中国宮廷ロマンス時代劇「卿卿日常」
美食の彩る斬新な後宮風景でさまざまな幸せの在り方を綴った軽快ラブコメディ
大ヒット時代劇「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」の制作会社NewClassicsMediaが手掛け2022微博(weibo)人気ドラマトップ10にランクインした大ヒット作。
同盟関係にある九つの川からなる世界。
新川盟主の息子たちの夫人を決める選抜会が行われ各地から娘たちが集る。
有能ぶりを隠している六男・尹崢は、霽川からやって来た李薇を娶ることになるが彼女はわざと落選して故郷でのんびり暮らしたいと思っていた。
問題が連発しながらも互いに支え合い尹崢が職位を得て政に参加する頃には次第に心を通わせ意気投合。新川の大家族の温かい日常の中、個性豊かな兄弟やその伴侶たちと一緒に成長していく。
全40話で紹介します。
ネタバレ私感/卿卿日常
13話・郡主の特訓
新川主の命で尹崢(6君)は金川郡主・元英を娶ります。不貞腐れる李薇だったが元英も勅令による婚礼になっとくいかず尹崢を出世させ李薇を正室に相応しい者に育てたら離縁する約束を交わしたと知らされます。
李薇の教育、尹崢の参謀となった元英は厳しく、李薇は屋敷を管理する知識と技術を学んでいくが、算盤すらできないところからのスタートでした。
時間がかかり音を上げそうになる李薇だったが、言っている事は正しく信頼できるので頑張ってくらいついていきます。
尹嵩(嫡長主)は丹川への支援金がかさみ返済金の工面は困難だと告げるが新川の責務の責任を丹川へ押し付けてはならない、解決策を考える時だと叱責されます。
何か意見はないかと川主に求められた尹崢は、分割返済を申し出た以上期日を守らねば威厳を失うので商業重視をするべきと言います。規制暖和と共に教育を徹底し利に溺れないよう導けばいいと告げると文章にして提出するよう命じられます。
夜市の禁止を解くべきと進言すると託されたので序に宮中から出たがっていた尹岸(3君)の協力を得たいと願い助けます。
尹崢は市場を見回っていると「虎の狐を借る狐め、父上の名で私を脅すとは金川郡主を娶った程度で大物を気取るのか」と尹嵩に言われます。
それを耳にした李薇は大物かどうかは民が決めることで婚家には関係ない、志がある者は犬小屋で生まれても大業を成すと言い放ちます。
尹崢の新居披露の祝宴の招待状を受け取る尹嵩は川主に期待されていることに嫉妬し自分が欠席することを広めとけと命じます。
「私が欠席なら誰も行かないだろう」と招待状を燃やします。
14話・新居披露の祝宴
尹崢は新居披露の宴に誰もやってこないので嫡長主が欠席の噂を広め圧力をかけたからだろうと察します。
宴はシーンとした空気で李薇や元英たちは失意に暮れていたが丹川の酒を持って上官婧が姿を現します。丹川の酒を飲ませてと尹岸の夫人たちも現れたので李薇は感謝していると祝いの準備で遅れたと尹岐(5君)もやってきます。
手土産を持って尹岸も駆け付けると尹嵩の圧力に屈しない兄弟や夫人たちが次々と駆け付け、その中には尹嵩の側女・郝葭もいました。
皆で楽しく会話が弾んでいた時に尹岐が急に倒れてしまいます。李薇は料理を調べると油麦菜が品切れで莧菜が使われていたのでスッポンと一緒に食べた事よる中毒だと分かり空心菜の絞り汁で解毒させます。
李薇と親しいために勝手に宴に参加した郝葭は尹嵩に殴られます。
夜市が解禁されたものの管理が甘いと弾劾が川主のもとに山ほど届き、戸政司の中でも怨嗟の声が多く上がります。尹嵩の仕掛けで問題が噴出し尹崢はいったん退けと尹岸から助け舟を出されるが、罰は受けるが商業振興は有益だと改めて訴えると自宅謹慎を命じられてしまいます。
そんな中、尹岐(5君)と尹岩(7君)は新邸を下賜され仕官となり政務に就くことになります。
15話・禁足の日々
怒りを買う郝葭は、嫡長主が上奏書を突き返されて悩んでいたので面会を拒むのはあえて厳しく接し奮い立たせて結果を出させるためかと思うとご機嫌を取ります。
商業振興の推進を主張して自宅謹慎を言い渡された尹崢は、李薇が郝葭からの謝罪の文を持ってきたのでどうやってやり取りしたんだと驚くとゴミ回収の者を使ったと知ります。
元英が屋敷の管理や帳簿の確認を怠らず忙しくしていたが暖房のため支給される炭が減らされ体調が優れないので李薇は湯たんぽを持っていくよう指示します。
しかし禁足中なのにゲームをして楽しんでいると復活する元英に睨まれ一同固まります。
仕官を許された尹岐と尹岩は、それぞれ新居披露の祝宴をどうするかで頭を悩ませます。尹岩と阮思思は接待をしたくないので相談しなくても無意識に言い訳を考えます。
夜市を管理する尹岸は夜の警備が足りないと川主に訴えると尹岐と尹岩が協力することになります。尹崢と仲がいい尹岐を引き入れるとはどうゆう魂胆かと嫡長主に聞かれ、手が足りず売り上げが減っているだけだと誤魔化します。
味方を増やし夜の警備を強化するのは尹崢の進行策であり嫡長主や戸政司の老臣は夜市の運営に無関心だが新川にとって不可欠な振興です。新川主に呼ばれるとお前の策だろうとバレていたが、まだまだ問題点はある、紙幣を使用するべきと進言します。
働きづめの元英が倒れてしまい李薇は命がけで医官を呼びに行こうとすると禁足を解く詔を手に尹崢が戻ってきました。元英が寝込んでいても帳簿をつけようとしていたので李薇は自分がやると告げ休ませます。
16話・異郷に嫁ぐ者
李薇は招待状を書くと元英に字が上達したと褒められます。郝葭と接触しないよう嫡長主からは招待状を返されたと知り、あれもこれも禁じていたら郝葭の気が滅入ってしまうではないかと怒ります。
郝葭は上官婧の名で招待状が届いたので禁足に罰せられるのを分かっておきながら李薇が主催した集まりに喜んで向かいます。
夜市の見回りをしていた尹崢と尹岸は夫人たちが戻らないと尹岐から知らせを受けます。尹岸は行ってやれと冷静に告げるが自分とこの夫人たちも一緒だと知りどこの酒楼だと声を荒げます。
李薇は郝葭が迎えに来た馬車に乗り込んだので大丈夫だろうかと心配します。郝葭は食事抜きで模写を続けていると正妻が夜食を持ってきたので感謝します。
夜市による経済振興が成功し金川への借款が完済できるめどが立ったので川主は皆を称えると次は墨川の件だと告げます。和睦のために極寒の地・墨川に嫁がせなければならない時期であったが宮中に適齢の者が少ないのです。
嫡長主は漱玉郡主を候補にと考えたが嫡出であるために墨川が増長する恐れがあるので琳琅郡主を推します。妹を推された尹岐はまだ13歳だと強く反対し嫡長主を睨みつけます。また、尹岸は川夫人を訪ねると嫡長主が自分とこの夫人を川夫人の養女として郡主に封じて嫁がせればいいと進言していたので高貴な者は一人もいないと訴えます。
実の娘を嫁がせたくない川夫人は和夫人の養女・宋舞に目を付けます。郡主に封じられると知り有頂天になる宋舞だったが嫁がされると知り涙を流します。
得意分野だから任せろと李薇は仮病を装うためのメイクをし宋舞にやる気があったので軽い中毒を起こさせ病気だと思わせます。尹崢、李薇、元英は医官を囲み嫁げる状態ではないと診断記録に記すよう圧力をかけます。
大少主・尹崑の娘・平安郡主は祖父上の命に従うしかないと告げるが、そうはさせないと仮面をつける尹崑に言われます。