作品情報・キャスト
現代の記憶を持ったまま戦乱の世に転生した青年が出生の秘密と母の死の真相を追い求めていく歴史エンターテインメント
大学生の張慶は難病に侵された青年が現代の記憶を持ったまま乱世に転生する物語「慶余年」を書き上げる。皇位継承を巡って争い陰謀が渦巻く南慶国、高官の隠し子として生まれる笵閑は武術や毒の知識などを叩きこまれ育つ。殺害された母親の商売・内庫が皇室に管理されていると聞かされ上京を決意すると内庫を管理している長公主の娘・林婉児と結婚し権利を取り戻せと命じられる。
破談を画策するが宮中の権力闘争に巻き込まれ数々の謎の核心に迫っていく。
「驪妃(りひ)」でヒロインを演じたリー・チン、そして「如懿伝」で強烈なキャラを演じたシン・ジーレイが出演しているので楽しみ。
全46話で紹介します。
ネタバレ感想/慶余年
第27話/詩神降臨
荘墨韓から盗作だと指摘される范閑はまったく動揺することなく料理を次々と口に放り込んでいきます。
范閑は酒を飲みながら夢の中で仙界を遊歴して暗記したのだと告げ次々に名詩を吟じてみせると詩神が降臨したとささやかれます。荘墨韓は70年にわたる名声が一夜で潰れてしまい吐血して倒れます。
范閑は酔いつぶれると慶帝は笑みを浮かべ范家まで送り届けるよう命じました。柳如玉はまさみ神だと范閑を称えるようになりお前は何をしてんだと范思轍を叱責します。
范閑はすべて吐き出し酔いを無理に醒ましたあと部屋に誰も入れるなと范若若に告げ出て行きます。
五竹が侯公公を引き付けるのを確認し皇宮に侵入すると范閑は燕小乙の聴力が超人的なので急ぐこともなく巡回する者や侍女たちの小幅に合わせて動きます。
また目も超人的に優れているため高所を動けば弓が飛んでくるため避けます。
皇太后の寝室に侵入し鍵を頂戴すると外で待機していた王啓年のもとへ向かい鍵師を紹介してもらいます。
複製した鍵を戻すため再び侵入すると長公主のもとに荘墨韓が訪ねて行くのを目にします。荘墨韓は范閑を詩神だと認めていたが言氷雲を北斉に売ってまで協力していた長公主は激怒します。
話を盗み見していた范閑だが侍女に気付かれ逃走します。
第28話/謎の文
言氷雲を北斉に売ったと密談を刺客に聞かれてしまった長公主(李雲睿)は燕小乙を呼び始末するよう命じます。
殺害する必要があるのかと不振に思う燕小乙は言氷雲を売ったのだと堂々と告げられるが餓死寸前だった子供の時に連れて帰ってくれた恩人であるため慶帝には報告しないと告げ引き受けます。
燕小乙は「覆面していたが背丈格好が范閑だった」と告げ范家の屋敷に押し掛けます。
矢を受けた傷があるはずだから衣を脱げと燕小乙に言われた范閑は部屋に入ろうとするのを阻止する妹を押したので傷がなかったら土下座して范若若に謝罪しろと告げます。
「もし傷がなかったら陛下や百官はお前をどう処罰するかな?詩神と称えられているもんでね。当然お前に命令した長公主も処罰される」
矢の腕に絶対的な自信を持っている燕小乙が賭けに応じたので范閑は無傷である体を見せてやります。
燕小乙は范若若に土下座して謝罪し去っていきました。
范閑は五竹と一緒に母親の遺品の箱を開けると五竹宛ての文と五竹は読むなという文、そして兵器が入っていました。
第29話/ビラ撒き
皇太后の寝宮から鍵を盗み出し母親の遺品である箱を開ける范閑だが手紙を読んでも謎は深まるばかり・・・
王啓年が訪ねてきて鍵師を都の外へ送る時に陳萍萍と影子に見つかって質問攻めにあったと言われます。潜入したのは范閑かと聞かれ王啓年は否定したが鍵師は陳萍萍の元配下でありバレてしまったが隠蔽してくれたことを知ります。
本当に東夷の仕業だろうかと疑う長公主は刺客は二人いて侯公公が対峙したようだと燕小乙に聞かされます。侯公公がおびき寄せられ密談を聞かれるまでに一刻もあった事でついでに寄ったはずだと推理し紛失したり妙なことがなかったか調べるよう命じます。
そのころ、范閑は参内して皇太后に挨拶する林婉児の後ろで太監に扮していました。
林婉児が庭の散歩に皇太后を連れ出した時に離れ鍵を戻そうとすると超人的な聴覚を持つ燕小乙がやってきたので息をひそめます。
燕小乙は勝手に皇太后の寝宮に入るわけにもいかず許可を得るために庭に行きます。
皇太后が調査を命じ戻るというので林婉児は動揺し付き添うと外で待っているよう言われ大丈夫かと心配します。
すると太監の中に范閑がいたので無事に鍵を戻せたようだと安堵します。
「長公主(李雲睿)が忠誠の武士を北斉に売った」と町中にビラがまかれ、陳萍萍は慶帝に報告しに行き長公主と荘墨韓は繋がっていたようだと告げます。
自分の仕業だと陳萍萍にバレてしまった范閑は事実だと告げ長公主を都から追放すると告げると、長公主と荘墨韓の間に入っている者は郭保坤の父・郭攸之たちだと聞かされます。
第30話/証言者
荘墨韓との結託で捕らわれた郭攸之は家族を守るために己の心を鬼にして家族の縁を切れと息子・郭保坤に告げます。
郭攸之を投獄した慶帝は「おまえに罪はないのか」と追及すると長公主(李雲睿)は内庫の権限を返すと言います。それは本来そうするべき事であり今回の件とは関係ないと言い放つと長公主は売国なんてありえないとしらを切ります。
陳萍萍はじわじわと追い詰めていくと范閑も知っているはずだと言われるが彼が都に来た時には言氷雲はいなかったと告げます。言氷雲の潜伏の機密を漏らした可能性ならあると言われると慶帝に調べるよう命じられます。
陳萍萍に呼ばれた范閑は会いに行くと「長公主は負けた。私は向こうから潜伏の話をするよう仕向けたんだ」と言われます。
范閑が上京の際に言氷雲に会ったのは極秘で知っている者は少人数しかいません。長公主が知っていたとゆうことは鑑査院に間者がいるのは明らかであり、陛下直属の機関であるため君主の権力に手を出したことになります。
四処の主務・言若海は息子・言氷雲を北斉に売った李雲睿を許せないと一処の主務・朱格に告げ信用できる者を貸してくれと告げます。
山奥に行くと刺客にいきなり包囲され朱格が現れます。しかし、これは朱格には二心あると疑っていた陳萍萍の罠であり黒騎が一気に襲撃して一掃します。言若海が院長への不満を言い続けていた事や襲撃した件もすべて暴くために計画の一つだったのです。
朱格は自害しようとしたが侯公公が突如あらわれ刀を奪われます。陳萍萍は侯公公が証言者になることを確認すると刀を返すよう告げます。
陳萍萍の罠だと気付いた長公主は御書房の前で跪き許しを請います。