作品概要/キャスト
チャオ・リーイン主演・女スパイと身分を超えた2人の公子との劇的な愛の物語
諜紙天眼を率いる宇文玥は貴族の子息たちによる人狩りから生き残った記憶喪失の娘・小六に武芸の才を感じ星児と名を与えて厳しい訓練を課していく。彼女は、自分を楚喬と呼ぶ女の記憶を頼りに自身の出自を求めながら宇文玥から与えられる過酷な任務を遂行していく。楚喬は宇文玥と彼の親友・燕洵との間で揺れ動く思いを抱えながら国を揺るがす大乱へ身を投じていく。
楚喬/星児/荊小六(チャオ・リーイン)宇文玥(ケニー・リン)燕洵(ショーン・ドウ)元淳/淳公主(リー・チン)蕭策(ダン・ルン)元嵩/裕王(ニウ・ジュンフェン)月七(シン・ジャオリン)宇文壊(ワン・ヤンリン)など
全58話で紹介
ネタバレ感想/楚喬伝
27話・皇帝の疑念
元嵩が牢の監視役になったと知る宇文懐は星児(楚喬)を連れて来るよう命じ宇文席の殺害について尋問を始めます。
駆け付ける宇文玥は青山院の奴婢について何でお前が関与するんだと宇文懐に言い放ちます。
そして星児を守るために仮死状態にして後で蘇生しようと「手に負えぬ女より死体の方がマシだ」と言い放ち針を放ちます。
仮死状態の星児を運んでいる途中で魏皇帝からお呼びがかかってしまい月七に託します。
魏皇帝に謁見する宇文玥は牢前の見張り殺害はお前の仕業かと聞かれ、刺客を殺したのは自分だが見張り役は自分ではないと告げます。
陛下がお許しになったのに燕洵を殺害する者が現れたから始末したのだと告げると諜紙天眼の掌門を宇文懐へ譲って辺境に赴任するよう命じられます。
蘇生するために急いで青山院に戻ると星児の遺体が無縁墓地に運ばれたと知らされ馬を走らせます。
蕭玉(梁の間諜)たちがまたも立ち塞がるが宇文玥は隠心の喉を斬って駆け抜けます。しかし星児を発見することが出来ず火葬の中から自分が贈った指間刃を見つけます。
諜紙天眼を引き継ぎに来た宇文懐に宇文玥はいくつかの秘密情報を教え後で後悔するなと念を押します。
あらゆる名門貴族や江湖の門派が隠す秘密をすべて知る事になるので天下を敵に回しいつ殺されてもおかしくないのだと告げます。
「足を踏み入れたら日の当たる場所は歩けない、何も知らずに諜紙天眼を欲しがった己の責任だ。宇文席がお前の本当の祖父かも記されているぞ」
動揺する宇文懐は宇文玥に案内されていた諜紙天眼を崩壊させるボタンを押し逃げ出します。魏皇帝は宇文懐は心がもろい奴だったかと口にし燕洵を牢から出し鶯歌苑に軟禁せよと命じます。
燕洵を生かしておけば禍根を残すが殺せば門閥たちが燕北を奪い合い魏の根幹を揺るがしてしまうため頭を悩ませます。
天牢を出る燕洵は迎えに来た仲羽の隣にいる人物が星児だと気付き笑みを見せます。
28話・公主の毒
鶯歌苑に軟禁される燕洵は「心を入れ替え魏に尽くせば3年後に燕北に帰らせる」と聖旨を受けるが星児は見張りが多くいることを伝えます。
仲羽も燕北を欲しがる門閥が3年待っているわけないと告げ必ず誰かが起きているように交代制で眠りにつきます。
鶯歌苑には次々と刺客が送り込まれ井戸水にも毒が混入されます。
そんな中、宇文懐の刺客が鶯歌苑に向かう途中で皆殺しにされたと知る魏舒燁はどうやら宇文玥が裏切ったように見せて燕洵を守ってくれているのだと察し感謝します。
宇文懐と魏舒游が武器の捜索という理由で鶯歌苑を調べ始めます。素性を明かせない星児は顔に包帯を巻いていたが宇文懐が無理やり包帯を外そうとします。
我慢していた燕洵の怒りが頂点に達し一触即発の状態になったところへ元淳公主が駆け付けます。
「あんたらは燕洵の護衛を陛下から命じられたのだから主は燕洵とゆう事になるのに何で下僕が主を詮索するんだ」
燕洵は感謝するが良心があるうちに妹だと思えるうちに遠くに離れるよう訴えるが元淳公主は家族がいないのだから守れるのは自分しかいないと涙を流します。
厳淳公主が持ってきたお菓子には毒が混入されており星児は公主の仕業ではないはずと思うが抜け出して薬を手に入れ戻ります。
このままでは身が持たないと思う燕洵は魏皇帝は自分を生かさざる得ないので逆に命を狙われている事を伝えた方が時間は稼げると思います。
宇文懐に唆された魏舒游が兵を率いて押し掛けってきたので燕洵たちは派手に暴れ抵抗します。
29話・屈辱に耐えて
執拗に命を狙われる燕洵たちはついに意を決して派手に暴れ魏舒游を返り討ちにします。
燕洵は刺客に襲われたから返り討ちにしただけだと告げ自分を捕らえて連行しろと要求します。仲羽は魏皇帝が考えを変えないだろうかと心配すると星児は証拠隠滅されるのを阻止するため刺客の死体を確保し元淳公主に連絡を取ります。
皇帝の前で燕洵は身を守るために致し方なかったと告げると魏舒游が護衛をしていたのに逃げようとしたのがバレて襲われたんだと言い出します。
宇文懐は刺客などいなかったと魏舒游を援護するが元淳公主が死体を運んできます。確認を命じられた元嵩は死体は確かに魏舒游の従者だったと告げると皇帝は魏舒游の罪を認めたが暗殺を企てた者に与えた罰は軽いものであり元淳公主は不満を口にします。
燕洵が戻ってきたため星児は安堵するが軽い刑だったために、厳罰に処せば各門閥は手出しできなくなるのに燕洵の命を守る気が皇帝にはないのだと確信します。
宇文玥は月衛を率いて極楽閣へ押しかけ隠し部屋に閉じ込められていた宇文席の妻に挨拶します。母が不義密通を疑われたのは宇文席と酔いつぶれたうえ妾の袴を着て死んでいたからだと告げると宇文席が作り話したのだろうと言われます。
叔母が宇文席から守るために袴を着せて隠し部屋に匿っていたが押し入ってきて閉じ込められてから16年間3人の奴婢にしか会っていないと言われます。宇文席は梁の間諜との関係が露呈することを恐れていたんだと言われるが続きを聞きたいなら時間が必要と言われ連れ出します。
そして梁との関係を暴露されたくなければ3日以内に上奏し皇陵の警備のために長安を発てと宇文懐に告げます。
30話・流れる月日
辺境への赴任を命じられている宇文玥は星児が眠っているであろう場所に衣を埋めて弔い燕洵に挨拶してから発とうとしたが面会を断られてしまいます。
青山院と諜紙天眼を月七に委ね燕洵に何かあればすぐに知らせろと告げ馬を走らせます。
軟禁生活を送る燕洵と星児は解放予定の3年後に燕北へ帰る日を夢見つつ力を蓄えるべく水面下で着々と準備を進めます。
星児は兄姉を弔うと自分の墓があるのに気付き宇文玥から贈られた残虹剣が備えられていたので手に取ります。
宇文玥は辺境防衛の指揮を執る襄王(元徹)に挨拶し兵を訓練して最前線で外敵と戦う日々を送ります。
月日が流れ、襄王は今まで流刑だと陛下を恨んでいたが貧しい辺境の民を救うために戦うことが使命だと悟りました。感謝される宇文玥だが自分も一人では戦えないことを悟り協力しようと告げるが「お前は諜紙天眼の後継者として都で戦うべき」と勧められます。
外出禁止が解けた魏舒游は2年間も閉じ込められていたために燕洵に必ず復讐する趙西風に告げます。
仲羽から報告を受けた燕洵は早急に葬ろうと告げ夜中に襲撃してきた刺客を返り討ちにします。こんな日のために仕掛けを準備していたため刺客たちは大勢いるのかとパニックになり残党は逃げて言います。
墓守は宇文懐、建設は趙家、建材の管理は魏家であるため皇陵に何かが起これば三家が責任を負わされると星児は思い付き仲羽と潜入して埋葬品を盗み出し棺を水浸しにします。
何者かが来たと察知し剣を交えて逃走するが、覆面姿の宇文玥は残虹剣を目にし星児は生きていたんだと気付きます