浮図縁~乱世に咲く真実の愛~
「蒼蘭訣」のワン・ホーディー&「霜花の姫」のチェン・ユーチー共演、弟の敵討ちを胸に秘める男と殉葬を強いられた女の禁断の中国ラブストーリー。
見所キャスト、全話あらすじ一覧、最終話の結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
見所&キャスト
身分を偽り宮廷に入り込み権力を握るようになっていた肖宮廷の政務を仕切る官吏・肖鐸は福王と宮中の反乱を計画する。
崩御された皇帝への貢物として葬られるはずだった才人・歩音楼は、福王に気に入られ肖鐸に助けられる。
2人は肖府で過ごし想いを寄せていくが想いを胸に秘めなければならない。肖鐸は外国との絹の貿易を監督するために江南に行き音楼は彼に同行して江南の親戚を訪ねる。
福王が帝位につき皇帝の想いを知りながらも2人は恋に落ちる。肖鐸の正体、南苑王の脅威、宮中の皇帝の弾圧など、前途多難な状況であった。2人の恋の行方は?
ネタバレ感想|浮図縁
35話・おめでたい人
脱獄した肖鐸は皇后柵封の大典の日に歩音楼を救出するため禁軍に紛れこみます。禁軍統領・于尊は肖鐸だと思い追いかけて矢を放つが曹春盎だと分かると引き付けられたのだと察し急いで引き返します。
肖鐸は歩音楼に近付き舎七郎や宇文良序たちと共に禁軍と戦うが馬車に乗り込むと歩音閣がいて歩音楼は陛下と同じ馬車に乗っていると知らされます。
前方の馬車から複数の矢が放たれ何とか件で叩き落としていくが歩音閣が亡き者となってしまいます。
肖鐸は慕容高鞏に近付くが歩音楼を盾としているために手が出せず仲間たちも戻ってきた于尊に捕らわれてしまいます。
慕容高鞏にめでたい日だと笑い五馬分屍の刑に処せと命じます。止めてと泣き叫ぶ歩音楼は詩を詠み、それを耳にした宇文良序は皇帝は栄王を殺し帝位を奪ったと大勢の民の前で叫びます。
横暴な暗君だと民たちも叫びだすと駆け付ける曹春盎は処刑中のロープを切って肖鐸を救い、捕らわれた仲間たちも隙をついて反撃に出ます。
しかし于尊が最後まで陛下を守るために歩音楼を救出できず撤退を余儀なくされます。
歩音楼は何かに憑りつかれ国を惑わしたとして皇太后の命で浮図塔に入れられます。肖鐸は慕容高鞏が栄王を殺した話を広めるよう指示するが側にいる曹春盎の様子がおかしい事に気付きます。
背中に傷を負っており東雲は何で黙っていたんだと泣き叫び、医官が来るのを待つ曹春盎は心の中ではずっと兄だと思っていたと肖鐸に言います。
医官は間に合わないと察する曹春盎は東雲の面倒を託すとそのまま目を閉じていき舎七郎は背中を見せ涙します。
肖鐸は抱き留めるが息があったので寝ているだけだと告げ、己が死ぬときも分からないのかと舎七郎は怒ります。
慕容高鞏は栄王の死の真相究明を重臣たちから求められ無駄吠えする奴は切ると目の前の大臣に剣をぶっ刺します。
煩い皇太后に対してもこの老人は禁足にしとけと命じ流言を広げるものは皆殺しだと剣を突き付けます。
ずっと側で付き添ってくれている孫泰清から、民を虐殺し朝臣を殺め皇太后を幽閉するなど悪名を残すことになる、過ちを重ねるのはおやめくださいと言われるが、朕に逆らう者は死あるのみだと剣を突き刺します。
禁足されている婉婉は陛下を止められるのは自分しかいないと思い、于尊に説得を頼むと共に歩音楼に会いに行こうと陛下からお呼びがかかります。
婉婉も人が良すぎですよ、錯乱してるからでは許されないでしょうよ。孫泰清が言っていた通りもう暴君でしかない。
そして歩音楼が詠う間に普通なら絶命しているよと思うぐらい長かったよね。さっさと栄王を殺したと広めればよかったのにww
36話|最終回・永遠の塔
婉婉は慕容高鞏と共に浮図塔に幽閉されている歩音楼を訪ねるが完全に正気を失っていたので困惑します。
歩音楼は婉婉から渡された魚大仙のお守りの中に手紙が入っているのに気付き目を通します。
高台から浮図塔を見守る肖鐸は仲間を集め蛍を放ち、歩音楼は相変わらず変な趣味だが大好きだと心で思い笑みを浮かべます。
慕容高鞏は朝廷で孤立し昭定司を廃したことで、あちこちで起こる小さな騒動すら鎮めることができなくなってしまいます。肖鐸がいないと何にもできないのかと開き直って笑みをすら浮かべる慕容高鞏は病も進んでいきます。
婉婉は信頼できる老臣たちを訪ねて対策を相談し陛下のもとに押し掛けると、自暴自棄になり国を顧みぬとはそれでも皇帝かと叱責します。
なんにもしないで酒を口にするので灯籠祭りでも開いたらどうだと提案するが勝手にしろと言われ出て行きます。
肖鐸は夢解語が献上する灯籠を運ぶ馬車の中に仲間と共に隠れ皇城に入ります。
肖鐸は婉婉が手配した仲間たちと逃走経路を確保するよう指示すると浮図塔に向かうが慕容高鞏がやってくるのを目にし隠れます。
慕容高鞏は去年作った走馬灯を歩音楼がすごく喜んでいたことを思い出し彼女を永遠に側に置くと決めたから何でも許せると言葉を投げかけ引き返します。
そして塔を封じろと命じると中にいる者が死んでしまうと于尊に指摘されるが、生まれ変わっても永遠に朕のそばにいることになると告げます。
歩音楼は扉を封じられたので肖鐸の指示通りに今まで溜めていた蝋燭の蝋をぶっかけ火をつけます。魚大仙のお守りを握りしめると扉を突き破って肖鐸が突入してきます。
肖鐸は火を広めると剣はもう必要ないと投げ捨て歩音楼を連れて脱出するとそれに気付く于尊は気付かないフリをします。
肖鐸と歩音楼は仮面を付けて堂々と歩くと婉婉と一緒にいた慕容高鞏から仮面を外せと訴えられます。
婉婉は無礼講の日なんだから楽しんでいる皆を困らせないでと訴えると、それに気付く于尊は駆け付け浮図塔が燃えていると報告し逃走を手助けします。
様子を見に行けと命じられた于尊は屍を見つけたと報告し愕然とする慕容高鞏は倒れるのでした、終。
愛する人を餓死させようなんて完全に狂ってますね。もうちょい慕容高鞏のキャラを何とかしてほしかったな。
提灯しか作れない泣き虫ではなく普通の皇子でよかったのに・・・
多くの禁衛や重臣たち、無辜の者が命を落としたのも陛下のせいだし、どんだけ多くの犠牲者をだした事か・・・。死罪に処すべきだったよ。
肖鐸は朝廷に戻らないことが予想されるので朝廷は誰が取り仕切るのでしょうかね。于尊ももうちょっと早く手を貸してくれたら良かったのに。
ほんと慕容高鞏は暇人なストーカーでしたね。