作品情報キャスト
櫻井翔・広瀬すず・江口洋介など豪華キャストで送る事
件と謎が絡み合う極上ミステリー
探偵歴30年のベテラン栗田は事務所をネメシスと改名し失踪した知人の娘アンナが天才的な推理主だと気付き風間と組ませて事件解決を任せる。新人ポンコツ探偵・風間と天才助手アンナの凸凹コンビが事件を解決していくが目的は失踪したアンナの父親を捜すことだった。難事件を1つ1つ解決していくと父親に繋がるヒントは闇に葬られた20年前の事件だと知るが・・・
ネタバレあらすじ/ネメシス
第7話・嘘と裏切り
暴露系ユーチューバーのタジミンの事件を解決した探偵事務所ネメシスはジャーナリストの神田凪沙からタジミンを雇っていたコンサル会社CEO烏丸を調べるよう依頼を受ける。
神田凪沙は19年前の事故で亡くなった神田水帆の妹でした。ポンコツ探偵の風間が水帆と元同僚だった事まで知っていたのでネメシスCEO栗田はアンナには19年前の事件を伏せることを条件に受け入れました。
菅研究所カンケンと烏丸は繋がっていると疑う風間は尾行するがボディーガードの志葉がいつもそばにいて近付けず電話で話している写真しか取れませんでした。
栗田は「なにやってんだ」と風間を責めるが自分はおそろしく尾行がヘタクソなため烏丸の携帯を奪うしかないと思います。
写真に映る建物は街を牛耳る裏組織のものであり料亭に見せかけた賭博場でもありました。風間はアンナを連れて中華街に行き元詐欺師のマジシャン緋邑を訪ねます。
風間はむかし弟子入りしたが才能がまったくなかったらしい・・・・
緋邑のトリックをアンナは暴くがいつの間にか自分のスマホを盗まれていたので驚きます。烏丸のスマホをバレずに奪いたいとお願いするとイカサマで花札で勝てる方法を伝授されます。
風間は20年前に立花ゲノム研究室で研究に従事していた大和猛流とばったり会ったので声を掛けるが「立花教授が・・・」と言いだしたので、アンナに聞かせるわけにはいかないので急用があるからとその場を去ります。
アンナに「あやしい・・・立花教授って誰ですか」と質問責めにあう風間は誤魔化して先を急ぎます。
地下に拠点を構える道具屋・星憲章からレンズにカメラを仕込んだメガネとデーターを取り込める充電器を作ってもらい、風間とアンナは賭博場に乗り込みます。
アンナは素人を装い負け続けて最後の勝負でボロ儲けするとネメシス事務所では今夜はパーティーだと栗田ははしゃぎます。
しかし凪沙から「目的は金じゃなくてスマホでしょ」と言われ我に返ります。
刑事のタカ&ユージは「天下の刑事さんでも上の命令には従い違法賭博は見逃すのね」と風間に挑発され令状を取らずにガサに入ります。
風間とアンナは烏丸を助けるフリをして一緒に逃走します。
烏丸のスマホを充電する事に成功したアンナだったがもう一つスマホを持っている事に気付き動揺します。
イカサマをしていた事を白状し金をすべて返すと時間を稼ぐために「手を組みたい」と訴えます。
烏丸は話を聞くからとワインの買物をアンナに頼み、風間はマジックを披露しようとしたが「風間さん」と呼ばれ驚きます。
「買物に行ったのは探偵事務所のネメシスの弟子でしょ、捕まえろって依頼があってね」
事務所にいた栗田と凪沙は慌てて駆け付けると風間が拘束されていたので解きます。ワインを購入して戻るアンナはいきなり烏丸のボディーガード志葉に襲撃に遭います。
得意のカラリパヤットで応戦するも身体の大きな志葉にはなかなか通用しません。駆け付けた栗田は頭にきて決闘を決意するが痛めていた腰痛が再発します。凪沙がカメラを回して駆け付けた事で志葉は引き下がりました。
失敗に終わったかに見えたが実は机の下に緋邑が寝ており隙を見て烏丸のスマホを奪っていました。
解析する星憲章は「KーLabo」のフォルダーだけは時間がかかると言います。
動揺する風間はその場を離れAI開発の天才・姫川烝位に解析をお願いするが様子がおかしかった事で凪沙に「KーLaboって何ですか」と聞かれます。凪沙の姉も被害者で「KーLabo」と関わっているので風間は知る権利があると思い話します。
栗田から叱咤されるが「あの事件に20年間ですよ、どれだけ人生捧げてきたか」と言い返すがアンナが来たので出て行きます。栗田はちょっと言い過ぎて怒らせただけと誤魔化すがアンナは今までの言動行動を振り返るうちに何か隠されていると思います。
夜中、事務所に泊まっていた凪沙は姫川からの解析結果を見て電話を掛けます。栗田はパソコンが開かれているのを見て急いで風間を呼びアンナを一人にしておけないから自分は事務所に残ると告げます。
「大和猛流はカンケンだ」と栗田に言われ、信じられない風間は凪沙に電話すると事故現場で大和猛流と会うことを聞かされ車を飛ばします。
「立花教授や菅容子などすべてについて話していただきたい」と凪沙は訴えるとそこに風間も到着します。
風間は「本当にあなたが」と激怒するが知らないうちに乗り込んでいたアンナがやってきたので驚きます。
風間はアンナに来るなと止めるが「アンナちゃん、君はね、立花ゲノム研究室で誕生した世界初のゲノム編集ベビーGE10.6なんだよ」と大和は口にしました。
大和は「暴露して世間に公表したらアンナはどうなるでしょうね、また会いましょう」と去って行きました。
第8話・20年目の告白
「世界初のゲノム編集ベビーGE10.6」って何?
アンナから聞かれたネメシス探偵事務所CEO栗田とポンコツ探偵・風間はもう隠せないと思い20年前まで振り返って話し始めます。
20年前、
世界トップクラスの遺伝子研究者・立花始が率いるチームには風間や亡くなった神田水帆、そして事件に関わっていた大和猛流がいました。
遺伝性難病の治療法を確立させるゲノム編集の研究をしており脳機能を低下させる遺伝子を発見してピンポイントでゲノム編集した受精卵を作り出しました。
風間たちは「世界初だ」と喜ぶが始は難病の治療のためであって子孫を勝手にデザインして生みだしてはいけない念を押しました。
受精卵を凍結して保管するが何者かに盗まれてしまったために探偵をしていた親友・栗田に相談しました。
始は内部の人間を信用していたが内部以外は考えられないと栗田に言われたため一人で責任を負って謝罪会見を開きチームは解散となりました。
風間は無念を晴らしたいと思い栗田探偵事務所を訪ね盗んだ者を突き止めるよう依頼しました。
1年後、カンケン(菅研究所)から逃げ出した美馬芽衣子から助けを求める電話を受け、始と水帆は車を飛ばして迎えに行きます。公衆電話にしゃがみこんでいた美馬芽衣子は身籠もっており腕には盗まれた受精卵の番号が取り付けられていました。
栗田はちょうど風間と食事を摂っており連絡を受け車を飛ばすと始が追ってから逃げる途中単独事故を起こしていました。
すぐに知り合いの隣町の病院に連れて行くが水帆は亡くなり、美馬芽衣子も出産後亡くなってしまいました。
始は秘密を守るために代理母・美馬芽衣子の「美」と遺伝子上の母・神田水帆の「神」を一文字づつをもらい「美神」の偽名を名乗ってインドに飛びました。
始はアンナを守るために調べる必要はないと言っていたが栗田は美馬芽衣子が口にしていた「カンケン」が気になって調べており、風間はいつか役に立ちたいと職を転々としていました。
19年後、始が母親の葬儀で帰国する事になり栗田と風間は出迎えるが葬儀のあと拉致された痕跡を残し行方が分からなくなりました。
「栗田探偵事務所」をたたんで「ネメシス」とし、帰国したアンナを迎え入れた栗田はカンケンを調べ続け風間はネメシスの顔として働き始めました。
自分の出自を知ったアンナは自分が生まれなければ父親が失踪することもなかったし水帆が亡くなる事もなかったし風間が夢を諦める事もなかったと嘆きます。
どうして今まで何も言ってくれなかったのだと激怒するアンナは「ネックレスがそんなに欲しいならあげる」と引きちぎって床にたたき付けネメシスを飛び出してしまいます。
風間たちは知り合いに電話を掛けて捜すよう協力を求めるが発見出来ず慌てます。アンナは親友の四葉朋美のところで身を隠すが・・・
実は四葉朋美の正体は菅容子の一人娘・菅朋美でありアンナたちに語っていた経歴は全て嘘で世界初のゲノム編集されたアンナと彼女が身に付けていたデータが埋め込まれているネックレスを手に入れる事が目的でした。
朋美は睡眠薬で寝かしたアンナからネックレスを奪おうとしたがありませんでした。ネックレスが落ちていたとわざと電話すると風間が持っている事が分かり呼び出して烏丸のボディーガードをしていた志葉にネックレスを奪うよう命じました。
アンナは目を覚ますとカンケンの一室で拘束されており隣には父親の始がいました。