作品情報/キャスト
ルビー・リンとユアン・ホンの2大トップスターが共演、名君と呼ばれた光武帝と中国史上最高の賢后の呼び声高い光烈皇后の生涯を描いた中国宮廷ドラマ
前漢が滅んで新が暴政を敷く時代。後の光武帝となる劉秀は太学から帰郷し想い人である陰家の一人娘・陰麗華に縁談を申し込みに行くが陰家当主の陰識に断られる。
ある日、劉秀は兄の劉縯と共に新を打倒すべく挙兵を決意。陰麗華もまた、おぼろげに記憶のある劉秀に会いに男装をして決起に加勢。陰麗華と劉秀はそれぞれの想いを胸に国の再興を目指すが・・・。時代を動かすほどの強い絆で結ばれた2人の壮大な愛の物語。
ネタバレあらすじ/秀麗伝
第11話・かみ合わぬ歯車
麗華は強奪を働いた張卯が処罰されなかったことで納得できず出て行きます。
劉秀は豪族出身とは違って新市・平林の兵は草の根を煮て食べて飢えをしのぐ民や流賊なので取り締まるのは難しいだろうと告げます。
しかし、それでは横暴を働く官兵と変らないため麗華は納得できません。
麗華に恨みを抱く張卯は、陰家は富豪で大地主だから新野を攻めるよう提案します。金や食糧を蓄えた上で棘陽と宛に向かうべきだと訴えると受け入れられます。
麗華は何で承諾したんだと劉縯を責めると「新野は文官が守る地で攻めやすく鄧家の報復をすると主張されては拒む理由がない」と劉秀に言われます。
絶対に強奪が目的なはずだと言い放つと先に到着すれば災いは防げると言われます。
ひと足先に到着すると新野の県宰が自ら迎え出て投降を申し出ました。鄧家や陰家に恨みなどなく粛清を命じられたが見せかけで老人や子供は逃がしたと知らされます。
陰興や鄧奉がやってきたので麗華は家に連れ戻され禁足とされてしまいます。部屋から脱出して陰識の部屋に押しかけ記憶が戻ったことを伝え、自分だったら親や鄧嬋の敵を討つために加わると訴えます。陰識は長安から新野に帰るころ追われる馬車を目撃していたので助けなかった後悔が押し寄せます
陰識と手を組みたいと考える劉縯は県宰に降伏を勧めてくれたお礼に訪ねその時に麗華を娶る事を告げるべきだと劉秀に言います。
劉秀は姻戚関係である鄧家が協力を仰いでいないのだから応じるはずないと言い今は娶らないと告げます。棘陽を戦わずして入城した劉秀は計画的に撤退したのだと思うが・・・
第12話・新たな天子
罠に嵌まって奇襲を受けた劉縯は必死に闘うが、劉秀は兄・劉仲が戦死したのを目にし伯姫を逃がします。
家族を説得し劉秀たちを追ってきた麗華だったが悲惨な光景を目にします。劉秀は娘たちを失いその場から動こうとしない劉元を強引に連れて逃げようとしたが敵の槍に倒れてしまいます。
劉縯は自分が油断したせいで母親や妻、家族と多くの仲間達を死に追いやってしまい悲しみに暮れます。
取り乱す劉縯は麗華に励まされ仲間の死を無駄にしないため、皆を生かすために自らを奮い立たせます。
甄阜は兵糧を藍郷に残して総勢10万で泌水に陣を構え劉縯を捕らえた者には千両の黄金を与えると広めます。
鄧晨や鄧奉、行方知れずだった李通が合流すると劉縯の軍の志気が高まり劉秀は地の利を使えば勝てると言います。一同は復讐のために甄阜と衝突して大勝利を納めると10万の軍の大敗の報告を受けた王莽は驚きを隠せません。
劉秀は王匡が軍紀を守らず私腹を肥やすために戦い略奪に明け暮れているので劉縯の臣下になるとは思えないでしました。劉秀の予想通り王匡率いる元緑林軍の武将たちが劉玄を天子として擁立しました。
宛も落とさぬうちに急いで天子を立てるなら天下の英雄に敵と見なされるばかりかつけ込む隙を与えてしまうと劉縯は反対し、劉秀は王を立てて新を滅ぼしてから天子を立ててはどうかと訴えるが・・・・
天子に擁立されてしまった劉玄は自分は無理だととぼけるが内心作戦通りだと思います。
第13話・分断された舂陵軍
無能なフリをして王匡を騙し天子の座を手に入れた劉玄は西暦23年新朝の元号で地皇4年2月、淯水のほとりで即位し更始帝と称した。
劉玄に呼ばれた陰麗華は「劉縯ほど手柄はなくともより多くの犠牲を払い長安にいた頃から師匠(麗華の母)と新に抗っていたんだ。天子に担がれたのだから恨むな」と言われます。
妻子の世話を託された麗華は拒めば劉縯が怒りを買うため受け入れるが劉秀と引き離すのが目的なのだろうと察知します。
劉縯は宛攻撃の指揮を任され劉秀は王鳳の旗下に配置されます。劉玄は舂陵軍の切り崩しにかかっていると誰もが気付きます。
無陰王に封じられた李軼はすべてを失ったころの自分ではないと伯姫に結婚を迫るが頬を叩かれます。目撃していた李通から「結盟しときながら劉玄方の回り劉縯の妹に手を出すとは愚かすぎる」と叱責されます。
劉秀は宛攻略に手こずる部隊に食糧を送り、父城を守る敵将の馮異は撤退したフリをして誘き出し見事に生け捕ります。文武両道に優れる馮異に我が軍に投降してくれないかと頼むと明君にしか帰順しないと言われます。
麗華は新軍42万が宛の救援に向かったと陰識から情報を受け劉玄に至急報告します。
第14話・命懸けの突破
麗華は援軍を要請したが韓姫から「劉秀のために陛下を騙す気なのでは」と疑われます。
陰識からの情報とは言えないので噂だと告げると劉玄に断れたので、「憎いのは帝位のために母上との誓いを破り劉縯を敵と見なすからだ」と制止をふりほどき昆陽へ向かいます。
昆陽に到着すると王鳳や張卯は完全に戦意喪失しており、劉秀は新軍は寄せ者の集団なので包囲を突破して援軍を求めればいいと策を申し出ます。
王鳳や張卯は逃げることしか頭になく反対ばかりするので麗華と言争いとなるが、そうこうしているうちに包囲されてしまいます。
結局、劉秀と同志が宿営を襲撃して包囲を突破し定陵に到着します。しかし新が攻めてこないにも関わらず無駄死にはさせないと定陵の王将軍が拒み更に「劉縯は時間稼ぎしているだけの戦い」と侮辱してきたため軍令違反で鄧奉は首を斬ります。
劉秀は城門の兵符を奪い馮異に兵をなだめるようお願いします。兵力も多くを見込めない現状だったため劉秀は兵を集めるという名目で彼女を新野へと戻します。
第15話・名将の采配
新野へ向かっていた麗華は陰興との再会を喜ぶが「陰識に援軍を頼もうと思って」と告げると「新野の兵はとうに漢軍の旗下に入った」と言われ驚きます。
劉秀は危険から遠ざけようとして自分を逃がしたのだと気付き急いで昆陽へ引き返します。その頃、王鳳を説得し投降の交渉に向かった張卯だったが痛めつけられ返されます。
定陵で援軍を調達した劉秀は昆陽へ戻らねばならなかったが突破してきた包囲を再び突破せねばならず困惑します。敵勢42万に対し5千で突っ込めば全滅となってしまいます。そこで偵察中の敵兵らを捕縛したと知らせが入り離間策を思い付きます。
馮異は探るために投降し我らが包囲を突破できたのは大司空の手引きがあったからだと王尋に告げます。また馮異が救出された偵察中の兵にもわざとその事を聞かせて報告させます。
こうして指揮官たちを仲たがいさせ敵兵をかく乱させて城に入ることに成功します。
劉秀は「宛は漢軍が勝利、援軍は昆陽へ向かう」と文をわざと落としてきたが李軼が捕らえられたようだと報告を受けます。
拷問を受ける李軼はあっさり口を割るとその場に居合わせた馮異が劉秀から冷遇されていたし作戦会議にいなかったから信用できないと訴えます。
そちらを信じていいか分からない王尋は右門から攻めてきたら李軼を斬り、水路から攻めてきたら馮異に丁柔と共に命はないと告げます。