韓国ドラマ/王の顔
ソ・イングク&チョ・ユニ共演、宿命に立ち向かう光海君の半生を描いた感動作
朝鮮王朝14代王・宣祖の時代、
観相師から王になってはならない顔だと予言された過去を持つ宣祖は王の相を持って生まれた息子・光海君を嫉妬心から冷遇し相を変えようとしていました。
聡明な光海君はその仕打ちに気付いていたが道徳心から気付かないふりをしています。
ある日、王宮の書庫に侵入した盗賊を捕らえると、ごく限られた人間しか知らないはずの龍顔秘書を口にする。それは王家に伝わる観相書で今の王が王の顔ではないと証明するものだった・・・
ネタバレ私感/王の顔
12話・命懸けの提案
倭寇が攻めてきて三日前に釜山鎮城が陥落したと報告を受けた宣祖は恐怖で震え名将シン・リプを戦地へ派遣します。
光海君はシン・リプが自分を過大評価して大丈夫だと笑っていたので弾琴台での騎兵戦は不利だと指摘するが聞く耳をもってくれず困惑します。しかし出兵すると手紙が届き国を想うがゆえの言葉だったと受け止めてくれていたようだと分かり、シンも承知の上だったと知ります。
宣祖はシンが破れたらあっという間に攻め込んでくると恐れ、都を離れて避難するためにも世子を決めなければと思います。
インビンのもとを訪ね信城君を世子とし冊立式を行うつもりだと告げます。シンが破れたら都を離れるから準備しろと告げ密かに進めるから誰にも告げてはならないと忠告します。
インビンは投獄されている兄ゴンニャンを救い世子の叔父になることを告げます。
光海君はカヒからの手紙を受け取り都を離れたことを知るが彼女は王妃によって監禁されていました。
宣祖が民を捨てて密かに逃げるつもりだと知ったドチは最初から王になる資格などない奴だと暗殺を企てます。王が一人になる隙はないかと考えていると「王様の相を補う女人を見つけ出したのに戦のせいで王様に会わせる機会がない」とコ・サンが口にしたので今だからこそ一夜を過ごすべきだと勧めます。
シンが破れて自死したと報告を受ける光海君は12万の民を置いて逃げることはできないと思います。敵が迫っているからと言って何も告げずに逃げ出すのかと宣祖と重臣たちをを責めます。
「都に戻った時には民からの忠誠心は得られない、そこで都を去ったあとは世子を都に置き明に援軍を請うのです。私が世子となり都を守ります」
13話・世子冊立
光海君は宣祖から世子の座を与えると言われると刺客に襲われるがドチが駆け付けて刺客を始末しました。
宣祖はドチの能力のおかげで助かったと口にするが殺気を感じ取り見張っていたという言葉を光海君は怪しみます。ドチは王を殺すつもりだったが光海君が王になり委ねられてしまうので土壇場で仲間を裏切ったのです。
インビンは戦の責任を負わせられると警戒し信城君はまだ15歳で重責を担げないから長子の臨海君が世子になるべきと進言していたので何で光海君なんだと困惑します。
正式に冊封され世子となった光海君は都に残って民を守れと命じられます。宣祖は国を守るため、明に援軍を要請するためにやむを得ず都を離れると重臣たちに告げると世子を都に置いて行くのか反対されるが光海君が王様の言う通りだと言いその場を治めます。
臨海君は武装して武力行使に出ようとしていたが王命により足止めされます。世子の座は急いで決断したうえどうなるか分からないが今騒ぎを起こせば可能性を失うと宣祖の手紙を受け取り信じていいのか迷います。
~倭寇は漢陽付近まで占領しており民を見捨てて逃げた宣祖は民から非難を浴びます。今まで大同契は国を守るために侵攻してきた敵を退治させていたがドチが王を替える好機だと同行を決めたために全員から反対されます。
わずかな兵力で戦っても勝算がないことを最初から悟っていた光海君は都に残っている民たちを誘導して安全に避難させようとします。ドチの考えが理解できないソ・ヨンたち大同契は光海君の意向に従い民を逃がすのを手伝います。
14話・譲位宣言
国の都と王宮は日本軍の手に渡ってしまい平壌に避難していた宣祖は日本軍に占領されたために寧辺や定州経て義州へと逃げます。
スンシンの水軍と全国で立ち上がった義兵が形勢を逆転させ李如松率いる明軍と朝鮮軍は平壌城を取り戻します。
敵の補給路をカヒが入手すると光海君は全国各地を回って義兵を募り共に敵と戦いながら義兵軍の指揮し行く先々で勝利を収めます。
世子の功績を警戒するインビンは李如松に謁見し明の力で信城君が世子になれば北部の領土を差し上げると話を持ち込みます。
宣祖は日本と明の和議を拒むために要求された五拝三叩頭をしなければと決意します。すると明が腹をたてたのは世子の傲慢不遜な態度だと言われ重臣たちに何で黙っていたんだと叱咤するが偽りだと言われます。
余が明に援軍を要請したのに無意味で世子が守ったと言いたいのかと宣祖は激怒し光海君に王位を譲ると言います。
譲位の命令を取り下げてほしいと重臣たちは跪きドチは王に命じられ譲位の件を光海君に伝えに行きます。カヒはドチがいたので声を掛けようとしたが大同契の頭領にでもなったつもりかとソ・ヨンに詰め寄っていたのを目にします。
臨海君は明と結託したと知りインビンのもとに押し掛けて信城君を蹴っ飛ばします。
明と日本が密かに和議を結んだと知った光海君は帰るときに民が虐殺されるから守るために都へ行くと訴えるが・・・
15話・漢陽奪還
光海君は都を取り戻すと訴えると和議が成立したいま明の援軍が必要なんだと宣祖に反対されます。
世子ではなく一人の義兵として行くと告げると許可を得られ、李如松が既に逃げたようだと報告を受けたインビンは激しく動揺すると信城君が倒れたので驚きます。
民に扮して都入りした光海君は敵に寝返り利益をむさぼったファン・ステに協力するのがお前の助かる道だと告げます。
大同契と合流した光海君だが、宣祖の話を盗み聞きしたドチがインビンの命を受け密告したために敵将に捕らえられてしまいます。
忠誠心を得ていたために自分が世子だと名乗る者が続出するが敵に寝返っていたコ・サンがここに世子はいないと発言したことで投獄されます。
カヒは世子が都にいるから殺せと密告したのはドチだと知り動揺します。高い志を掲げていたのに人を陥れるとは信じたくなかったが世子を殺すために敵に情報を流すはどうゆうつもりだと弓を構えます。
「お前は世子を守る道を選び、俺は殺す道を選んだ、もう後戻りはできない」と言われ、次は矢を外すことはないと忠告し去ります。
信城君が病死するとインビンは泣き崩れ、危篤だと報告を受けた宣祖は駆け付けると臨海君に酷い仕打ちをされてから精神を病んだのだと訴えられます。
王妃は王宮から逃げたカヒが世子をそばで支えていると世子嬪に知らされ驚きます。コ・サンは妻が寝たきりであるために残っただけで寝返ったわけではないと木下将軍に判断され宙吊りとされてしまいます。
投獄されていた光海君は大同契に助けられると予定通り集結させていた義兵を率いて妓楼で遊ぶ木下将軍を討ちます。