作品情報/キャスト
グーリー・ナーザー&ティミー・シューが共演し視聴率、再生ランキング一位を獲得した宮廷ラブ史劇
唐の第2代皇帝・李世民の時代。天下第一針の称号を持つ刺繍の達人・安氏は弟子に謀られ娘・琉璃を不禄院の孫徳成に預け命を絶つ。琉璃は豆子と名を変え男装して宮中で育ち母の才能を受け継ぎ成長するもそれが災いを呼び宮中を去ることになってしまう。裴行倹に助けられた琉璃は陰謀が渦巻く宮中で母の死の真相を明らかにし無実の罪を晴らそうと決心する。
完全版・全46話で紹介(テレビ放送だと40話)
ネタバレ感想/風起花抄
27話・噂を逆手に取った返り討ち
曹王と楊妃は皇太子と豆子(琉璃/玉児)が2人きりとなる嘉徳之殿の香炉に細工し、東宮の蓮を見に行こうと陛下を誘います。
武媚娘は東宮に来てほしいと裴行倹の伝言を受け急いで向かうと莫坤に裏庭に案内されます。
陛下と共に東宮にやってきた曹王は玄郎から目配せを受け笑みを浮かべます。皇太子の飾らぬ日常が見たいから取り次がなくていいと陛下に言われた王伏勝は探してきますと動揺すると側近が皇太子の居場所を知らぬとは後ろ暗い事情でもあるのかと楊妃は訴えます。
皇太子が裏庭にいると知り何を隠しているのだと怒る皇帝だったが向かうと体の弱い皇太子が自ら養蚕をしていました。
皇太子は陛下の誕辰祝いを用意しようと下の者に口止めし幾月もかけてきたが見つかってしまったと言います。長孫皇后もよく養蚕の作業をし手伝っていた事を懐かしむ皇帝は絹織りを学びに来ていた武媚娘から技を教えてくれたのは豆子だと聞かされ褒賞を与えます。
東宮の宮殿に入ると武媚娘は妙な香りが漂い力が入らないと訴えます。皇太子は元郎に何をたいたんだと訴えると惚けだしたのでお前以外に誰がいるんだと訴えます。
裴行倹は催淫効果のある迷情香がたかれていると告げると楊妃と曹王は色男だと噂があるが自室でたいたとなれば皇太子は面目を失うと告げます。
皇帝に激怒される皇太子は身に覚えがないと弁明すると楊妃は噂は本当のようだと追い打ちをかけるが武媚娘は「皇太子の物なら隠そうとするし陛下をお招きするはずないでしょう」と訴えます。
武媚娘は技を伝授してもらうためとはいえ豆子との噂が流れたので諫めたときがあったが皇太子は己が潔白なら心配ないと堂々としていたので皇太子と唐の安定を損なおうとする何者かの企みではないかと言います。
すると裴行倹に命じられた莫坤が元郎の部屋で発見したと迷情香を持って参上します。
皇帝は皇太子の名誉を傷つけるとは何事だ、だれに指示されたんだと激怒するが楊妃の言動行動で犯人を察知します。
元郎が一人でやったと言い張るので死ぬまで棒叩きするよう裴行倹に命じます。
東宮を後にする皇帝は楊妃と曹王に跪けと命じると楊妃は曹王を止めて跪きます。曹王は陛下が振り返ってから跪くと蓮を口実に東宮へ誘ったのは男色の現場を見せようとしたのだろうと叱咤されます。
楊妃は体面を保つため宮殿へ戻ってから跪けと命じられ、曹王は皇太子の補佐だから勘違いして傷つけるなと忠告されます。
曹王は皇太子と武媚娘には手を出せないが関わるとろくなことがない豆子を殺してやると苛立つと咳き込んだ楊妃が吐血し驚きます。
28話・途絶えた絶技
裴行倹は豆子を訪ねると出かけていると言われるが孫徳成が訪ねてくると「あなたに会いに行ったはずだが・・」と雲海は言います。
不禄院にきてくれと書置きがあったらしく危険を察知した裴行倹は駆け付けると吊るされていたのでロープを切り蘇生して助けます。
孫徳成は裴行倹が刺客をわざと逃がしたと勘違いし曹王の手下だと疑い、たぶらかされるなと豆子を叱責します。
卓錦娘は長孫皇后のために作った衣を拝見しにいくが安氏の死と共に途絶えた絶技・双面繍が施されていたので驚きます。
鄧七娘は5年も仕えているのに基本が大切と言って卓錦娘は何も教えてくれないが会って数カ月の豆子が絶技を教えてくれるので感謝します。
卓錦娘に問い詰められる豆子は母親は他人に教えていなかったのだと知り夢に仙女が現れたんだと言い訳し生きるために習った技法を教えると約束します。
孫徳成は豆子の素性を探る裴行倹を始末せねばと思い毒入りの汁物を作り順子に託します。裴行倹は皇太子に頼まれ豆子にお菓子を届けると順子から汁物が届きます。
曹王は武媚娘が入内する前から裴行倹と知り合いだったと知り陛下を信じ込ませれば皇太子の両翼をへし折ることが出来るとニヤつきます。
29話・遅くなった御礼
順子に勧められて毒入りの汁物を飲んだ裴行倹は尚服局を後にすると東宮に行く途中で体に力が入らなくなり倒れます。
孫徳成と順子は裴行倹を始末しようとしたが刺客が現れ連れ去ったので手を汚さずに済むと思います。裴行倹は目を覚ますと隣に武媚娘が寝ていたので驚き、武媚娘も自分も毒を飲まされていたのかと困惑します。
曹王と楊妃は今度こそ始末できると思い向かうと皇太子と出くわし錦楽宮での反省を命じられたと聞くが慌ててどこへ行くのかと聞かれます。この際、皇太子にも証人になってもらうと陛下に賜った猫を探しているのだと告げ孝行のために一緒にどうかと誘います。
皇太子は猫が咸池殿に逃げたと聞かされ何やら武媚娘に罠を仕掛けたのだと察し何事もないことを願って同行し、豆子は事の経緯を順子に聞かされ急いで向かいます。
武媚娘は猫はいないと告げるとやたらしつこく陛下に賜った猫だと楊妃に訴えられます。
すると豆子が衣を引き取りにやってきます。衣の手直しなど頼んでいないが何か含みのある言い方だと思い助けに来てくれたのだろうかと困惑しながら床几の上にあると告げます。
豆子は裴行倹に自分が着ている衣を貸して脱出させます。楊妃は寝室に押し入ると女性が寝ていたので驚き、武媚娘は妹が遊びに来ていたんだと動揺しながら言います。
楊妃たちは悔しさを押し殺し他を探すと去っていきます。武媚娘は何で裴行倹が危ないと分かったのかと聞くとたまたま通りかかったと言われるが読んだ覚えもないし衣も頼んでいないと指摘します。
そして巾着を問い詰められた時に秘密があるようだと気付き善良だと思ったから助けたが女である以上、敵か味方か分からなくなったと訴えます。
「武姉上、巻き込みたくなくて黙っていたが11年前、二度も命を救ってくださった、もっと早く御礼を言いたかった」
安氏の娘・琉璃だと知り、生きていたのかと宮中での再会を喜びます。
豆子は裴行倹を殺そうとしたでしょうと孫徳成を責め女性であることはとっくに知られていると教えます。武媚娘も素性を知っていると告げ二人とも味方だから敵意を持たないでとお願いします。
30話・形見が敵の手に
豆子から仙女から新たな刺繍を習ったと尚服局では教えていない技法を見せられた卓錦娘は琉璃は死んだし安氏と関係ないなら何者なんだと困惑します。
奥義書と金針は見つかっていない事から安氏は他の人に渡し豆子は伝授されたのではないかと疑います。
卓錦娘は夢の中で安氏に脅され乱心すると豆子がいう仙女は安氏に違いないと思います。鄧七娘は脅える師匠を見て安氏の死因に何か関与しているんだ疑うと安氏の命日ということもあり弔いに行くからと同行を命じられます。
裴行倹は供養する豆子を見守っていると卓錦娘がやってくるのを目にし声をかけ隠れます。
卓錦娘は安氏の好物がお供えされているのを目にして驚き、周辺を探すよう言われた鄧七娘は豆子が隠れている場所に入ってしまうが師匠を引き付けると言い出て行きます。
卓錦娘と鄧七娘の話を聞かれたので賢い裴行倹なら察しているだろうと思い豆子は安氏の娘で敵は卓錦娘だと話します。そして安氏の金針と奥義書は命の恩人に託してあると告げ敵を倒し冤罪を晴らすのだと言います。
安氏の弟子なのかと鄧七娘に聞かれた豆子は確かに安氏の技法だと教えると卓錦娘が金針と奥義書を探していると教えられます。
裴行倹は鄧七娘に声をかけ豆子を救う方法があるから手を貸してほしいとお願いします。また孫徳成にも協力を願うと拒まれてしまうが「琉璃を救うためです」と告げます。
奥義書を手渡された豆子は11年前に武府から逃がしてくれたのは裴行倹だったのかと喜び感謝するが形見の金針は今頃、卓錦娘が手にしていると言われ激怒します。
「卓錦娘から命を狙われたら冤罪を晴らす前に終わってしまう、これが守る方法だ、許してくれ」
卓錦娘は尼僧が貴重な針を売るらしいと鄧七娘に聞かされ庵に行きます。すると琉璃の薬を手に入れるために売ろうとしたが亡くなってしまったと言われます。琉璃の位牌に供えられている金針を目にしついに手に入れたと喜びます。