作品概要/キャスト
チャオ・リーイン主演・女スパイと身分を超えた2人の公子との劇的な愛の物語
諜紙天眼を率いる宇文玥は貴族の子息たちによる人狩りから生き残った記憶喪失の娘・小六に武芸の才を感じ星児と名を与えて厳しい訓練を課していく。彼女は、自分を楚喬と呼ぶ女の記憶を頼りに自身の出自を求めながら宇文玥から与えられる過酷な任務を遂行していく。楚喬は宇文玥と彼の親友・燕洵との間で揺れ動く思いを抱えながら国を揺るがす大乱へ身を投じていく。
楚喬/星児/荊小六(チャオ・リーイン)宇文玥(ケニー・リン)燕洵(ショーン・ドウ)元淳/淳公主(リー・チン)蕭策(ダン・ルン)元嵩/裕王(ニウ・ジュンフェン)月七(シン・ジャオリン)宇文壊(ワン・ヤンリン)など
全58話で紹介
ネタバレ感想/楚喬伝
39話・一石二鳥の罠
命令書を紛失して斬首されそうになった賀蕭のもとに駆け付けた楚喬(星児)は自分の責任だと告げ正座をします。
梁の太子・蕭策の命を救い魏皇帝から褒美が与えられる予定だから勝手に処罰するまえに報告するべきと訴え正座を続けるが負傷していたために力尽きて昏倒してしまいます。
駆け付けた宇文玥は楚喬を自分の天幕に連れていくと寝ている彼女から無意識に腕を掴まれ、そのまま一夜を明かします。
翌朝、月七から注進された宇文玥は「燕洵の計画を知っていたんだな、勝負はまだ終わっていない」と冷たく当たり出て行くが楚喬には何の話か分からないでいました。
朝になっても楚喬が戻らないので心配する燕洵は宇文玥に助けを求める文を送ったから大丈夫なはずと仲羽に言われます。
緊急事態だから何でも利用するべき、私情はお捨てくださいと言われ怒りそうになるが楚喬が戻ってきて秀麗軍たちの心は燕北にあるから味方にするべきと言われます。
仲羽が命令書を盗んで薛致冷に渡し賀蕭を処罰させたうえ楚喬に兵の心を籠絡させ、宇文玥に楚喬を救わせて皇帝に疑いを抱かせたのです。燕洵は忠誠心はよくわかっているが二度と楚喬を利用するなと警告します。
蘭淑儀は皇子が消えたと報告を受け侍女をひっぱたくが宇文懐の仕業だと気付きます。
皇帝に呼ばれた宇文懐と趙東亭は御林軍の兵権を与えられ密勅に従って働けと命じられます。公主の婚礼の日だと言われ密勅を受け目を通す宇文懐は笑みを浮かべ蘭淑儀に呼ばれていたが暇になったら訪ねると伝えさせます。
襄王は宇文玥は皇宮に戻されてしまったので何者かの策略だろうと思い馬を準備させるが5千の驍騎営の兵を率いて蕭策を建康までお送りしろと勅命が届きます。
宇文懐から兵権を奪い自分を都から出すための燕洵の罠かと気付く襄王は燕洵の長安脱出を阻めと魏舒燁に託します。
40話・婚礼の日
楚喬は約束通り梁へ帰る蕭策を見送りに行き、魏と燕北が争いを始めたら燕北の敵になるのかと聞くとどちらの味方もしないと言われます。
それなら友達でいられそうだと再会を約束し笑顔で楚喬は見送ります。
翠微宮の警備を拝命した宇文玥は侍衛に知り合いが一人もいないので楚喬を部下にしたいと元淳公主にお願いします。
燕洵は楚喬を守り切れないかもしれないと心配になり彼女を先に城外に出しておくように仲羽に命じます。楚喬は困惑しながらも受け入れるが皇宮に呼ばれると公主護衛を命じられてしまいます。
皇子を拉致された蘭淑儀は皇宮を抜け出し楚喬は洛河の娘で風雲令の継承者だと情報をあたえるが宇文懐に信用されず暇ができたら話を聞こうと言われてしまいます。
婚礼の日、迎えの馬車の乗る燕洵は九幽台を通ると謀反の濡れ衣を着せられ処刑された一族と自死した母親を思い出します。
3年間感情を抑え耐え忍んでいた燕洵の前に兵を引き連れる趙東亭が立ち塞がります。趙東亭は鶯歌苑に武器を隠し持っていたと濡れ衣を着せ謀反の疑いで捕縛すると告げると秀麗軍が現れ衝突します。
ゆっくり目を開ける燕洵は馬車から降りて捕らえた趙東亭の頭を踏みつけ剣を振り落とします。
燕洵が謀反を起こしたと報告を受けた元淳公主は激しく動揺し、燕洵に嫁ぎたくないと陛下に訴えます。もうすぐ燕洵が来る頃だと一同が騒然となるなか宇文玥は楚喬の姿が消えた事に気付きます。
燕洵は魔道に落ちたし今皇宮を出たら死ぬと訴えるが楚喬の決意は固く行ってしまいます。
公主が皇宮を出ていった、各所で火の手が、刺客が皇宮に潜入、燕洵が謀反を起こしたと一変に報告が入り皇帝は燕洵を殺した者に金1万両と爵位を与えると勅命を出します。
41話・捨てられた者たち
楚喬は謀反を起こした燕洵と合流するが元淳公主が追いかけてきたので驚きます。
元淳公主は馬鹿なことは止めて涙を流しながら訴えると謀反を起こすとは見損なったぞと元嵩がやってきたので立ち塞がります。
私に嫁ぎたくないだけだと訴えるが「これは復讐だ」と元嵩に言われます。そんなはずないと訴えるが燕洵から皇帝は祖廟に兵を伏せていたから謀反がなくても婚礼は執り行われなかったはずと言われ愕然とします。
公主を無事に連れて帰らねばならない元嵩は「袂を分かつ、次会うときは敵同士だ」と告げて燕洵を見逃します。
宇文玥は燕洵は将来の要である尚武堂の学徒を皆殺しにするはずと思い駆け付けると予想通り燕洵がやってきます。
「3年前のことは徹底して調べた。お前はずっと守ってくれてたんだな。お前に免じて学徒は見逃そう」
次会うときは敵同士だと告げてその場を去る燕洵は魏軍が出動したと報告を受け城外へ脱出すると命を懸けて戦う秀麗軍がいるのに城門を閉じるよう命じます。
賀蕭たちは自らも城外へ逃げようとすると城門が封じられていたので見捨てられたのだと愕然とするが3年前の罪を命で償おうと決意します。
しかし、燕洵と合流した楚喬は笑みを浮かべるが賀蕭たちがいないことに気付き燃え落とされそうになる橋を駆け抜け単身で戻ります。
城門を開いて突入する楚喬は「先に撤退しろ、故郷に帰るぞ」と叫ぶと感動して目に涙を浮かべる秀麗軍は共に戦うと士気が上がります。
楚喬が宇文懐を討つと御林軍は退き秀麗軍は剣を突き上げて声を上げます。
42話・公主の悲劇
元淳公主は嫁いだんだからどこへ行こうと燕洵に寄り添うと決意し1人燕北へ向かいます。
部隊に潜んでいた元嵩は燕洵を暗殺するため毒を塗った短剣を突き刺すが返り討ちに遭い右腕を斬り落とされてしまいます。元淳公主はその光景を目にして兄のもとに駆け付けると燕洵は二人を送り返せと命じたあと意識不明となります。
秀麗軍を率いて燕北へ向かう楚喬は燕洵の配下たちと鉢合わせします。戦中に敵の国に戻ることを怪しんだ楚喬は魏の間諜なのかと剣を突き付けると元嵩と元淳公主を帰国させろとの密命だと言われます。
何かおかしいと怪しむ楚喬は岩場を確認すると男たちに弄ばれた元淳公主が傷だらけで倒れていたので首を刎ね公主を抱きしめます。
元嵩が片腕を失っていたので誰がやったのか聞くと世子だと言われるが我々に託したのは道中で殺してほしいからだと訴えられ一人残らず処刑します。
楚喬は元嵩と公主を長安まで送るために秀麗軍を連れて世子の元へ向かうよう賀蕭に託します。