王女ピョンガン/作品情報
国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛と絆
あらすじ
三国時代の高句麗、国王の長女・ピョンガン王女は父の跡を継いで君主になる夢を持つなか朝廷では桂婁部族のコ・ウォンピョが2部族と結託し王座を奪おうとしていた。ヨン王妃はピョンガン王女を連れ密かに国境を守る順奴部族のオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行くが陰謀により殺されてしまいピョンガン王女は行方不明となる。オン・ヒョプ将軍は部族の民を守るため汚名を着せられ命を落とす。8年後、記憶を失っているピョンガン王女はカジンという名で王族を襲う刺客集団の一員になっており国王暗殺を命じられる。オン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルと再会し惹かれ合うが・・・
キャスト
ネタバレ感想/王女ピョンガン
第4話・高句麗の王女?!
かつての乳母コンソン夫人に「早く逃げてください。生きていると分かれば狙われます王女様」と言われたピョンガン(カジン)は自分が高句麗の王女だと知って動揺します。
そこにコン(コ・ゴン/桂婁部族長ウォンピョの息子)が何者だと現われたので剣を交えるがコンソンの「早く逃げて王女様」という言葉を聞いてコンは驚きピョンガンはその隙に逃げ出します。
ピョンガンは北の門にくぐれる穴があったはずと思いだすと弟(ウォン/現太子)がいた事を思い出しながら記憶を辿って進んでいくと王宮殿に忍び込み、そこで父である高句麗の国王(平原王)と対面します。
「私が誰か分かりますか?ピョンガンです。なぜ私を見捨てたのですか」
国王は亡霊が出たと恐れ騒ぎだしだしたのでピョンガンは乳母の元に戻り「ごめんね、死にもせず生きてきた」と涙を流します。
タル(オン・ダル)はヘ・モヨン(消奴ジウォル部族の養女)に捕らわれていたがピョンガンが戻るのを信じて祈っていました。
ピョンガンは外に出ようとするとコンに発見されたので「久しぶりだ、師匠」と告げます。
「本当に王女様なのですか、今までどこに」と歩み寄ってきたが「来るな、このまま行かせてくれたら2人とも助かる」と告げると「刺客ではなく王女としていつかお戻りください」と言われ見逃されます。
ピョンガンはウォルガンという僧侶はいないかと訪ねると「はるばる王女様」と頭を下げられます。
「何があったか知りたいのだ」
計略にかかった王様はウォルガンとヨン王妃の仲を疑い嫉妬による暴走を引き起こし順奴部族も犠牲となりました。
何で話さなかったのかとピョンガンは訴えるが「妻を疑って殺したのだから信じてくれないでしょう。王様はご自身の過ちに向き合う勇気もないので」と言われます。
コンは「王女が生きている。万が一王と娘が再会したら策を講じる前に取り返しが付かなくなる。殺せ」と言われるが「国句麗の王女ですよ」と言い放ちます。
その頃、モヨンは「王女は殺してはならぬ」と告げると「ウォンピョのほかわずかな者しか知らぬ事だから口にするな」とジウォルに言われます。
「王女が生きて戻ればウョンピョは都合が悪くなるはず、我が消奴族の道を開ける」
幽霊谷でタルにお世話になるピョンガンだがオン・ヒョプ(順奴部族長)の息子だと知り8年前の事を思い出します。
第5話・罪もない者が罰を?!
幽霊谷で世話になっていたピョンガン/カジンだが8年前のことをすべて思い出しタル(オン・ダル)がオン・ヒョプ(順奴部族長)の息子だと何で気付かなかったのだろうかと嘆き姿を消します。
タルや順奴部族の人たちはピョンガンを捜しに山林に向かうとピョンガンを王宮に連れ戻すために兵士を率いて幽霊谷を捜していたコン(コ・ゴン/桂婁部族長ウォンピョの息子)と出くわします。
幽霊谷を発見されたのは初めてであるが罠をあちらこちらに仕掛けていたのでタルは無視しようとしたが「お前が連れ出したのは王女だ、高句麗の王女だ」とコンに言われ驚きます。
それによりタルも8年前に必死に逃がそうとしていたピョンガン王女がカジンだったのかと動揺します。
ピョンガンは罪悪感から崖から身を投じようとするとタルに腕を引っ張られます。
「何でお前なんだ。お前の父親が俺の父や俺の部族を殺したのに・・・、よく聞け、お前の命はお前のものではない。俺の父親や順奴部族が犠牲になって守ったもの。お前が勝手に捨てようと思うな」
ピョンガンは自分を捜す官軍をタル達が殺そうと動き出したので自分がヤルからと止めます。
ピョンガンは幽霊谷の存在を知ったコンを殺そうとするが「王女様を助けに来たのです」と言われます。
「幽霊谷の村人の事は口外しません。王宮に戻りましょう」
ピョンガンは自分の正体を知らずに守ってくれる順奴部族に申し訳ないと思い正直に話して謝罪しようとするがタルが「天珠房の刺客だ、責任は俺がとります」と横やりを入れてきます。
刺客でも受け入れられない事だが「昔のことで今は違うでしょう?」と村人が受け入れたのでピョンガンは動揺します。
タルは「自分でも何で助けたのか分からない。生きる道は自分で探せ」と言い放ちウナムだけには正直に王女だと伝えます。
しかし「罪もない私たちが罰を受けなければいけないのね」と言われて去って行こうとするピョンガンを追いかけ「カジンとして生きろ」と抱き締めます。
コンは「王女は生きている。何か事情があるようで連れ戻せませんでしたが対面したので間違いない」と平原王に告げると「余を恨んではいないのか」と聞かれます。
「それは知らないが不穏な勢力に知られたら大変なので連れ戻すことを第一に考えないと」と告げると「お前の父(コ・ウォンピョ)だろう」と言われます。
「父はこの事を知りません、私を信じてくだされば王女に会わせます」
コンは消奴部族の長へ・ジウォルの養女モヨンと手を組みピョンガンだと思わせる刺客の遺体を運ばせて父を騙し時を稼ぎます。
第6話・平凡に生きると約束
ピョンガン(ガジン)の遺体を怪しんだコ・ウォンピョは乳母に本人の遺体か確かめると「王女様ではありません」と言われます。
しかし同行していたコン(コ・ゴン)は祭祀で出くわした刺客であり王女に間違いないと言い張ります。ピョンガンは王女でもなく刺客でもなくただのガジンとして幽霊谷の村人と共に平凡に暮らし始めるがタル(オン・ダル)は復讐心を抱かなかったのかと考えます。
刺客集団・天誅房の頭(トゥ・ジュンソ)はカジンの姿が見えなくなったことで代行をタラ・サンとタラ・ジンの兄妹にコ・ウォンピョ殺害を命じます。兄妹はカジンの養父(ヨム・ドゥク)に幽霊谷で生活している事を伝え安心させるが怪しんでいた天誅房の刺客テモに尾行され話を聞かれていました。
ヘ・モヨン(消奴部族・ジウォルの養女)は気配を感じるとコンが姿を現し「王にはよくない薬を納め王女を助けるために加担した、一体の誰の味方だ」と言われます。
「コ・ウォンピョ様が怖いだけです。部族長会議は名だけで消奴部族も従うだけ、逆らったら消されるでしょう。あなたも自らの志を選ぶか父親に従うか選ぶときが来るでしょう」
タラ双子は任務を失敗し捕らわれてしまい、天誅房の頭は救うためにはピョンガンの力が必要だと幽霊谷を密かに訪れます。
ピョンガンは「もう王女ではないし刺客にもならない」と言い放つが自分を庇うためにタラ双子が捕らわれていると知ります。
タルが自分の素性を村長だけに話したと言っていたのでウナムを訪ね「あの時、オン・ヒョプ将軍(タルの父親)と一緒だったはず、母親の最期を知っていますよね。あの場にウョンピョが来たのではないですか?」と聞くと予想通り母親に矢を放った人物でした。
平凡に生きるとタルに約束したピョンガンだが「一度だけ」と心で謝罪しタラ双子を救うために向かいます。
第7話・王女、帰還
タラ・サンとタラ・ジンの兄妹が処刑されると知ったピョンガン/カジンは救出するために都に向かうが商いで都に来ていたタル(オン・ダル)に見付かってしまい幽霊谷にいるはずの奴が何でここにいるんだと責められます。
「自分のせいで友達が連行された。これが最後だから見逃して」
「二人を助けたら幽霊谷に帰れよ」。タルが一人では無理だと協力してくれるが兄妹を救えたもののタルが捕まってしまいます。
ピョンガンは単身で戻ると兵に剣を突き付けられるが「お前たちは誰に剣を向けているのか、私は亡きヨン王妃の娘、王女だ」と言い放ちます。
ふざけた事をぬかすなと笑い出したために「コ・サンチョル、お前は順奴部族を無様に殺戮したな、覚えているぞ」と訴えると、「お前ら跪け、王女様だ」とコン(コ・ゴン)がやってきます
ピョンガンはタルを牢獄から救うと「お前はいつか俺の夫婦になる。また会う運命だ、必ず戻ってくるだろう」と言われます。
コ・ウォンピョから死体を偽装したのかと訴えられた消奴部族ヘ・モヨンは「部族を守るためです。何をお望みですか」と聞きます。
久しぶりに師匠コンと手合わせするピョンガンは情報を仕入れ弟の太子のもとに駆け付け薬を飲むなと直前で止めます。