作品情報とキャスト
アジアトップ女優アンジェラベイビー主演作の密室ミステリーサスペンス、住人達の食い違う証言から真相を暴き出せ!
タワーマンションで停電があった日にマンション1階でカフェを経営する住民の鍾美宝が遺体となって発見される。
部屋の鍵が壊された形跡はなく密室状態だが頭部には外傷を受けており一酸化炭素中毒死だと分かる。
ベテラン刑事の鍾敬国と新人刑事の楊蕊森はタワーマンションの住民や関係者に事情聴取を行なうが証言には食い違いが。鍾美宝の隠された過去が明らかとなり事件は衝撃の結末を迎える。
ネタバレあらすじ/摩天楼のモンタージュ
11話/イエ・シュージュン編(上)
被害者ジョン・メイバオの弟イエン・ジュンはイエ・シュージュンと名を変えピアニストとして活躍していました。
コンサート直前にメイバオから激励の電話を受けステージに上がるが最後の「さよなら」が気になり戻って電話をかけると繋がりませんでした。
イエ・メイリーから姉弟だと聞かされたジョン刑事とヤン刑事は姉弟の関係、事情聴取を何度も断ってきた理由を聞くため訪ねるが彼のマネージャーから「公演で疲れているからストレスを与えるな」と忠告されます。
自分のピアノのせいで姉が亡くなったと思うジュンは取り乱したのでヤン刑事は二人で話がしたいとお願いします。公演のたびに3席用意していたのはメイリーと姉と誰なのかと聞きます。
幼い頃から姉弟で生きていくしかなく自分のため、自分のピアノのために姉はすべてを議性にしてきました。そんな姉を苦しめる奴は絶対に許さないしそんな奴は一人だけだと話すジュンだがイライラして席を立ってしまいます。
ヤン刑事はマネージャーから訴えられてしまうが父親の存在のせいだと疑います。ジョン刑事は父親のイエン・ヨンユエンは欲深い男なので経済的に裕福なジュンを手放すわけないと思います。
姉弟が通っていた小学校を訪ねると音楽室は封鎖されていました。当時ピアノが上手だった人を捜していると伝えると写真館を経営するソンなら知っているかもと教えられます。
訪ねると小学校時代の二人の写真が飾られていました。現在の写真を見せて覚えているかと聞くと純粋な目をしている姉弟だったが父親が悪魔のようで残念だったと言います。
メイバオは弟のためにコツコツとお金を貯めてピアノを購入したが自分の金を使って買ったと父親に疑われ暴力を受けました。公衆の面前でも痛めつけていたので町でも有名な父親であり子供が店に逃げ込んできたこともあると言います。
せっかく買ったピアノも父親によって燃やされてしまいました。ソンはピアノを買い戻したが数年前にイエ・シュージュンと名を変えピアニストになったジュンが数年前に想い出に買いたいと訪ねてきたと知ります。
12話/イエ・シュージュン編(下)
イエ・シュージュンと名を変えピアニストとして活躍しているジュンは父親イエン・ヨンユエンを訴えるためにマネージャーに支えられながら警察署を訪ねます。
ピアノを弾くだけで表に出なかったジュンは2年前に宣伝のためにも出るようマネージャーから説得されました。それにより父親に存在がバレてしまい、メイバオの写真を見せられ金を渡さないとバラまくと脅されるようになりました。
頻繁に商業公演をするようになったのも父親に金を渡すためでした。
メイバオから「お金に困っているの、もしかして恐喝されてるの」と心配で電話が掛かってきたが自分で解決したかったので何もないと告げました。今では通報するべきだったと後悔しています。
メイ刑事は写真は何なのかとたずねると虐待されていた時の写真だと知ります。
1年前に事態を把握した姉から金は渡すなと言われ従ったが「だったら殺す」と電話で言われていました。
ジョン刑事とヤン刑事はヨンユエンがメイバオ殺害事件の最有力の容疑者と考えるが決定的な証拠がないから指名手配することができません。
その時、摩天大楼で暴行事件があり泥棒から暴力を受けた警備員バオルホがヨンユエンに似ていると証言していると報せが届きます。
バオルホは前にメイバオの部屋に入ったのを目撃した男(ヨンユエン)とすれ違い、受付を通していなかったので後を追うと16階に住むリン・ダーセン(建築士)の部屋から妻モーリーと男が言い争っているのを耳にしました。
ドアを叩くと飛び出してきた男が逃げ出したので捕まえようとして殴られたのだと言います。
不法侵入されたリン・ダーセンの家を訪ねるとモーリーは「犯人だと疑われているから助けてくれと言われた。なんで知らない人を助けなければならないの」と口にしました。
家にはモーリーの他に彼女の赤ん坊を抱っこするシアオリン(仲介人モンユーの愛人)もいたがモーリーは電話で小説家ミンユエと繋いでいました。
ジョン刑事が直感で何か隠していると疑い「警備を強化します」と告げ署に戻るために車を走らせると「これが証拠です」とミンユエが写真を手に飛び出てきました。
しかし、メイバオの死亡時と同様の服装だったが撮影者と被写体それぞれを特定できないから指名手配は難しくありました。
そんな時、メイバオの遺品で売りに出していたレコードの買い手が見付かったと報告が入り捕まえに行きます。事件当日はアリバイがありただのレコード収集家だったので外れかと思ったがレコードに指紋が付着しているのに気付き鑑識にまわすとヨンユエンと一致しました。
罪の確定は無理だが被疑者には出来るので指名手配を取る準備にかかるが、ヨンユエンが出頭してきました。
13話/イエン・ヨンユエン(上)
ジョン刑事とヤン刑事はメイバオ殺害事件の容疑者イエン・ヨンユエンの逮捕に動くがいきなり出頭してきたため驚きます。
どこから話していいか迷うイエンはメイバオの母親ジョン・ジエとのなれ初めを語り始めます。クラブで歌っているジエに一目惚れして楽屋にお邪魔し想いを伝えると娘がいる事を知りました。
今まで女性におねだりされれば物を買い与え周囲に酒を振る舞っていたがステージに立つジエが見ていることで相手にしなくなりました。子供が好きだし過去に何があっても関係ないと想いをぶつけると彼女は受け入れてくれました。
イエンは女社長に雇われる運転手だったが賄賂を渡していた秘密を知ってしまい口止めのために会社を与えられていました。資金繰りが急に困難になり母娘を逃がそうとしたがお腹に子がいると知り別れる事ができません。
ジエに勧められ生活のために密輸品を手に入れることにしたがジエが子供を相手にしなくなったので仕事を辞めるようお願いしました。そんな時、密輸をしていた香港人が捕まって仕入れ業者にも捜査が入るようになりました。
仕入れのために金だけ払って商品が到着しないので相談するためジエの店に行くがずっと出勤していない事を知ります。ジエが親しい香港人というので始めた仕事だったので嫌な予感がして彼女の通帳を調べ愕然とします。
ベラベラの信用できない話を聞かされていたヤン刑事は「話が長い、なんで刑務所に入っていたんだ」と聞きます。
息子から訴えられていると知ったイエンはジエのせいだと言います。イエンは密輸に手を出した事で自首しようとしたが会社に残っている金をすべて警察に渡せば刑が軽くなるはずと伝えるとジエは子育てをしながら何年も待つが金は隠すべきと言いました。
それはダメだと説得すると翌日、警察が踏み込んできて逮捕されたのだと言います。すべては母娘に仕組まれたのだと・・・。
出所後、ジュンを連れていこうとしたが一緒に暮らそうとジエに泣きつかれたので一度は受け入れました。しかし女の医師と仲良くなった頃に家族3人が急にいなくなりました。
男と逃げたのだと思い恥なので通報せずに何年もかけて自ら捜索すると精神科に入院している事を知って会いに行きました。
ジュンはイエ・シュージュンと改名しており自分の事を何も覚えていませんでした。母娘に何かされたはずだ。
ジュンに精神疾患があるなら証言はすべて無効になり証拠も意味をなさないのでイエンも裁くことができず釈放するしかありません。釈放されたイエンは息子を守るために何も話せませんと告げます。
14話/イエン・ヨンユエン(下)と15話16話ジョン・メイバオ編