作品情報・キャスト
現代の記憶を持ったまま戦乱の世に転生した青年が出生の秘密と母の死の真相を追い求めていく歴史エンターテインメント
大学生の張慶は難病に侵された青年が現代の記憶を持ったまま乱世に転生する物語「慶余年」を書き上げる。皇位継承を巡って争い陰謀が渦巻く南慶国、高官の隠し子として生まれる笵閑は武術や毒の知識などを叩きこまれ育つ。殺害された母親の商売・内庫が皇室に管理されていると聞かされ上京を決意すると内庫を管理している長公主の娘・林婉児と結婚し権利を取り戻せと命じられる。
破談を画策するが宮中の権力闘争に巻き込まれ数々の謎の核心に迫っていく。
「驪妃(りひ)」でヒロインを演じたリー・チン、そして「如懿伝」で強烈なキャラを演じたシン・ジーレイが出演しているので楽しみ。
全46話で紹介します。
ネタバレ感想/慶余年
第39話/解放
范閑は沈重の妹・沈姑娘を人質に取り言氷雲の居場所を突き止めます。
言氷雲は錦衣衛を探るために近づいただけで好意などないと言い放つと傷口に悪いからしゃべらないでと沈姑娘に言われます。
そこに沈重がやってきたので范閑は今引き渡せとと告げると間者を明らかにすればと許可します。言氷雲は北斉の六部の尚書と侍郎全員だとデタラメを告げると沈重が激怒して范閑に帰るよう勧めます。
しかし「突き止められたんだから負けを認めた方がいい」と海棠朶朶が現れ、手を引けとの北斉皇帝と皇太后の命令だと聞かされ仕方なく開放します。
言氷雲は肖恩と引き換えに自分が解放されたと知り秘密を聞き出したのかと激怒すると范閑が慶帝から殺せと密命を受けたと知り何で殺さないのかと激怒します。
范閑はどっちなんだと思うが無事に連れて帰れとの勅命も受けているので言氷雲に勝手な行動をするなと告げます。
すると沈重は必ず何道人を疑う、甘く見るなと忠告されます。
何道人は沈重に疑われ狼桃(四大宗師である苦荷の弟子)と決闘しようとしていたが范閑が肖恩を救出のため手を組もうと上杉虎と連絡していたために接触していたようだと沈重に知らせが入り疑いが晴れます。
北斉皇帝に謁見した范閑は沈重を失脚させるから肖恩の居場所を教えてくれと願います。
第40話/大将軍への忠誠
范閑は上杉虎と手を結んで肖恩の奪還へと動き沈重もそれに気付き尚道人と狼桃を呼びびます。
范閑は決行すればどっちみち上杉虎か沈重は消えると告げると上京城の内庫の帳簿を知らべていた言氷雲から記録がデタラメだったから沈重を殺すなと言われます。
謀反を超すために必要な資金が慶国に流れていると知るが范閑は今更引き返せないと訴え言氷雲を見張るよう王啓年に告げます。
上杉虎は襲撃をかけ肖恩を救うが包囲されてしまいます。命を懸けて戦ってくれと士気を高めるが「九品だから一人で逃げられます。私たちの仇は誰がとるのですか」と部下に訴えられます。
辺境軍は上杉虎に迷惑かけないために全員が頭から灯油をかぶり火をつけて自害しました。
沈重は上杉虎に会いに行き、もし肖恩が死体をすり替えていたとしても尚道人と狼桃に潜伏させ殺すよう伝えてあるから問題はないと笑います。
見物していた范閑は肖恩が死体に紛れて身を隠して逃走するのを目にし尾行すると尚道人が現れました。譲ってくれとお願いすると狼桃もいると聞かされ崖から落ちるからわざと襲ってくれと指示します。
費介はいつまでも情報が届かないので影子を毒で眠らせ戦報を目にすると范閑が危険な状況だと知り黒騎はどこにいたんだと陳萍萍を責めます。
また范閑を窮地に追い込んだのかと范建も現れると陳萍萍は范建には教えてもいいが費介はダメだと言います。
范建はもし范閑を害する者がいたら共に暴れることを費介に約束し陳萍萍を連れて慶帝のもとへ向かいます。
第41話/仙女
范建は陳萍萍を連れて慶帝のもとに向かい何で范閑を北斉に行かせたのだと追及します。
范閑を自分の孫と信じこませたのは陳萍萍であり、范閑を通して肖恩の秘密を探ることが慶帝の目的でした。
陳萍萍は澹州で息子が生きていることを己で導き出すよう小出しにしながら脅していたが口を割らないので北斉に護送するときに味方だと思われないために黒騎を撤収させたのです。
それにより自分の手で我が子を殺すよう仕向けたのだろうと疑わせることに成功していました。また逆でも構わないと思わせるために慶帝は密命を与えていたのです。
かなり危険な賭けに范建は戸惑います。
狼桃から致命傷を受けている肖恩は死が目前に迫り「おまえの父親は范建ではない、お前は俺の孫だ」と范閑に言います。
北にある神廟を捜しに行ったが生き残ったのは肖恩と苦荷であり雪山のなか空腹で絶望を感じたとき果てしない漆黒の闇が降臨したと話し始めます。范閑は極夜を乗り切っただけだと思うが神廟が一瞬で目の前に現れたと言います。
しかし触れようとするとなぜか門が下がって触れられない・・・光と影の錯覚で幻想を見せる3Dホログラムかと范閑はつぶやくと幻覚ではないと肖恩はいいます。
神廟にいた仙女・葉軽眉が中から出てきた・・・范閑は急に母親の名前が出てきたので驚きます。
苦荷が肖恩を狙っているのは神廟の秘密を利用して再起を図ることを恐れたためです。仙女はそのあと下山すると旅を続け商号をつけて奇妙なものを作り出し天下に富をもたらし世を驚かせました。
そのような仙人が慶帝に嫁ぐとは・・・・
第42話/人心をもてあそぶ奴
母・葉軽眉が慶帝に嫁いだと聞かされた范閑は驚くが自分は范家の者ではなく皇子だと考えれば納得がいきます。
肖恩は「肖家の者だと分かっていればいい。話して肩の荷が下りた。荘墨韓に私の死を伝えてくれ」と告げ静かに息を引き取りました。
范閑は自分と肖恩を会わせるために京都に来る時期を見計らっていたのだと気付きます。
李雲睿が偽の勅命を出さなくても鑑査院は澹州で范閑を災難に巻き込ませる計画であり滕梓荊を選んだのは慶帝でした。
神廟が手に入りさえすれば慶国は天下に降臨し世の中心にできると思ったからです。
范建は「范閑は私の息子だ、いずれ范閑をとるか慶国をとるか選ぶときがくる、その時はどちらを選択するのだ」と陳萍萍に言い放つとはっきりとして返事が返ってきませんでした。
また肖恩の孫は殺したのかと聞くと「生きている。北斉を恨む慶国人として育てた」と言われ、誰でも駒にするのだなと告げ去ります。
范閑は鑑査院に自分と同じ年の者はいないかと調べると滕梓荊の上司である言氷雲だと気付きます。
「陳萍萍は人心をもてあそぶ」と肖恩は言っていたが振り返れば宰相や范建、司理理たちもそれに近い言葉を言っていました。