中国ドラマ「六扇門」作品概要
皇帝直下の捜査機関・六扇門が謎と陰謀渦巻く事件を追うアクション時代劇
あらすじ
皇帝が昏睡状態に陥って重篤になり朝廷が皇位継承について議論していた頃、都に連続殺人事件が発生する。
遺体はいずれも宦官だったが宮中の人事を管理する司礼監は行方不明者はいないと言う。疑いの矛先が皇帝の弟・斉王へ向かうと皇后は7日以内に潔白を証明せよと命じる。
皇帝直下の捜査機関・六扇門は謎と陰謀渦巻く事件を追う!!
豪華キャスト
申力行(レイモンド・ラム)
1979年12月8日誕生、「孤高の皇妃」「賢后 衛子夫」など
蘇溢清(ディリラバ)
1992年6月3日 誕生、「夢幻の桃花」「長歌行」など
斉王/朱見溢(アレックス・フォン)
1980年2月26日誕生、「ミーユエ」「海棠が色付く頃に」など
言亦冬(イン・ハオミン)
1986年6月25日誕生、「海棠が色付く頃に」「独孤伽羅」など
申梓木(ホアン・ウェンハオ)
1962年8月4日誕生、「侠客探偵 簡不知」「海棠が色付く頃に」など
曹懿恩(スン・ヤオチー)
1998年2月26日誕生、「大明皇妃」「神雕侠侶」など
孫鑫(ルオ・ジン)
1981年11月30日誕生、「鶴唳華亭」「康熙帝〜大河を統べる王〜」など
ネタバレ感想
5話~8話のネタバレになります。
5話/正義を貫く
申梓木は家族の面倒を見る約束で口がきけない強盗の胡万を宦官殺しの犯人に仕立てようとします。言亦冬から話を聞いた申力行は冤罪だし役所がでっち上げするのかと納得がいかず父親を責めると単純な事件ではないのだと言われます。
「何者かが斉王を狙い、斉王と趙無極は自衛しているので事件を解明すれば大物が死ぬかも死ぬかもしれない、六扇門で手に負えることではない」
真相の究明が六扇門の使命だと思う申力行は胡万が罪を認める審理の場に訟師の辛不平に扮して押し掛け、どんな見返りと引き換えに罪を着せたのかと訴えます。
裁判官は申梓木が目配せをしているのに気付かないフリをし、更に胡万が供述書に署名しようとしたときに民は大騒ぎしているのに知らん顔をしていると指摘します。
皮膚や骨格から見て被害者は老人で男娼のわけがないと訴え、六扇門は罪の証拠を持っていないないから無罪の判決が下れば釈放されると告げると胡万は明らかに何かを訴えようとします。
民が騒ぎ出し責任逃れするために裁判官は疑義が生じたからと六扇門に再捜査を命じました。
変装がバレてしまった申力行はその場から逃げるが事件は六扇門に差し戻されたので功で過ちを償うと父親に訴えます。言亦冬と捜査を始める申力行は闇市に行き質入れした物が見つかれば身元が分かるはずと言います。死者は阿片の常習者で死体は早朝に古玩街で発見されたから闇市で質入れした可能性が高いのだと言亦冬に説明します。
黒装束の者(蘇溢清)の助太刀を得て言亦冬は質屋の番頭・万柳を捕らえると江陵を殺したと白状させます。
6話/謎の龍袍
六扇門の申梓木は職責を汚した罪で降格されるところだったが万柳を捕らえた事で三月の減給で済まされます。
言亦冬は事件を解決したのに何で罰せられるんだと不満を口にするが申力行の力を借りたはずだと指摘され白状します。
申梓木は官界になど入らずに龔芮渓を娶って農村で平穏な日々を送れと申力行を説得していると言亦冬が駆け込んできて斉王からの文を渡されます。
斉王から宴に招かれ言亦冬たちは大いに盛り上がるが申梓木だけは浮かない顔をし医師から禁じられていると茶を口にします。席を立つ斉王に呼ばれる言亦冬は酔っ払いながら訪ねると龍袍を見せられ、書房に龍袍を置いた者を突き止めるよう依頼されます。
隠れて様子を見ていた蘇溢清は首を傾げ、どうやら言亦冬を助ける者がいるはずと思います。
言亦冬が斉王に呼ばれたのを横目に確認していた申梓木は話の内容を聞き、何者かが謀反の罪を着せようとしていたのだと察知します。
すると斉王が訪ねてきて申力行を食事に招くと言われてしまい、息子を取り込む気だと察して逃がそうとするが蘇溢清が迎えに来てしまいます。
蘇溢清と再会する申力行は斉王から逃げられないようだと言い食事に招待されると斉王からも助けてくれた若君だったかと驚かれます。申力行は斉王府にある隠し部屋に案内され龍袍を見せられ、年号が彫られた玉印もあったと聞かされます。謀反の罪を着せようとした犯人は屋敷内にいるはずだから捜し出してくれたら六扇門の捕吏にすると言われます。
犯人は捜すが退官した父親には都を出てほしいので銭が欲しいと要求すると受け入れられるが、自分の欲望に向き合うよう言われます。
7話/揺れる恋心
斉王に謀反の罪を着せようとした者を捜すために申力行は斉王府にとどまることにします。
斉王は娘のように育てた蘇溢清が申力行に想いを寄せているのに気付き仲人として橋渡ししようとしたが申力行は父が決めた相手・芮渓がいるのだと言います。
斉王は敵を誘きよせるために高官たちを招いて宴を開くと申力行の仕事っぷりを監視するよう蘇溢清に命じ出かけます。
申力行は疑っていた執事の張世傑に接近し、蘇溢清は申力行の姿が最近見えないので申梓木を訪ねると嫁さんのところに行ったのではないかと言われショックを受けます。
申力行は賭博を行う張世傑に声をかけて仲良くなり酒に誘います。斉王府にいるのに何で金がないのだと告げると斉王が来る前に屋敷に遣わされたことを知ります。
張世傑は劉吉が斉王府に置いた駒のようだとに蘇溢清に告げると捕らえないで泳がせるべきと言われます。
そんな矢先、張世傑が殺されたと言亦冬から聞かされ急いで向かおうとすると申力行に捨てられたと笑いものにされてしまった芮渓が押し掛けてきます。
8話/捜査の中止
申力行は張世傑の遺体を検視し犯人は相当な手練れだと思います。爪に黒い布切れが挟まっているのを目にし犯人の衣かと考えていると怪しい人物を目にし追いかけるが泥酔した芮渓に邪魔されてしまいます。
取り逃がしたうえに六扇門の捕吏が二人も犠牲になってしまい、激怒する申梓木から捜査を中止しろと引っ叩かれた申力行は仕方なく斉王に手を引くと告げに行きます。
蘇溢清は仲間を殺されたのに途中で辞めるのかと訴えるが説得に応じないので嫉妬心から許嫁と結ばれて平穏に暮らしたいだろうと言い放ちます。
申力行は斉王に辞意を伝えたし吏部に父上の退職を申し入れてくれたと申梓木に告げます。斉王の心遣いだと銭を渡そうとしたが借りを作りたくないせいか拒んだために斉王に返しに行きます。
言亦冬から互いに口には出さないが蘇溢清と想いあっているだろうと指摘される申力行は退職届が受理されて隠居できると喜ぶ申梓木に芮渓とは結婚できないと伝えます。
そこに蘇溢清が訪ねてくると六扇門への推薦状を渡され、斉王のもとに案内されると万柳が殺したのは先帝の寵臣・江陵だったと聞かされます。記録を調べると十数年前に皇宮での伝染病により落命しており、張世傑も江陵も外傷は目くらましで死をもたらしたのは針だと知り解き明かしたくなります。