作品情報/キャスト
ポン・シャオラン&ジン・ハン共演、メディカル・ロマンス時代劇
天侑の公主・楚九齢は勅命で武徳司の統領・陸雲旗と婚礼を挙げると楚譲が皇位簒奪をしたと知り仇を取ろうとしたが失敗し投獄される。師匠に助けられると自分の身代わりとなって死んだ君蓁蓁に成り代わり、暗殺された理由を調べるため沢州の方家に身を寄せる。復讐を胸に公主から医者へと変わるが偶然にも両想いだった幼馴染の朱瓚と出会う。亡き師匠の医館を引き継ぎ人々を助け医術を使って陰謀に立ち向かい真の名前を取り戻す。異なる4人のイケメンたちとの恋模様からも目が離せない。
全40話で紹介します
ネタバレ感想/九齢公主
9話・名前を取り戻す
薬草採りに出かけた君蓁蓁は紫英仙株を採ろうとして崖から転落するが朱瓚に助けられます。
脚が痛くて歩けなかったので負んぶしてもらうと幼い時を思い出します。「幼い時といえば九齢は自分のことを何か話していたか」と聞かれたので「甘やかされていた、最高の兄さん」と告げます。
「甘やかしてない、自分を貫く娘で見ていると幸せだった」
何やら紫英仙株に思い入れがありそうだったので助けてくれたお礼も兼ねて贈ります。
汝南に入ると君家の九齢堂が潰れており屋敷は荒れ果て人手に渡っていました。君蓁蓁は医師として都に戻る方が安全だし九齢の名を手にすることが出来ると思います。
名前を君九齢と改名し医館・九齢堂を再開すると民たちに訴えると、茶の入れ方も投壺の神業も同じであり同名を名乗るのは偶然なのだろうか、九齢本人ではないのかと朱瓚は思います。
無料で診療を始めると奇病を患うものもいて悩むが治療中の方承宇がはじめて車いすから立ち上がり自ら歩いたので嬉しくて涙をこぼします。
朱瓚が戻ってきたので「君蓁蓁」を調査していたのだろうと察し「公主じゃなくて失望した?忘れることを学ばないと」と告げるが「みな存在を忘れるが私が忘れたら彼女が悲しむ」と言われます。
曹氏は何であんな事をしたんだと蘇綺を問い詰めるが暗器が放たれ口封じされてしまい逃げた侍女・木瑾を捕らえます。彼女を問い詰めようとすると服毒して自死されてしまいます。
長女の錦繡が関与しているとは思えないが閉じ込めておくよう命じ東の郊外に宋運平がいるはずだと思います。
10話・敵の影
曹氏は網を張っていると宋運平がやってきて放火し始めたので「やはりお前か」と声をかけ包囲します。
開き直る宋運平は蘇綺を方家に入れ方承宇に毒を盛っていたのも計画のうち、今日は失敗したがどうせ長くは持たないだろうと言い放つが県令によって捕縛されます。
君九齢は自分の罠にかかっていれば今頃捕らえられているはずと思うと翌日投獄されたと報告が入ります。
帰りながら説明すると方承宇に告げ帰路につくと、朱瓚は危険を察知し御者の雷中蓮に先に行くよう告げて刺客を返り討ちにします。
九齢は朱瓚が刀傷を負ったので治療すると方承宇は怪我をしたなら一緒に馬車に乗ったらどうかと告げるが朱瓚は大丈夫だと言います。
曹氏は宋運平が一か月尋問を繰り返しても金のためにやったの一点張りなので終わりにしたらどうかと県令に言われます。頷くと審決するには被害者が必要、方承宇はいつもどるのかと聞かれ警戒し知らないで通します。
迎えに来た高執事と合流した九齢たちだが最後の難所で刺客たちが現れます。九齢は朱瓚を心配して馬車から身を乗り出すと雷中蓮の様子を目にし、14年前に方承宇の父を襲った刺客と同じなのねと確認を取ります。
腕が一瞬でも治ったら戦いたいかと聞くと仲間の敵討ちが出来るのなら何が遭っても本望だと言われたので針で治療します。
返り討ちにすると賊に扮した官兵だと朱瓚と雷中蓮は見抜きます。そこに知らせを聞いたと懐慶府の軍がやってくるが九齢はこんなこともあるだろうと予想し曹氏と計画を立てていたので河南路郡の巡検司が駆け付け投降させます。
県令はこれで方家は徳盛昌を手放すしかないだろうと笑みを浮かべるが役所が包囲され捕らえられます。
無事に方家に到着すると曹氏たちは方承宇が歩いていたので涙をこぼすが、九齢は投獄された宋運平が殺されたと知ります。
11話・大罪の過去
李長宏は二十歳で科挙に合格し県令まで上り詰めたが20年前から方家を狙っていたのかと方承宇は困惑します。
錦繍がずっと禁足されているので玉繍と方承宇は姉上は何も知らなかったから罰するの葉不当だと曹氏に意見します。
九齢は街で太監の袁宝を見かけ尾行し、それを目撃した朱瓚は彼女を追います。袁宝が方家を皆殺しにしろと命じていたのを耳にすると聞いているのがバレていたらしく朱瓚に助けられます。
柳児から九齢がいなくなったと報告を受けた曹氏は家族を連れて県令のもとに行き楚譲の勅書を使って九齢の捜索を頼みます。
しかし役所を出ようとすると九齢がいました。どこへ行っていたのかと責められる九齢は県令がいたので薬剤を取りに行っていたと告げると叱責を受け方家に戻ります。
勅書を何で持っているのか、なぜお父様や旦那様が死んだときに使わなかったのかと劉氏に聞かれる曹氏は二人が陥れられたと知らなかったからだと言います。九齢は沢州にいるはずのない宦官を尾行していたのだと告げ、「陛下の狙いは方家の監視だけでなく皆殺しにする事です」と訴えます。
「太炎3年の官銀と関係があるはず、あの官銀はホクキ人に引き渡されていない」
驚く曹氏に九齢は「楚譲が治めていた沢州を経て北に送られるはずが楚譲が不正を働き官銀は方家に送られたはず、それを元手に方家は栄え楚譲が兵力を増強するために資金提供した、楚譲は人質となった父親や兄弟を皆殺しにした」と詰めます。
曹氏は大罪を犯したことを認めるがその後、天罰を受け続けているのだと嘆きます。
九齢は官銀の件を隠したまま方家が官商だと明かすべき、そうすれば楚譲は手を出せなくなると曹氏を説得します。
都に戻る準備をすすめる九齢は方承宇から離縁状を受け取ると感謝されます。方承宇は彼女の名誉のために真相をしっかり沢州の民たちに話します。
12話・墓前の誓い
方承宇は九齢の物語を作って沢州の講談師を通して広めます。方家を救った九齢は太炎3年の官銀は楚譲から方家に渡って家業の資金になっていた事を朱瓚に文で知らせるが曹氏以外知る者はいないし残された者に罪はないので見逃すようお願いします。
方承宇から離縁状を受け取っていた九齢は都に到着すると楚譲の悪事を暴き必ず世に広めることを改めて己に誓います。都にいる寧雲釗は家族から文を受け取り結婚は計略の1つだったのだと知り彼女に会いたいと思います。
楚譲は方家が日陰者から官商に成り代わったことで今さら方家に手出しすれば天下の皆が皇族に疑いを抱くはずだと悔しがります。
九齢は懐王府の様子を伺い宿に帰ろうとすると武徳司が朱瓚を目撃したらしく慌ただしくしていました。都に来ているのかと驚き捜すと呑気に張宝塘と食事していたので笑みを浮かべるが彼を尾行すると楚九齢の墓にたどり着きます。
陸家の祖廟に葬られていた事を初めて知ると朱瓚が墓前で涙をこぼし悲しんでいたので涙を流します。
遠くから見守る九齢は朱瓚のもとに行こうとするが陸雲旗がやってきたので隠れます。朱瓚は九齢の死因は何だと問い詰め子供の頃から犬猿の仲だった陸雲旗と決闘します。
そこに陛下がお召しだと袁宝がやってくると朱瓚は連行されていったので無事を祈ります。