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映画「ラスト・マッチ/ロード・オブ・ボクサー」ネタバレ結末/パンチドランカーの苦悩

 

作品情報・キャスト

パディ・コンシダインが自ら監督・脚本・主演を兼任し再起を目指すボクサーを描いた作品。

世界チャンピオンとなったマティは妻子との約束通り防衛戦を終えて引退しようとしたがパンチドランカーとなってしまい記憶にも支障がでてしまう。

マティ・バートン(パディ・コンシダイン)エマ・バートン(ジュディ・ウィテカー)ジャッキー(ポール・ポップルウェル)アンドレ(アンソニー・ウェルシュ)

 

ネタバレ あらすじ

ロード・オブ・ボクサー

プロボクサーのマティ・バートンはデビューから33戦にしてWBO世界ミドル級チャンピオンになりました。

ずっと共にしていた父親が亡くなったが、その前にタイトルを獲得し娘ミアが生まれ孫を抱かせてあげられて良かったと思います。

妻エマは「戦う仕事」を心配しており試合がある日は元気がありません。引退を決意しているマティは「数時間後帰ってきてもチャンピオンのままだ」と伝え防衛戦に向かいます。

判定勝ちして帰宅すると安心したエマに抱きつかれるがマティは身体中が痛いと倒れてしまいます。

 

マティは手足が動かし辛くなりエマの支えがないと歩く事も出来ません。またパンチドランカーの症状が現れ記憶にも支障を来すようになりミアが自分の子である事も覚えていません。

泣きながらリハビリするマティをエマは根気よく慰めながら付き合い、結婚式場や思い出の地を周りなんとか思い出させようと努力します。

1人で歩けるようになったマティだが感情が不安定ですぐ怒るようになりエマに手をあげてしまいます。

「私のあなたは何処へ行ったのか」

悩み苦しむエマはお漏らししたマティに「大丈夫よ、気にしないで」と優しく言います。

 

泣き止まないミアをマティは「うるさい」と言って乾燥機の中に閉じ込めます。

掃除を終えたエマは寝ているマティに娘はどこか聞くが手を払われるだけなので必死に探しました。

根気よく優しく接していたエマだがさすがにこのままでは娘が死んでしまうと思い車で出て行きます。

 

マティはすぐに忘れてしまうが写真を見ればチャンピオンだった事を思い出します。

チャンピオンベルトを持ち出しフラフラと出て行ったマティは橋から飛び降りるが偶然にも枝に引っかかり生きていました。

川からなんとか這い上がったマティは無意識にボクシングジムに行き倒れます。

 

結末

病院で目を覚ましたマティは「妻エマにミアを連れて帰ってくるよう伝えてくれ」と友人のジャッキーにお願いします。

退院したマティは「なぜエマは帰ってこない」と悩みジャッキーは「一人で考える時間が必要なだけだ」と言います。

ジャッキーやトレーナーのリッチーがリハビリに付き合い妻役を努めます。

ある日、防衛戦で戦ったアンドレが訪ねてきます。

飲物を出され受け取るアンドレは入ったままになっているTパックを取り出し、自分のパンチでおかしくさせてしまった事やいろいろ挑発したことを謝罪しました。

 

 

現役時代を思い出し人生をたたえるパーティーを開いてもらったマティは舞台に立ちます。

マティは最初に「恨んでなんかいない。君が無事で良かった」とアンドレに伝え、支えてくれたリッチーやジャッキーに「見捨てずにそばにいてくれた」と感謝を述べます。

死にたくなって川に飛び込んだが水の中で妻や娘を見て生きる希望を取り戻しました。チャンピオンベルトは川の底に沈んだが愛する人の方がずっと大切だと気付いたのです。

マティはこのまま努力し続けて自分の人生に最愛の家族を取り戻したいと言うと拍手に包まれます。

スピーチは忘れてしまうので言いたい事を書いて必死に覚えたものでした。

パーティー会場にやってきたエマと再会しマティは涙を流して喜び「もう離れないでくれ」とお願いしました。

 

マティはリハビリを続けながらボクシングジムで子供達のトレーナーとして働き、最愛の家族を取り戻しました。

 

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