王女ピョンガン/作品情報
国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛と絆
あらすじ
三国時代の高句麗、国王の長女・ピョンガン王女は父の跡を継いで君主になる夢を持つなか朝廷では桂婁部族のコ・ウォンピョが2部族と結託し王座を奪おうとしていた。ヨン王妃はピョンガン王女を連れ密かに国境を守る順奴部族のオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行くが陰謀により殺されてしまいピョンガン王女は行方不明となる。オン・ヒョプ将軍は部族の民を守るため汚名を着せられ命を落とす。8年後、記憶を失っているピョンガン王女はカジンという名で王族を襲う刺客集団の一員になっており国王暗殺を命じられる。オン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルと再会し惹かれ合うが・・・
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キャスト
ネタバレ感想/王女ピョンガン
第8話/建国した精神
王女として王宮に戻ったピョンガン/カジンは高句麗の国王・平原王に謁見しウォン太子の薬に毒が盛られていたと訴えます。
高句麗の忠臣たちの前で「この中に犯人がいる」と告げると言葉に気を付けろと王に叱責されるが米粒にも石ころは混ざるものと告げ長白薬草店のモヨン(消奴部族へ・ジウォルの養女)を連れてきます。
「急に別の薬剤を加えたな。太子が飲む煎じ薬に毒を入れたはず、そなたに指示したのは誰だ」
モヨンが普通に飲もうとしたので「黒幕を吐くのが嫌で自決するつもりか」と言い放つが彼女は普通に飲み干しました。
コン(コ・ゴン)はモヨンに声をかけ「何を企んでいる?王女様を狙い父ウョンピョ/桂婁部族長と手を組んだことは分かっている」と訴えます。
国王から忠臣たちに謝罪しろと言われたピョンガンだが「私は間違っていない、太子を救うために最善を尽くしただけのこと」と告げると木蓮堂で謹慎せよと命じられます。
王宮に国王や太子の味方はいないと確信するピョンガンは自分が守らなければならないと心に誓います。
ピョンガンはウォン太子が差し入れを持ってやってきたので招き入れるとヨン王妃が亡くなってから国王は精神的に病んでしまったと聞かされます。
国王に悪い薬を届けているモヨンが新羅と密貿易していると知り調査のため王宮を抜け出そうとしたところ予想してコンが待ち構えていました。
北の国境に行けとウォンピョから命じられたコンが「王女様の味方になる、何をすればいいですか」と聞いてきたのでモヨンが密貿易しているのは本当なのかと訴えます。
「王様の心身を侵しているのになぜ放っておいたのだ」
北周への貢物とされた女子達が地下で監禁されておりピョンガンは1人の女子と入れ替わります。新羅に向かっていると察知し背中に隠していたナイフで拘束を解きます。
その頃コンは王様に王女の行方を告げるとモヨンを捕えるよう命じられます。
モヨンは貢物とされた女子たちのルートを最後まで吐かなかったがタラ双子と天誅房の行方を追っていたタルから蜜ルートを教えられ王女を救いに行きます。
「貢物にするのも恥だが消奴部族長が横流しして新羅に売り渡していた。見過ごせない重罪だ」
しかし、やがて底をつく国の財を補うために忠義のためにした事だという意見が通ったので「罪を犯しても罰を受けないのならそれこそが高句麗の威信を損なう事になる。権力や財力のある者にも法を犯せば容赦なく罪に問うべき、その厳正さが初代の王が建国した精神だ」と言い放ちます。
第9話・王女の縁談話
高句麗の王女ピョンガン/カジンの訴えにより消奴部族長へ・ジウォルと養女へ・モヨンは棒叩きの刑となり己の罪を認めます。
「8年前に逆賊とされ没落した順奴部族を再起させねばなりません。過ちを犯したのはお父様ですから絡まった糸をほどかねば」とピョンガンに進言された高句麗王は敵も同然の王の娘であるのに素性を知っても守ってくれていたのだと驚きます。
高句麗の民と認めてくださいと王女に訴えられ、奮起した王は順奴部族の再起を重臣たちと論議しようするがウョンピョ(桂婁族長)は話を遮り王女と息子コン(コ・ゴン)の縁談話を持ち出します。
コンが国境に行かなくてもいいと知ったピョンガンは喜ぶがヒョン王妃(側室)から縁談話を聞かされ驚きます。
婚姻で王室を押さえ込もうという魂胆にピョンガンは反発し駆け付けると高句麗王は「王女が機が熟した時に自ら望む相手を迎え余の祝福を受けて婚姻する」と言い放っていたので引き下がります。
しかし、「目障りな王女を始末して病弱な太子の座から降ろしてやるぞ」と国王はウョンピョから脅されていました。
モヨンは国事を意のままにしているのに王女を嫁に迎え王室まで掌握すれば消奴部族も灌奴部族もウョンピョの手中となってしまうとジウォルに訴えます。
コンは政略結婚という形だが父上のことは自分が必ず食い止め守るから受け入れてほしいと訴えるが「政略結婚でなくても想いを受け入れられない。心には他の人がいるんだ」と言われショックを受けます。
心から欲しいと思ったコンはタル(オン・ダル)なんかに嫁がせたくないと思い縁談を進めるよう父に告げます。
嫌がる王女を結婚させられないと思うタルは縁談を食い止めるために王女の相手候補に足を運び・・・
第10話・仕組まれた縁談を回避
王女ピョンガン(カジン)の婿選びの場に侵入するタルはコ・ウォンピョを殺そうと短剣を握りしめるが「素性を偽り侵入した者だ」とコンが現れます。
そこにへ・モヨンから王宮にタルがやってきた事を知らされたピョンガンは駆け付け「彼は私の夫だ」と告げます。タルもまた自分は夫だと名乗り出ると国王から名前を聞かれ「高句麗随一の将軍17代順奴部族部族長オン・ヒョプの息子オン・ダルだ」と言い放ちます。
「もう余の娘ではない、王宮から出て行け」とピョンガンは殴られます。
縁談を避けるため追い出されたのだと分かるピョンガンは謁見を拒否され心配ばかりさせて迷惑かけた謝罪の言葉を叫びタルと一緒に王宮を出ます。
ピョンガンは敵にするのは怖く味方にするにも信頼できないモヨンを訪ねると「王女様の恨みほどではなくてもコ・ウォンピョを憎んでいるのだ。養女とはいえ消奴部族を守りたいだけ」と言われます。
桂婁部族を一掃しコ・ウォンピョを懲らしめたいから味方になってくれるか聞くと「コンは大丈夫なのか」と聞かれます。師匠でもあるコンは邪悪な父とは違うはず、信じてると告げます。
ピョンガンを待つタルは追ってきたコンに剣を突きつけられ「今から真実を話せ。王女様の夫のフリをするなら首を刎ねる」と言われます。
「王女を逃がしたのを認めたくないだけだろう、かわいそうな奴だ」と挑発するとお前ごとき武器など必要ないと向かってきたので拳を交えます。
ピョンガンは戻ると2人が殴り合っていたので止めに入り仕組まれた縁談は終わったから行かせてほしいとコンを抱き締めてお願いします。
幽霊谷に向かう2人は王宮の者が確かめに来るかも知れないから村人には結婚した事にして一緒に暮らすべきだと話し合います。
第11話・再起する時
ウォン太子は姉ピョンガン/カジンが出て行ってからふさぎ込んでしまいます。
コンは王室は自分に任せて父上(コ・ウォンピョ)は部族長会議に専念するよう告げると一族を想うようになったから王女が追い出されてよかったと言われます。
幽霊谷の村で夫婦のふりをして暮らし始めたピョンガンは王宮から持っていた兵法書をタル(オン・ダル)に読ませます。
タルは養母のサ氏夫人が何不自由なく暮らす王女が何で山奥に戻ってきたのだと警戒しているので内緒で武芸を教わり稽古に励みます。
ピョンガンは村長のサ・ウナムに会いに行き順奴部族を再起させるべきだと訴えます。
「いつまでも幽霊谷で縮こまっているつもりだ、人を集め力をつけ一大勢力となり正々堂々と慕z区長会議に出なければ!!」
そのためにも銀子が必要だと思っていたピョンガンはヘ・モヨンに木蓮堂に保管していた装身具を託し買い手を見付けるようお願いしていました。
ウォン太子の武芸の師匠となるよう王命を受けたコンは修練を拒むので「襟に触れたら修練をしなくていい、触れなかったら修練してください」と賭けを申し込みます。
王女は逆に修練をするために賭けに応じたと言われた太子は逆に修練を得るために賭けに応じます。
タルは稽古に励んでいると僧侶(ウォルガン/絶奴部族の元武将/ピョンガンの母・ヨン王妃と関わりがある)と出くわします。その頃、ピョンガンとサ・ウナムは計画を練って資金もあるので世の中に戻る準備をしましょうと村人を説得します。
新羅の密偵だと見破られたヘ・モヨンは「さすが占い師に扮した天珠房の頭だ」と逆に見破ると刺客に襲われるが目撃していたコンに救われます。
ヨム・ドゥクに兵法書が置いてあると知らされたサ氏夫人はオン・ヒョプから息子には剣を持たせたくないと託されていたので武芸など習っていたのかと怒ります。