作品情報/キャスト
ウー・シーザー&チャン・ホイウェン共演の中国時代劇
開封府の審問を受けるために汴京城に来ていた織造府の白宝震が殺される。展昭は江湖で名を馳せる蜀中六悪の5番手探雲・李栩を殺人容疑で指名手配すると7番手の神犬・莫研が現れて無実だと訴えられる。名裁判官・包拯が莫研の洞察力と推理力を買って捕快として仮採用したことで展昭と莫研は一緒に事件の謎を追うことになる
全24話で紹介
ネタバレ感想/高潔なあなた
17話・仮面の男
蕭太妃が毒殺され大宋の仕業だと疑う蕭観音は趙渝を殺そうとしたが耶律重光の召使・耶律菩薩奴に止められます。
暗殺事件の調査を開始する展昭たちは献上した万年神亀を確認し神亀に毒を仕込ませ蕭太妃を噛まれるように仕向けたのだと分かります。
犯人は侍女に扮したことを突き止めるが名簿を調べようとすると一足遅く燃やされており管理者も殺害されていました。
犯人は分からなくても目的が分かればいいと莫研は言い寧晋は莫研を縛って彼女は西夏の間諜だと訴えます。趙渝はいったいどうなってんだと困惑するが耶律洪基は大宋と遼の仲を引き裂くつもりだったのかと納得し翌日の処刑を命じると寧晋は開封から連れて来たから展昭にも責任をとってもらうと責めます。
耶律洪基から侍女に罪を着せたのは保身のためではないだろうと言われた寧晋は思惑が外れた犯人はまた手を下すはずだと言います。
位の低いものを殺したところで争いは起きないし大宗に罪を着せたいなら宋人は狙われない、また軍営を総括する耶律重光も兵士に守られており暗殺は困難なので残るは蕭一族のみだと告げます。
しかし、皇位を得るためと身の安全のために耶律重光を排除できるかと思いもよらない相談を受け重大なことなので改めて伺いすると言い失礼します。
展昭は蕭観音の兄・蕭信が殺害されそうなところを助けると耶律菩薩奴は犯人は太妃の侍女に扮し3年前に入宮していたと太子に報告します。
太子からなかなかやるなと褒められた莫研は開封府の捕快で蜀中六悪の神犬だと名乗ると仮面をつける耶律菩薩奴は驚く様子を見せます。
太妃が崩御されたばかりなので婚儀は1年後という事で話はまとまると展昭は隼に呼ばれ河川岸に向かいます。待っていたのは耶律菩薩奴であり蕭氏は恐れるに足らぬが用心すべきは耶律重光だと言われ驚きます。
反徒は見つけたのかと聞かれ龐吉であるが結託の証拠を集めるのが先だと告げます。耶律菩薩奴は仮面を外し隼こと蘇酔の顔を見せ去っていくが太妃に葬儀中に公主が刺客に狙われる事件がありました。
莫研はあれは暗花の仕業だと見抜き龐吉の勢力が遼にまで及ぶとは和親の阻止には犠牲をいとわないようだと展昭は思います。
18話・怒りの一振り
寧晋と展昭は蕭観音の兄・蕭信に招かれて妓楼へ行きます。莫研は酒と女遊びをしてそれを隠して誤魔化そうとしたので怒り趙渝と一緒に街へ出かけます。
偶然、蕭信と出会うが衣がめくれたわずかな隙間から刺繍を目にします。その後、蕭信から誘いを受けたので短剣を隠し持ち幕屋へ行くが罠にはまってしまい眠らされ寝室に運ばれます。
耶律菩薩奴(隼こと蘇酔)に呼ばれた展昭は暗花の主導者が錦糸繍坊の師範・方夫人だと聞かされ驚きます。しかし耶律重光に包囲された事で間諜が存在していたら展昭が接触すると見込んでいたのだと蘇酔は言います。
展昭は出て行き兵を率いて何事かと訴えると「中に誰かいるはず、その者に用があるんだ」と訴えられます。展昭は寧晋が兵に扮していると気付き大宋の寧晋王が読経をされているのに邪魔するつもりかと言い放ちます。
耶律重光が見て来いと強硬を命じたので寧晋王はすぐに中に入って行き蘇酔と着替えて難を切り抜けます。
展昭と寧晋は莫研がいないと公主に聞かされるが蕭信の侍女が訪ねていた事を寧晋が思い出します。展昭は駆け付けて護衛を切りつけ突入し莫研を救出すると怒りのあまり蕭信の目を斬りつけます。
蕭観音から狩りに行きたいとお願いされた耶律洪基は和親をよく思わない耶律重光が宋人を消す悪計を企てている、これを機に宋人の力を借りて倒すつもりだから駄目だと告げます。
莫研と趙渝はなにか企んでいるなと気付きながら蕭信に案内されるが蕭観音がいるのに気付き声をかけます。勝ったに来たのだろうと察し戻るよう説得するとその場を去る蕭観音が足を滑らせ崖から落ちそうになります。
19話・念願の夫婦に
莫研と趙渝は崖から落ちそうなった蕭観音を助け、太子に言わないから隙を見て帰るよう促します。
展昭は耶律重光から書信を預かった方夫人を尾行し阻止するが方夫人を始末するものの毒針を受けており更に書信は白紙でした。
そこに耶律重光からの命で現れた耶律菩薩奴(隼こと蘇酔)と剣を交えると莫研のために戻れと言われるが莫研から兄上を奪えないと自分から崖下へと落ちます。
蕭信の罠にはまり趙渝を救った莫研と寧晋王は廃坑へ転落してしまい矢で射抜かれそうになった趙渝は蕭観音に助けられます。
寧晋と莫研は廃坑から出口を探していると虎の姿を見て走って抜け出し洞窟に身を隠します。おそらく先ほどの虎は蕭信の悪戯に乗じて耶律重光が虎を放ち何も知らないふりして太子に同行しているのだろうと推察します。
虎が再び姿を現したので寧晋に隠れさせる莫研は引き付けて逃げ出し川に潜って難を切り抜けるが展昭が倒れているのを発見します。
寧晋と蘇酔は追われてけがをした趙渝を発見し展昭と合流します。目を覚ます展昭は蘇酔が助けてくれたと知って感謝し、もう隠す必要はないのではと告げます。
莫研は耶律菩薩奴の本当の名前は蘇酔と知り戦死したと聞かされていた六師兄なのかと驚きます。展昭が復活し安堵する莫研は夫婦になりましょうと告げ蘇酔の許しも得るが虎から逃げる際に林の中で虎符を作る小屋を発見したことを思い出します。
展昭は大宋の物ではなく遼の兵符ではないかと告げると龐吉と耶律重光は手を組み両国の戦を企てているから私兵の虎符かもしれないと言います。
蘇酔は耶律重光が何か仕掛けてくるはずだし長居はできないのでいますぐ婚儀を挙げようと言い、展昭と莫研は寧晋、蘇酔、趙渝に祝福され夫婦となりました。
20話・訃報
寧晋王は蕭信に殺されると助けを求め耶律重光を連れて行きます。
そこに趙渝が屋敷から助けてと飛び出てくると兵を率いる蕭信が追ってきます。耶律重光は全員まとめて始末するつもりだったが展昭と莫研を殺してくれるなら助けてやろうと受け入れていました。
しかし寧晋王は洞穴に虎を放ち耶律重光はお前に罪を着せようとしていたんだと蕭信に教えていました。結託してくれれば狩りでの悪計と妹が無断で来ていた事を太子には黙ってやると話を付けていたため展昭と莫研が合流すると一気に耶律重光を包囲します。
耶律重光は万が一のことを考え伏兵を待機させていたので展昭たちは逆に包囲されます。展昭が隙を付いて耶律重光を人質にし太子に報告しろと寧晋たちを逃がします。
耶律菩薩奴(隼こと蘇酔)は耶律重光が人質に取られたために兵を退かせると、展昭は莫研と共に逃亡するが毒気が充満する山中に入ってしまったため弱っている展昭は倒れてしまいます。
趙渝は家族を守るために力を隠している太子に蕭観音には優しく接するべきと告げます。そなたを娶るから無理だと言われるが彼女が欲しいのは皇位ではなく好きという気持ちを伝えてほしいだけだと思うと告げます。
蕭観音がやってきたので趙渝はその場を離れると太子は蕭観音を抱きしめ好きだと言葉にします。
山小屋に住む一家に助けられた展昭だが咳をすると吐血し莫研に隠します。そして酒を飲ませて莫研を眠らせると姿を消し寧晋に蜀中に送り届けるよう託します。
目を覚ます莫研は蕭辰と白盈玉がいたので驚くと展昭は死んだと告げられます。
半年後、汴京城にやってきた莫研は展昭との思い出を振り返りながら開封府に戻ります。寧晋は兵符が合わされば謀反が起こると陛下に告げるが兵符は見ていないし憶測にすぎないと言われます。
不正金は隼(蘇酔)が遼で見つけるはずと告げると慌ててならぬと言われたので龐太師と耶律重光が結託していて蕭一家と手を組んでも倒せなかったのだと訴えます。
1年後、莫研は捕頭として心の空いた穴を埋めるかのように忙しく働いていました。