」と告げるが淑夫人は服毒し「これで終わりと思うな、愛する者に死ぬほど恨まれる」と言い絶命します。
紀衡は夫人の称号を剥奪し平民として斂葬するよう盛安壊に命じます。罪悪感を抱いている紀衡の表情に気付いた田七は気持ちを察すると告げ淑夫人が自業自得だから当然の罰だと慰めます。
沈青雲や生死もわからない沈昭児のことを思い出し紀衡は魘されます。団扇をあおっていた田七は体を揺さぶって起こすと飛び起きた紀衡に抱きしめられます。
紀衡は武術に励み軍で一番になると父からは警戒されるようになり、自分を守るために犠牲になった者たちを助けられず自責の念に駆られてから眠れなくなったと話します。
国を守り民を大事にしてきたのだから気の毒ではあるが犠牲になった者も満足したはず、自分を責めないよう田七は言います。
淑夫人が犯人だと上奏したが宦官らは引き下がらず孫従瑞が陳情に乗り出してきます。陛下は孫従瑞の言葉を借りて郡主の家族に見舞金を下賜し対処しました。
父上の死後、やたら政を邪魔し地方の富豪と結託して民をイジメている孫従瑞は恩人面して見返りを求めてくるはずと阿征は警戒すると、紀衡は沈青雲の一家の死にも関与しているので許せないが機が熟していないと言います。
田七は孫従瑞を目にすると幼いころに節度使の暗殺を企んだと罪を着せ我々一家を売って追い出した奴だと鮮明に思い出します。