作品情報キャスト
ディリラバとチャン・ビンビン共演の春秋戦国時代を舞台に描いた中国ラブ史劇
秦の侵略に周辺諸国が抵抗していた紀元前240年頃、祖国の衛を追われた公孫家の娘、麗は2人の兄弟子と共に総帥である祖父のもとで剣術の腕を磨いていました。秦王嬴政(後の始皇帝)は子供の頃に人質となっていた趙で麗に救われておりずっと想っていたが再会すると秦を恨んでいたので身分を明かす事をやめる。
美しく成長した麗は秦軍から追われていたが共に逃げていた二番兄弟子・荊軻が負傷してしまい彼を救うための解毒薬と引き換えに彼の子を身籠もりながら嬴政のいる秦宮に入ります。
始皇帝の妃となった麗の真の目的はとは?!彼女の復讐心を分かっていながらも、愛を貫こうとする嬴政。
ネタバレあらすじ/麗姫と始皇帝
第26話・裁き
牢獄される韓非の前に「丞相になるのは私だ、お前がいたら出世に響く」と李斯が現われます。
何で無実の罪を着せられたのか把握するが「大王はお怒りで韓討伐を決めた」と偽りを伝えられ嘆きます。
韓申は荊軻と麗を発見します。荊軻に感謝すると「後は頼む」と言われ二人の様子から誤解による亀裂が入ってしまったのかと思います。
韓申と一緒に帰路に付く麗は禁軍を率いる嬴政と出くわし抱き付くが「韓非は陥れられた。冤罪だから早く戻って釈放せねば」と告げます。
楚夫人が昌平君(左丞相)の毒殺を企てていると報告を受けた趙高は趙への出兵を唱えた韓非にその毒を用いるよう命じます。
嬴政と麗は韓非を釈放させるために駆け付けるが一足遅く、毒を飲んだばかりの韓非は吐血して目の前で亡くなってしまいました。
麗は韓非が握っていた小瓶が楚の直系王族のみが持つ物だったので楚夫人が関与しているのではないかと進言し自分を浚うよう丹頂門を雇ったのは李斯だと告げます。
麗が戻ってきた事、そして亡くなったのが昌平君ではなく韓非だった事で楚夫人と李斯は罪を着せられるのではと恐れます。
誘拐と毒殺は関連があると疑う麗は楚夫人と李斯が頻繁に会っている事を敏夫人から聞かされるが景良人が毒殺されたと知り驚きます。
嬴政は裁きを下すため李斯と楚夫人を呼びます。麗は真贋を確かめたいから韓非が韓王に書いたという文を趙高に持ってこさせます。昌平君が「楚の文字に幾分似ております」と告げると「楚の文字なわけない」と言い張る楚夫人に「断定するのは事前に文を見たからか」と麗は言い放ちます。
嬴政は韓非が握っていた小瓶を見せ景良人の膳にも同じ毒が入っていたと告げます。「流産させただけでなく命まで奪うとは」と麗は言い放つと楚夫人は慌てて「韓長使に授けた小瓶であり文も・・」と口を滑らせます。
嬴政は「李斯と結託して韓非の罪をでっちあげた」と激怒すると李斯は文の偽造は認めたが殺害は否定します。
嬴政は楚夫人を四品の良人に降格させて昭徳宮から追い出し、李斯に対してはこれまでの功に免じ杖罪50回としました。
第27話・宿命
楚夫人は良人に降格となり「瑠璃珠の小瓶を韓非に届けたのか」と韓長使を引っぱたきます。
麗と結託して罠に嵌めたのだろうと疑われた韓長使は誰も裏切ってはいないと訴えます。麗は八つ当たりするなと助けてあげると韓長使はまだ小瓶を持っていました。
韓非の才を李斯は妬み楚良人と結託して文を偽造したのは事実だが何者かが殺害の罪を着せたのではないかと麗は疑います。
韓長使の衣からお香の匂いがしていたのは黒幕である敏夫人と会っていたからでした。韓にいる家族を呼んで趙で一緒に暮らせるようにしてあげるから協力するよう言われたのです。
紀元前233年、燓於期は秦軍を率いて趙の赤麗と宜安を攻めるが大敗を喫し撤退を命じます。10万の兵を失った嬴政は恥さらしだと激怒し責任を追及しようとしたが燓於期の行方が分からないと知らされます。
「燓於期は数々の功績を残し軍での信望も厚いので一度の失策で一族を殺せば取り返しの付かない結果となるかもしれません」
燕の丹太子の主張を受けた嬴政は皆を下がらせ燕王から太子の帰還要請の文を受け取っていたことで裏で糸を引いたのかと問い詰めます。疑われた丹太子に咸陽などうんざりだと言われ誠意を形だけの友情だと長年捉えていたのかと言い放ち口論となります。
嬴政は帰国を志願した丹太子を軟禁し禁軍に警備を徹底するよう命じました。
秦が大敗したのは趙王の座を狙う嘉公子が匿っている自害したはずの呂不韋の献策があったからでした。
丹太子から助けを求められた麗は説得しようとするが嬴政の苦しい胸の内を知り「脱出させる」という文と玉佩を返します。受け取った丹太子は田光に連絡を取ってくれたのだろうと察します。
第28話・幇助
田光は鵠落剣法を習得した荊軻に軟禁されている丹太子を救出したいから決死隊に加わって欲しいと願います。
韓申から荊軻が咸陽に来るらしいと言われた麗夫人は「私が知らせた田光から協力を求められたのだろう」と告げると内通していたら死罪だと心配されます。
丹太子が病に伏せていると連絡を受けた嬴政は太医を派遣し、麗は大王の代わりにお見舞いに行きますと告げると韓申は同行を命じられます。
燕太子府に到着しお見舞いの言葉を述べると盗賊に扮した荊軻たちが襲撃してきます。麗は韓申に太子を守るよう命じ外に出ていくとわざと荊軻を剣で襲い「人質にとって逃げて」と耳元で伝えます。
荊軻たちに追いつく韓申は「禁軍の追っ手が来るから早く行け」と告げ麗を連れて戻ります。
太子府が盗賊に襲われ麗夫人が浚われたと報告を受けた嬴政は自ら兵を率いて出て行くと韓申がひく馬に麗が乗っていました。
嬴政は無事を確認して安堵するが盗賊が麗夫人を置いて逃げたと聞かされ太子府に急行します。その頃、現場検証を行なっていた李仲は盗賊の仕業には思えないでいたが丹太子の声が変わっていることに気付きます。
到着した嬴政は押し入って確認すると予想通り入れ代わっていたが偽者はその場で自害してしまいます。
禁軍を率いる李仲に同行する韓申は官道を使えるなら追いついてしまうかも知れないと不安が襲います。
予想は的中し葬儀屋に扮する一行に関所で追いついてしまいます。盗賊か確認しろと李仲に言われた韓申は違うようだと告げるが棺を李仲が調べ出します。
第29話・親子
葬儀屋に扮して燕の丹太子を救出し脱出しようとしていた荊軻たちだが関所で禁軍に止められてしまいます。
韓申は盗賊ではないようだと告げるが李仲が棺を調べだしてしまったので荊軻は見事な剣捌きで一掃し李仲の首に短剣を当てます。韓申はわざと負けると荊軻は李仲を人質に取りながら丹太子を棺から出し関所を突破しました。
嬴政は年に3回しか会えない麗のために天明を王宮に呼び戻し、わが子のように可愛がって麗との絆を深めます。
楚良人は韓長使が韓非の子を身籠もった事を知り自分が懐妊した事にしようと悪計を企てます。急に優しくお見舞いに来たことで危険を察知した韓長使は無事に出産できるよう麗に救いを求めます。
趙高から楚良人が身籠もったと報告を受けた嬴政は降格を命じる前の出来事かと思うが丹太子の逃亡を許したばっかりで政務で忙しいと告げます。大王に命じられ趙高は贈物を届けに行くがどう見ても懐妊しているようには思えませんでした。
趙の李牧にまたも敗れ、昌平君から良策が得られないうちは兵力温存に努めた方が賢明だと進言され嬴政は撤兵を命じます。
李斯は人質に逃げられたと他国に知られたら欺かれるとして捕らえるべきだと議を唱えるが「丹太子と大王は兄妹同然なので確かに裏切られたが人質一人に大軍を差し向けては逆に秦は天下の嘲笑を抑えられない」と昌平君は告げます。