韓国ドラマ/九尾狐伝
伝説の霊獣・九尾狐と人間の女性プロデューサーの愛を描いた韓国ファンタジーロマンス
ストーリー&キャスト
幼い頃に孤峠で奇妙な交通事故に遭い両親を失ったナム・ジアは怪奇ミステリーを探索する番組「都市伝説を探して」のプロデューサーとして活躍していました。
結婚式場で花嫁が消えたという不可解な事件に遭遇したジアは、現場で新婦が抵抗した跡と血痕、そして狐の毛を発見する。事件の真相を突き止めるために取材を進めた先で出会ったのは幼い頃に遭った事故の時に助けてくれた九尾狐のイ・ヨンだった。
ネタバレ感想/九尾狐伝
1話・狐峠での出来事
100年生きた狐は美女、もしくは男に姿を変えられる。男になった狐は時に人間の女と交わり、1000年生きた狐は点に通じる「天狐」となる。天狐は巫女に劣らぬ霊力で千里先まで見通すという。
1999年、狐峠、9歳のナム・ジアは車の中で両親から誕生日プレゼントとしてメリーゴーランドのオルゴールを贈られ喜びます。
街灯の電気が全て消え事故を引き起こし、ジアは気付くと逆さになっていて助けを求めます。
・・・という怖い夢を見たジアは両親に抱き付きます。しかしオルゴールの馬の顔がなかったり服に血痕があったりとおかしな現象に気付きます。
病院に運ばれるほどの種実類アレルギーであるジアはクルミが食べたいと告げると医者である母親が取りに向かったので偽物だと気付きハサミで刺して自分の部屋に逃げ込みます。
「アウムじゃないのか、今夜のことは忘れろ、もし忘れなければ・・・・」
とイケメンの男に言われ目を開けると事故が起こった現場に戻っており両親は消え自分だけが取り残されていました。
21年後、
子供の時に奇妙な経験をしたジアはミステリーを追うテレビ番組「都市伝説を探して」のプロデューサーになり両親の行方を捜し続けていました。
その頃、過去の話を持ち出される事、爪を立てられる事を嫌うイ・ヨンは人間を愛し結婚しようとした女を「記憶を消してやるから安心しろ」と告げ始末しました。
偶然にもその場に居合わせたジアはイ・ヨンを目にしどこかで会った時があるような気がして目で追います。
花嫁が消えるという奇妙な事件が起こり追っていたジアは狐の毛を採取します。
ヨンは奪衣婆(三途の川で亡者の服を剥ぐ老婆の鬼)のもとに向かい記憶を消してやったかと聞くと罪人の願いを聞くほど暇じゃないと言われます。
「白頭大幹の神イ・ヨンはアウムの蘇生を条件に冥界と現実の境界で断罪の役に就きその恩を返す」
狐は恩を忘れないわよねと奪衣婆に言われヨンは出て行きます。
ジアは赤い傘を持った男の情報を呼びかけると「歳も取らなければ死にもしない奴だ」と言われたのでくだらないと思いさっさと解放しようとしたが「狐峠は?」と聞かれ動揺します。
バスに乗ろうとしていたジアは乗り込もうとした瞬間に具合が悪くなった老人がいたので介抱してあげます。
すると乗るはずだったバスが事故を起こし、死者5人に生存者1人と言われ一人少ないと訴えます。生存者で停留所で出会っていた女性のお見舞いに行き赤い傘を持った男を見掛けなかったかと写真付きを見せて聞くと殺されると脅え出します。
消えた花嫁の時と同じで何故か目撃者がいないと思うジアだが「バスの事故で入院中の女子校生いますよね」とカウンターで訪ねる男を目にし声をかけます。
「花嫁がいなくなった事件の現場、バス、被害者スヨンが入院する病院、3度も見掛けるなんて」と訴えるが9歳の頃に聞いた声だと気付き「あなたと出会えるのをずっと待っていた」と告げ首に注射器をぶっさします。
2話・私はあなたを待ってた
白頭大幹の主・ヨンは風と雨をつかさどる山の神で妖怪と呼ばれるような狐とは格が違う九尾狐だった。
出会った人間アウムと熱愛となるが何者かに彼女の人生を奪われ、三途の川を渡れば永遠に会えなくなるので公権力を駆使して川を凍らせ阻止しました。
狐玉(生命?記憶?)を与え「生まれ変わってこい、必ず見付けてやる」とアウムに告げました。それから何年もアウムを捜し続けているが発見出来ずにいました。
そして21年前にアウムと間違えて事故から少女ジアを救いました。そんなジアに注射器で刺され「殺しておくべきだった」と思いながら気を失います。
ヨンが九尾狐だと知ったジアは存在を信じており自分の手で捕まえるのが夢だったので喜ぶが「21年前に事故から救ったのに恩を仇で返すとは」と言われ驚きます。
「両親はどこなのか、遺体もなかった、あなただけが手掛かりなの」
お前の悲しい過去に興味はないと言われたので寝ている間に映像を収めたから公表すると告げると片目の視力を奪われ「脅迫は力があるものがするんだ」と言われます。これは賭けだと告げて映像を収めたUSBを破棄し、「狐は恩を忘れないんでしょ、見た事はすべて忘れるが両親を見付けてからだ」と告げると目を治されます。
バスの事故を起こしたヨンの弟ランは主従関係のユリを連れて犠牲者の葬儀に行き見物します。放送局に勤めるジェファンは結婚を祈ってコインを投げている時に背中を向けた状態で何度もコインを投げて的中させていたランがいたので声をかけます。
あの時、「結婚したいけど両親に反対されていて」と告げると「手伝おうか」と意味不明な事を言われていたが「これで結婚できるな」と言われたのでランがやったのかと思います。
またセロムの母親も急死したのでジアは同僚に不孝が続いていると思います。
ヨンはジアが麻酔薬を持っていたとシンジュを叱責するがジアの記憶が何で消えないのかと困惑します。これまでに何度もアウムそっくりと女性と出会い最期まで見届けたが狐玉がなく、ジアもアウムそっくりなので気になります。
来世出入国管理事務所を訪ね「アウムは生まれ変わっているはず、どこにいるんだ」と奪衣婆に聞くと「知らないし生まれ変わる時はランダムだから女だとは限らない」と言われます。
ジアの両親の生年月日を教えてもらい調べるが名簿にありませんでした。
「生きているか分からないが死んではいないようだ」と言われたジアは生きているとずっと信じていたので必ず見付けると意気込みます。
そして狐の世界を見たいとお願いするとヨンが不可殺伊(乱れた世の中を好む妖怪)を退治する場面を見せられ怖い思いをします。
不可殺伊を操っていたのが弟ランだと知ったヨンは会いに行くと「あの女は生まれ変わっているぞ」と挑発され指1本触れるなと言い放ちます
西海で頭蓋骨が発見されたと知り合いのペク刑事から教えられたジアは母親が頭部を投げてきた夢を見たので何か関係があるはずと思い島へ向かうが船でヨンに会います。
ヨンは同じ船、同じ島、同じ顔をした女、この組み合わせは危ないと察知し島に何かあると思います。ジアは被害者の娘ピョンヒに会いに行き取材するがヨンは被害者の漁師仲間の様子がおかしいことに気付きます。
ジアは島の人達に取材しようとしたが皆が去ってしまうので困っているとヨンが情報源は人間だけではないと歩き出したので付いていきます。木の精霊にこの島で何があったのか聞くが屋敷神や大地の神が去ってから村の様子を知る術がなくて分からないと言われます。
去りたいけど木に縛られて動けないというのでジアは木に巻かれていたロープを切ってあげると「あなたは私の森にゆかりのある方、島の北側に行けば答えが分かる」と言われます。
ジアは洞窟に行き着くと両親の写真が撮られた場所だと気付きます。
全16話あらすじ一覧
1話~2話
3話~7話
8話~13話
14話~最終話(16話)