中国ドラマ「鶴唳華亭」作品情報
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
53話・真実
皇太子(蕭定権)は今になって陸文昔の声はどこかで聞いた時あると思い出すが朝議の時間なので向かいます。
皇帝が課題に出したのは陸英の件であり陸英親子を死罪にした理由を当時監国を務めていた皇太子と刑部尚書だった中書令・張陸正は説明を求められます。
皇太子は先の中書令・李柏舟の処刑に際し父母、妻の一族も死罪にしたと告げると陸親子も三族だったのかと聞かれます。定かではないと告げると皇帝は調べてから審議すると決めるが何中丞がかような大事を棚上げするつもりかと御史台の者たちと共に反発します。
何中丞は李柏舟の族譜を持参しており追い込まれた張陸正は自分が李の三族に陸家を加えたと白状します。皇帝はそんなのは知っていると告げるが本意ではなく皇太子に命じられたと言われ耳を疑います。
張陸正が親書だと証拠を差し出していたので慌てる皇太子は何も書いていないと訴えます。自分で確認しろと陛下に投げ渡されたので確認すると陸文昔が書いたものだと気付きます。
皆から厳しく責められる皇太子は自分ではないと訴え犯人を告げようとしたが自分の私印を盧尚書から託されていた事や今までの彼女の言葉を振り返り陸英の娘だと察します。
皇太子は「私の命です。聖旨を待ちます」と告げ冠を置いて飛び出すように出て行きます。
皇太子は急いで戻ると陸文昔が捕縛されていたので王慎に下がるよう命じます。涙をこぼしながら陸文昔の髪を結っていると殿帥が自分を連行しにやってきたので簪をさし全て私の本心だと訴えます。
54話・守りたい人
陛下に謁見する顧思林は皇太子の大罪について謝罪し審議を邪魔するつもりはないが思卿が遺した唯一の子であるため守らなければ先の皇后に会わせる顔がないと寛大な処置を願い出ます。
しかし朝議で明るみになり自筆の証拠まであるため過ちをどう覆い隠せというのだと叱責されます。
控鶴衛に引き渡された皇太子は素直に従うが陸文昔も捕らえようとしていると知ります。陛下が殿帥に調べさせるのは思惑あってこそで自分を手駒として利用するつもりだと告げます。
必要なのは生きた駒であって裁きを逃れるために私が自害したらどうすると訴え撤収させます。陸文昔は自分が初めて描いた絵を皇太子が大事に保管していたと知り涙を流します。
皆が出立し長州まで送りましょうかと聞かされた陸文昔は趙王の気遣いだと思ったが皇太子だと知らされます。
中秋のあと朕に隠れて朝臣と密会したかと追及を受ける斉王はお前の仕業としか思えないと叱責され認めて謝罪します。
55話・無意味な抵抗
控鶴衛で幽閉されている皇太子は食事を摂らずにうずくまります。
李明安は顧思林の命を届けに楊盛の軍営に向かいます。顧逢恩を召喚するから連れて来いと告げるが顧逢恩は楊盛に飲食を断たれて衰弱しており出立できるようになるまで留まります。
看病する李明安は安静にしていれば重陽節には戻れるだろうと告げると顧逢恩は皇太子の誕生日だと言います。
趙王は皇太子を心配して陛下に謁見すると「重陽節に朕が陸英の件を取り調べる前に食べさせとけ」と蜜柑を渡されます。
皇太子は誰かが入ってきたので出て行けと告げるが陸文昔だったので驚きます。剝いてくれた蜜柑を一個づつ口元に運ばれ口にすると寝たふりをしながら彼女の手を握るが出ていかれます。
陸文昔は重陽節に父兄の件について陛下が調べると趙王に教えられ残ります。
重陽節の宴が開かれる中、陸文昔は控鶴衛で灯籠を水に浮かべます。皇太子は自分の誕生日は誰も覚えておらず幼いころは家族だけの宴で成長してからは宮中の宴になったと言います。
「皇太子の誕生日」と口にするものは顧思林と顧逢恩だけであり思い出を語ります。
そして審議の場に向かいすべて認めていると主審を務める趙王に告げると筆の勢いが弱いと指摘されます。杖刑に処された後だからだと告げ何もかも自分がした事だ、これ以上なにを問うのだと声を荒げます。
56話・選択の後押し
皇帝から尋問を受ける皇太子は愍皇太子も控鶴衛で死んだと口にします。
なぜ陸英を殺したのかと聞かれ、なぜこの日を選んだのかと逆に聞き返します。なぜ朕に背くのかと聞かれ、何で自分を生んだのかと更に逆に聞き返します。
顧思林は審議の場に向かうと斉王は立ち塞がったので払いのけ部屋に押し掛けます。来訪の理由は何だと陛下に訴えられ皇太子を祝うために来ただけだと告げます。
今日は皇太子の誕生日だと知る陛下は言葉を失い皇太子は涙をこぼします。顧思林の態度に激怒した斉王は怒鳴り込むが陛下に下がれと叱咤されます。
顧思林は斉王を呼び止め「皇子でも禁を犯せば庶民となる?、陸英冤罪と中秋の童謡事案の黒幕を暴いても二言はないな?」と告げ、真相を暴くためなら再び主審の席に座らせてもらうと陛下に訴えます。
顧思林は私と顧逢恩は大丈夫だから心配するなと皇太子を慰めます。敵の大軍が集結し戻ってくるため国境を侵せば我が軍が討つが自分が間に合わなければ長州戦の勝敗は読めなくなると言います。
皇太子は戦を盾に陛下に圧力をかけるのかと驚くと選択の後押しだと言われます。
陛下から、あの不敬な歌はお前の仕業か、正直に言ってもらえないと守れないと責められる斉王は「違います、天に誓う」と告げます。そこに訪ねる皇太子は斉王を領地に行かせ顧思林は長州に戻すべきと進言します。
「長州と李明安が危険、私の姓は顧ではなく蕭」と訴えると陛下は何が起きるのだと動揺します。
趙王に連れられやってきた陸文昔は文は自分が書いたものだと名乗り出ます。私印は盗んだもので諸事情により皇太子を恨み主を変えたと斉王に目を向けます。それが露見し皇太子に宮籍を抹消され恨むと主の意を受けて文を書いたのだと訴えます。
何を慌てているのですかと斉王に告げ、主は中書令だと言います。