作品情報/キャスト
宿命を背負う姫と二人の王、三大スター共演・超大型ラブロマンス時代劇
煬国奎州城の姫・馬摘星は狼に育てられた狼仔と友情を育んでいたが彼が行方不明に。8年後、城主となった馬摘星は煬国の皇子・渤王から冷たく突き放されるが狼仔の面影を感じ気になります。自分に想いを寄せる疾沖が現われるなか渤王と愛し合うが敵として戦うことに・・渤王の強い愛と摘星の憎しみを超越した愛、摘星を信じて支え抜く疾沖の切なくも優しい愛、権力闘争や過去の因縁など複雑に絡み合う物語から目が離せない
ネタバレ感想/狼殿下
第33話/盟約を破綻させるため
屛元公主を連れ出した馬摘星は病み上がりなのに馬家軍の士気を強引に高めようとしたので憎悪で理性を失うようでは主将は務まらないと溍王に叱責されます。
また、暴走する馬摘星を心配し疾沖(李炬嶢)は馬家軍の令牌を馬邪韓から預かっており頭を冷やせと水風呂に放り投げます。
「恨みばかりで大切なものを見失うな、支えてくれる人の忠誠心をないがしろにしてはいけない」と令牌を渡された馬摘星は馬家軍に謝罪します。
煬国皇帝・楚馗は迄タン新王即位式の招待状が届いたため夜煞隊と楚有禎を連れて行くよう渤王に命じます。
迄タン公主・耶律宝娜と仲が良い馬摘星は迄タンと煬国の盟約を破綻させてほしいと溍王に言われ汚名返上のためにも拝命します。
迄タンに行けば渤王との対面は免れないが斬りつけて盟約を結ばれては困ると言われ、溍王は自分を試しているのだと察し肝に銘じます。
疾沖と馬家軍と共に迄タンに向かう馬摘星は迎えに来てくれた耶律宝娜と再会します。何で疾沖たちと一緒にいるのかと困惑する耶律宝娜に説明しようとするが言葉がうまく見つからず代わりに疾沖が真相を伝えます。
耶律宝娜は自分のことのように涙を流し衣を用意して協力してくれます。
迄タンの衣に身を包む馬摘星は、戦狼を捕らえた疾沖からとどめを刺せと矢を渡されます。渤王の戦狼を殺せないようでは敵を討つ戦いなどもってのほかだと言われます。
疾沖や耶律宝娜はその場を離れ、馬摘星は目に涙を浮かべてとどめを刺そうとするができませんでした。
渤王は戦狼が治療を受けていたので辺りを捜すと耶律宝娜の姿を目にし迄タンの侍女で狼を助けてくれる人がいるのかと思います。
第34話/最も惨めな日
迄タンで人質になっていた過去がある楚有禎は新王との再会を喜びます。
今行けば渤王と楚有禎に会ってしまうと耶律宝娜に止められる馬摘星だが機会を逃さないためにも策があるから大丈夫と告げます。
馬摘星と疾沖は同盟国ではなくても耶律宝娜の親友なのでお祝いしたく参上したと訪ねます。
楚有禎は馬家軍は溍国に帰順したから何か魂胆があるはずと口を滑られてくれたので馬摘星は「煬国皇帝・楚馗は父・馬瑛の忠誠より利益を重く見て渤王に暗殺を命じ、馬家軍を利用するために私を渤王に嫁がせようとしたのだ」と説明します。
渤王は認めるものの私怨を晴らすために諫言しただけと訴えます。新王は激怒すると馬摘星が言っていることは外にでれば分かると疾沖に進言され出て行きます。
空を見上げると不吉な兆しである日食が起こり耶律宝娜は煬国が天を怒らせたんだと訴えます。しかし渤王がタイミングを見計らって天に向かって矢を射ると光が現れ、煬国と迄タンの仲を裂くための流言を放つなと言います。
馬摘星は狼に育てられた渤王なら日食の計を破るのも遠吠えを頼れば簡単なことだと気付きます。
盟約は破綻できなかったが耶律宝娜は渤王を捕らえるよう命じ矢を馬摘星に渡します。
馬摘星は矢を構えると「戦狼も殺せないのにできるのか」と渤王に言われ疾沖や耶律宝娜はとどめを刺せなかったのかと驚きます。
馬摘星は矢を地面にたたきつけ馬で走り去ります。耶律宝娜は残忍さがないだけだと渤王に言い放ち彼女を追いかける疾沖は弱音はいつでも吐いてもいいが敵前逃亡だけはしてはいけないと告げます。
馬摘星は誰にも頼らず必ず強くなると己に誓います。
第35話/公主の素性
渤王は煬国の敵として自分を討つには馬摘星はまだまだ弱すぎると思います。
蒼天の祈りの儀で馬摘星と疾沖は迄貚王に煬国への援軍を出させまいと前朝の皇族・屛芫公主と再会させます。
幼少期の迄貚王は25年前に前朝の皇宮で人質とされたときに屛芫公主の世話になっていました。解放されるときに贈った父親のヒ首を返されたので公主に間違いないと喜びます。
渤王は疾沖が郊外で見知らぬ女と会っていた報告を受けていたので屛芫公主は偽物ではないかと疑い、「溍王が天下を取れば公主の運命は陣太鼓と同じように捨て置かれる」と鎌をかけます。
前朝から迄貚王に贈られた太鼓であり、公主なら故国の太鼓を見抜けるはずだし渤王の話に合わせる必要もないので疾沖は偽物だと気付きます。
しかし、馬摘星が見抜かれたことに驚いていたので最初から知っていたのだと気付くと屛芫公主の侍女・柳心で溍王からの命で成りすまして生活していたのだと知らされます。
迄貚王に偽者だと信じてもらうため渤王は屛芫公主の顔を知る元宮廷絵師を捜すよう命じます。
その動きを察知した馬摘星は注意を引き付けるから疾沖に阻止するようお願いします。
第36話/まさかの皇女
渤王は屛芫公主を捕らえて迄貚王と煬国との同盟を強固なものにしようとします。
馬摘星は自分で責任を取るから柳信を解放してと跪いてお願いすると、そんな甘い考えで復讐などできないと責められます。
復讐の鬼と成り果て生き地獄を味わっているのは馬府を殺し自分だけ助けた渤王のせいだと泣き叫びます。
「家族の仇を討つため、柳心を救うため、殺してやる」
馬摘星は涙を流しながら立ち上がり去っていく渤王の背に向けて矢を放つが目を開けると渤王を庇うために盾となった楚有禎が犠牲になっていました。
元宮廷絵師を連れる莫霄に追いついた疾沖は宿に入ったところを侵入して姿絵を回収します。莫霄は盗まれてもそっくり同じ絵を描けるぐらいできるだろうと確認をとります。
疾沖は屛芫公主の姿絵を目にし驚きます。
柳心は牢獄され馬摘星は身柄を渤汪に引き渡すと迄貚王に叱咤されます。耶律宝娜に守られる馬摘星は迷惑かけたくないので下がるよう告げるとそこに疾沖がやってきます。
「恩人の娘を見殺しにするのか」
疾沖は屛芫公主の娘は馬摘星だと言い姿絵を見せます。馬摘星は屛芫公主が母親と何でそっくりなのか困惑すると馬瑛大将軍が身重の屛芫公主を救ったのだと疾沖は言います。
連れてこられた元宮廷絵師は馬摘星を見て屛芫公主だと驚きます。腕輪の飾り石を形見として残していたと知る馬摘星は持っていないと告げるが疾沖から銅鈴は母の形見だと知らされ確認すると中に飾り石が入っていました。
言い伝え通り飾り石を水につけると光を放ちます。それを目にした迄貚王は跪き煬国に援軍を出せば忘恩の徒となると渤王に告げます。
柳心を救えなかった馬摘星は己を責め、憎き楚馗が皇位に即くのを見ていた母親はさぞかし悔しかったはずだと涙を流します。