風起西州~烈風に舞う花衣~
グーリー・ナーザー×ティミー・シューの再共演でおくる「風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~」の続編!
夫婦となった琉璃と裴行倹が西州を舞台に次々と巻き起こる戦と政争に立ち向かう。
全話視聴し見所キャスト、全37話あらすじ一覧、最終回結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
前作「風 起 花 抄」で母親を死に追いやった仇敵への復讐を果たした琉璃は裴行倹と夫婦となったが皇帝の叔母である裴氏一族の頂点に立つ臨海大長公主が強敵となって現れる。
協力して乗り越えていくが裴行倹が武昭儀の怒りを買い辺境の地・西州に左遷されてしまい、絶え間なく攻め寄せる突厥との戦いと、野望にまみれた政争など、数々の試練に果敢に挑んでいく
ネタバレ感想|風起西州
19話|長史の沙汰
裴行倹は滞納された武城郷の税を残らず徴収するために向かうと、民たちはほとんどが砂漠の土地で穀物が育たないので田地と同様の税を取り立てられることに不満の声が飛び交います。
裴行倹は悲痛な叫びが役人たちに響いていないのを見て帳簿を残しておけばいずれ民の首を絞めると思いすべて焼けと命じます。
武城郷だけでなく西州中の滞納の証しを焼けと命じると動揺する張懐寂から軍が来たときに民の身を守れると思うかと訴えられます。
軍は民を守るために戦うんだと言い放ち、均田制を敷いたのは民に等しく田を与え身を立てさせるためだと告げ民たちの心を掴みます。
鏡唐は民たちが暴動を起したので鎮めに行くがどさくさに紛れて何者かによって庫狄琉璃が刺されていたので急いで韓四の医館へ連れて行きます。
王君孟から庫狄琉璃が重傷を負い裴行倹が屋敷に向かっていると報告を受けた都護は兵を率いて裴行倹を捕らえよと命じます。
重傷を負う妻の姿を目にした裴行倹は激怒し白三の制止を振り切って剣を手に向かいます。
向かってくる兵士たちを次々と返り討ちにしながら突き進むが大人数相手に次第に押し出されます。税の徴収が民を怒らせたんだと麴崇裕に訴えられ、今回は重傷を負った庫狄琉璃に免じて咎めないでやるが次は容赦はしないと都護に言われます。
この出来事は長安へも伝えられ、臨海大長公主は庫狄琉璃が重傷を負ったと知るが何度もぬか喜びする羽目となったので真実なのか調査するよう命じます。
蘇定方と于夫人は知らせがなく心配していたが庫狄琉璃が訪ねてきたので目を疑います。臨海大長公主が麴崇裕の妻子を人質にして裴夫妻を殺すよう都護に命じていると知り何て残忍な奴なんだと思います。
庫狄琉璃は自分が重傷を負ったと臨海大長公主の耳に入れるための策であり武皇后から圧力をかけてもらうために戻ってきたのだと事情を話します。
すると麴崇裕の妻子はとても良くされていて臨海大長公主とは良好関係にあるので懿旨を下してもらって帰らせるのは難しいかもしれないと知らされます。
裴行倹に返り討ちにされた兵士たちは利用されるわけだからかわいそうね。そして今回の臨海大長公主は何かおかしいと疑っていてちょっと成長しているww
20話|因縁の決着
臨海大長公主は麴智湛が何も知らせて来ないのは妙だと疑います。
庫狄琉璃は麴崇裕の妻・慕容儀が乗っている馬車に麴家の族印と文を投げ込み松竹亭で待ちます。
慕容儀がやってきたので重傷を負ったというのはあなたに会うための嘘だと告げます。
麴家はもう王家ではなく長安では虐げられる身だから大長公主の庇護なしでは生きられないから力になれないと言われます。
こちらには武皇后はついていると告げると慕容儀から何をすればいいのかと聞かれるが我々の策を見抜いていた臨海大長公主によっていきなり包囲されてしまいます。
兵士たちが庫狄琉璃を殺すために剣を抜くと慕容儀は自分が死ねば必ず麴家は仇を討つので簪を己の首にあて止めろと訴えます。
庫狄琉璃は息子の麴嵩が大長公主の手中にあるので気持ちだけで十分だと止めると、私が戻らなかったら大長公主から都護への2通の密書を蘇定方が陛下に渡す事になっていると脅します。
大長公主は帰っていいと告げるが西州で裴行倹が人質となっているはずだと見抜き、妻子の身に何かあれば裴行倹は殺されるはず、妻子の命を守りたかったら密書を持って来いと訴えます。
大長公主は戦が迫り西州と協力しなければいけない状況なので妻子を殺すことはできず悩むと密書を持っていれば武皇后に渡せば一瞬で自分は終わりだと気付きます。あれは空の箋封だったんだと気付き玄襄を引き延ばすために妻子を誰も知らない場所に移せと命じます。
庫狄琉璃は大長公主に会いに行くと妻子がいないので交渉決裂だと告げ、空の箋封だと疑っているなら文はないのに何でそんなに恐れているんだと訴えます。
2通持ってくるほど馬鹿じゃないと告げて裴行倹が筆跡を真似て書いた1通を見せ、どうすればいいか考えたら分かるだろうと訴えます。
妻子の解放と、自分たちを害さない誓約書を書くよう要求すると受け入れられるが筆跡が違う事に気付く大長公主はしくじったと嘆き吐血して倒れます。
大長公主は今回はいつもと違って賢かったのに詰めが甘かったですね。確かに庫狄琉璃が陛下に召されていると報告が入ったら決断を急ぐ必要があるので致し方ないか
21話|仏像の涙
孔氏は訪ねてきた大仏寺の僧・義昭から息子・姜大郎が奇病に苦しむのは母親が侵した罪によるものだと言われます。
20年前に川で足を滑らせ溺れた子を見たのに見殺しにしたはずと訴えられ、言い当てられて動揺する孔氏は泳げないうえに身籠っていたから致し方なかったのだと訴えます。
助けを求め義昭に言われたように朝いちばんで大仏寺を訪れて罪を告白し姜大郎を救ってほしいと願うと仏像の目からは涙がこぼれ、数年に一度起こる西州の奇跡を体験し気を失います。
孔氏はこれで息子は助かるはずと信じたが義昭が事あるごとに何かと理由付けては銭を求めてくるので疑念が生じ訴えます。
審理を行う裴行倹、義昭は孔氏には会った時ないし幼くして出家した私は御仏と覚玄法師に守られ修行してきた身、戒律を破るわけないと言います。
義昭を尾行していた姜大郎は寡婦である李氏に贈った簪は母の物だった、喜捨した品を横流しかと言い放ちます。
裴行倹は李氏を連れてこさせると彼女は夫と死別して3年貞節を守る私が密通などしないと言います。
裴行倹は大仏寺を出たことがないと義昭が言い張るので目撃者はいるかと訴えると姜大郎の診察のために訪れていた韓四が家にいて金品を受け取っていたと証言します。
すると義昭が双子の弟・孟二ではないかと言い出したので裴行倹は寺に返すから訪ねてきたら出頭させろと告げます。
裴行倹は訴えが出た時に義昭を調べ双子だと知ったがどこを捜しても孟二を発見できませんでした。孟二が死体で発見されたと報告を受け向かうと出頭するよう説得したのに義昭が泣き崩れていました。
麴崇裕が李氏を捕らえて厳しく追及すると魔が差して義昭と関係を持ったが騙し取った物を贈られているとは思いもしなかったと言われます。
身籠っているはずだと追及すると妊娠三カ月でお腹の子は孟二だと言われたので、都護府に行き骸が孟二なのか義昭なのか確認して来いと命じます。
裴行倹は僧である兄・義昭に成り済ました孟二を連行させると孔氏を騙しただけで殺しはしていないから死罪には当たらないと言われます。
裴行倹は足を滑らせて死んだのなら確かに死罪には問えないが大仏寺を調査する麴崇裕が部屋の床下が氷室だと気付きます。
それにより義昭が殺されたのは2.3日前ではなくもっと前で仏像が涙を流す謎も解き明かすことになります。
裴行倹は義昭が孟二に殺されたのなら涙を流されよと仏像に拝んで罪を明かし罰します。
だけど仏像が涙を流す西州の奇跡のカラクリを暴いたことで話は繋がってますね。鏡唐がこれを知れば何のために拝んでいたんだと虚しくなりそうですが・・・