「善徳女王」全話ネタバレあらすじを最終話の結末まで簡潔に纏めました

韓国ドラマ「善徳女王」

4.0

朝鮮半島で初の女帝となった三国時代の新羅第27代王・善徳女王の生涯をイ・ヨウォン主演でフィクションを交えて描いた韓国時代劇

 

見所&キャスト

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朝鮮半島で初の女王となった新羅第27代善徳女王。
双子が生まれると王族男子が途切れると言い伝えがあり双子の妹は自分の出生を知らずにタクラマカン砂漠で育つ。
父親を探す旅に出ると偶然にも身分を知らないまま出会った双子の姉と仲良くなり導かれるように宮殿に戻る。自分の出生を知り亡き姉の意志を継いで王女として生き、絶対的な権力を持つミシルを敵視し新羅初の女王を目指し三韓一統の夢を抱く。

●徳曼トンマン(イ・ヨウォン/少女時代ナム・ジヒョン)●美室ミシル(コ・ヒョンジョン)●天明王女チョンミョン(パク・イェジン/少女時代シン・セギョン)●キム・ユシン(オム・テウン/少年時代イ・ヒョヌ)●ピダム(キム・ナムギル)アルチョン(イ・スンヒョ)●チュンチュ/新羅第29代王・武列王(ユ・スンホ)●ムンノ(チョン・ホビン)
 

 

見解

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双子は不吉だとむかし言い伝えがあったのは事実のようですが、こんなくだらないでまかせ言い出したのは誰でしょうね。

捨てられた方はたまったもんじゃない。いや、殺されるよりはましか・・・

おそらくですが徳曼が女帝になれたのは聖骨の男子がいなかった事と後に三韓統一の功労者ともいえるキム・ユシンのような支える人がいたからでしょう。当時でいえば時代的に何で女に命令されなくてはいけないのだと男はイライラしているはず。廃位を求めて内乱が起こった事もなんとなく納得できる。

初の女帝だったらしっかり記録が残っていると思われるが長女だったり次女だったりと出自がはっきりしないのは不思議です。

さて、ドラマではピダムが最後まで信じ切れなかったのが悔やまれるね。騙されたと気付いた時には手遅れであり、せめて一目会いたいと全力で徳曼に迫った時はかなり迫力ありました。

このピダムも出自が推測によるものでドラマのように美室の子ではないでしょう。ただ新羅の最高官職に就いていたのは事実のようですね。

 

 

全話ネタバレあらすじ/善徳女王

 

捨てられた王女

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三国時代(新羅・高句麗・百済)の新羅24代王・真興王は先が長くないことを悟り花郎の女性統率者で側室ミシルに政務から退き仏門に帰依せよと遺言を託す。

従わないと察し始末を命じると孫のペクチョンにソヨプ刀を授けるがミシルに殺される前に命は尽きる。ミシルは自分を王妃にするなら遺言状を処分すると王子(25代真智王)に話を持ち掛けるが4年後に赤ん坊と共に捨てられたので用済みの赤ん坊を捨てると隠し持っていた遺言状を出し、ペクチョンを26代真平王として即位させる。

ペクチョンの妃・摩耶の始末を命じ王妃になろうとしたが国仙ムンノに救出され戻ってきたので叶わず・・・

摩耶は双子の女児を出産するが男子が途絶える噂があったため、真平王は妹王女の産服にソヨプ刀を忍ばせ侍女ソファに託しました。そして王女チョンミョンが誕生したと皆に報告!

 

再会する双子

15年後、王女とは知らずに砂漠でソファに育てられる徳曼はミシルの命によりチルスクに命を狙われ続けていました。ソファの行方が分からなくなり昔手紙を送ってきたムンノが父親ではないかと思い旅に出る。

チョンミョンはお腹の子チュンチュを安全に産むため宮殿から出て尼となっていました。徳曼は船に乗ると山賊の奇襲に遭い同乗していた女性と共に逃げ延びるがその女性はチョンミョンで耳の後ろに同じ痣がある事を知ります。

 

王宮に戻るチョンミョンは命の恩人である龍華香徒を率いる花郎キム・ユシンの主となり父ソヒョン一家を都の徐羅伐に連れて行く。徐羅伐に迎えられたトンマンは礼拝堂で自分の命を狙っていたチルスクの名前を発見し男装し厳しい訓練に耐え逞しく育っていく。囮部隊にされたユシン達だが命を懸けて戦い奇跡の生還を果たすと周囲から認められる存在となっていく。

 

出自!!

ミシルの力の源を探る徳曼は使節団のチャン大人が「サダハムの梅」を持っている事を知り部屋に侵入するがそこには母親ソファの名札と自分が赤ん坊の時に来ていた産着と本がありました。

チョンミョンは徳曼の命を狙うチルスクが戻ってきたこと、また絵に描かれていたソヨプ刀を彼女が持っている事を知る。調べると自分の誕生日にチルスクとムンノが姿を消しトンマンの母親と同じ名前の侍女が死んだ記録を見付けます。摩耶王妃に問い詰めると双子の妹がいると聞かされユシンから徳曼は女性だと聞かされていたので自分の双子の妹だと確信。

自分が王女だと知る徳曼は同時にミシルにも知らされ命を狙われるがユシンとピダム(ミシルと真智王の息子)に助けられます

赤子の時に捨てられたピダムはムンノに育てられ武術は神の域に達していました。徳曼はユシンと共に新羅を離れ幸せに暮らそうとしたがチョンミョンが殺され復讐のために宮殿に戻る。

 

神権を奪い取る

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徳曼はユシンの力添えを得て復耶会(伽耶の復興を目指す秘密結社)を掌握する。

ピダムは神霊に成り済まし祈りを行うと200年前に消えた始祖の予言「王に双子が生まれると聖骨の男子が絶える」の続きが書かれた碑石が表れました。

「1つの開陽が天に帰ると日食が起こり、開陽の者が立てば鶏林の天に再び光が差し新しい天が来る」

日食は起こり新しい日が差すとトンマンが姿を現し、陛下と摩耶王妃は徳曼の手を取り我が娘王女だと万民と天地神明に告げます。神権を奪い取った徳曼は育ての親ソファと涙の再会を果たす。

 

国仙の計画

ピダムを育てたムンノは、ピダムを徳曼の夫にして王座に就かせようと目論む。王様の意向通り王室とは無縁に育てようとしたソファは反対するが話を耳にしたピダムは自分の親が誰なのか調べます。

徳曼は三韓一統への希望を貴族と民が共有できるようにする夢を持ち伽耶出身であるユシンは自分が王座になると新羅の貴族がミシル側につき反乱が起こると予測できるため徳曼を女帝にするのが伽耶にとって最善の道だと思う。

ピダムは自分が三韓一統のために教育を受けていたこと知ると同時に自分が真智王とミシルの子だと分かり激しく動揺する。

自分の誇りを捨ててでも民と家門を守るユシンを見てムンノは三韓一統を託せる人物だとして三韓地勢を完成させるがヨムジョンの裏切りに遭い命を落とす。

ピダムはチョンミョンの息子である春秋に特殊能力があることに気付き徳曼に頼んで教育係となる。

徳曼は賢くて鋭い洞察力を持つミシルが政権を握ってから新羅が発展していないのは国の主ではないからだと気付きます。罪を見逃した前例を残さないために涙を流しながら捕らえた村長を自ら斬ると手が震えてしまうが奮い立たせてくれるユシン、慰めてくれるピダム、守ってくれるアルチョンがいるから大丈夫」と告げます。

 

権力者よ、安らかに

徳曼は自ら王位を継ぐ副君になるつもりだと宣言!!ミシルは春秋と争わせようとするがミシルの情夫ソルォンの孫ポリャンと婚姻した春秋は母チョンミョン王女を殺したミシル陣営を分裂させるためでした。

ミシルは情夫と夫の勢力が争ってしまったために徳曼と春秋の発言により自分が王になればいいのだと思う。徳曼は計画失敗した春秋が母親への想いが溢れ涙を流していたので優しく抱きしめる。

春秋と手を組んだ徳曼は貴族を分裂させようとするが反逆罪の首謀者として捕らわれそうになり腹耶会の砦に身を隠す!新羅の家臣たちに政変のために陛下を軟禁し玉璽を奪ったミシルを捕らえよと街中に張り出すがミシルは王座に就くため強硬手段に出る。

自分の身代わりでソファが命を落としてしまい使節団に紛れて侵入しミシルの前に立ち塞がる。

宮殿の外で春秋が生きているため徳曼を殺せば貴族や各勢力が付いてしまう。また宮殿に現れたことで死ねばミシルが殺した事になる。王女の勇気ある行動に花郎は王女が政変を起こすわけないから公開尋問するよう要求!!

ミシルが呼びかけた貴族は50人しか参加せず、ユシンは陛下を救出し、弓矢を向けられる徳曼は両手を広げて笑みを浮かべると放たれた矢はソヨプ刀が守る

何をしても説得には応じなかったミシルは最後は毒を飲んで毅然とした態度で座ったまま息を引き取ります。ミシルがいなければ自分は強くならなかったと改めて感じた徳曼は安らかに逝ってくれと祈る。

 

新羅初の女帝

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真平王が病気で亡くなり徳曼はチルスクに命を狙われるがピダム達に守られる。反乱をチルスクに罪を着せ神国に尽くして罪を償えと残党の命を助けました。残党であるソルォン達を司量部に配属させピダムを司量部令に任命し新羅を掌握しました。

そして新羅の陛下として即位式が行われ徳曼は新羅初の如帝・宣徳女王となり三韓の主になることを夢見る。

そして伽耶人を重要視し新羅の民として受け入れる事にするがウォルヤは復耶会を解体せずに伽耶出身のユシンを王位に就かせようと密かに動く。

またピダムはユシン軍と民から称えられるユシンが鬱陶しい存在と思うようになり復爺会の支部がいくつもある事を突き止める。ピダムとユシンが意図しないところで互いの勢力を牽制していると春秋から進言を受ける善徳女王はユシンを守るために敢えて職を解いて流刑に処すが百済の前線を偵察すよう内密に命じる。

 

ピダムの勢力を牽制するため司量部を直属から離し復耶会の討伐を命じました。復耶会を討伐出来なければユシンが宮殿に戻されると焦った司量部陣営はユシンを暗殺するため流刑地に行くがユシンの姿はありませんでした。

ユシンは百済の前線に侵入すると大耶城を狙っている事が分かるがケベク将軍に密偵だとバレてしまいます。ユシンはウォルヤ率いる復耶会に救出されるが大耶城の門番に「黒」で始まる名前の密偵がいる事を善徳女王に知らせるため部下に行かせます。

脇役に徹するのが伽耶一族を守る手段であり三韓一統の夢を叶えられると説得するがウォルヤには気持ちが届きませんでした。

司量部がユシンを百済の密偵容疑で捕らえたと連行されてきたので善徳女王は自分が下した命令だと皆に説明します。国を救ったユシンが手柄を立てると警戒したピダムは「黒」がつく名前がいない知らせを受け百済で復耶会もその場にいた事を暴露しユシンを捨てるよう進言する。

 

百済との戦い

ピダムは百済軍が本当に攻めてくるのではと警戒し「黒」は部首ではないかと気付きます。門番に1人いる事を調べ先手を打つためポジョンに始末しろと命じました。

これでユシンを偽りの情報で片付けられると思ったピダムだがポジョンが大耶城に到着した頃にはすでに襲撃され城は燃えていました。

善徳女王は自分に恋心を持つピダムに「お前と結婚しても、それはユシンを助けるためでもなくお前が必要だからだ。しかし権力を得るために婚姻を望むのが普通だが婚姻が目的で権力を握ろうと情で動いている。まるで子供だ、この徐羅伐で最も純真な人間だ」と言い放ちます。

その時、大耶城が破れ百済軍は破竹の勢いで徐羅伐ソラボルまで迫っていると情報が入ります。

善徳女王は復耶会の砦を訪ね、伽耶出身の戸籍文書を廃棄すれば伽耶出身だと分かる証拠はないと伝え復耶会を解体させ春秋の配下になるよう提案します。断ればユシンと伽耶人の命が自分のせいで失うと気付いたウォルヤは伽耶人の命を守るため従います。

ソルォンが敵に敗れた報せが届きます。傷を負い戻ってきたソルォンは「人を目標にするのは危険、もっと大きな夢を持つのです。そうしなければ私のように2番手の道を歩む事になります」とピダムに言い残し亡くなります。

敵が破竹の勢いで迫り善徳女王は重臣たちを集め復耶会は解体し春秋の配下となった事を告げます。そしてユシンを呼び寄せ上将軍に再任させ戦における王の全権を与えました。

 

百済の遊軍を率いるケベク将軍は赤兜のお面をし恐ろしいほどの武術を持ち凄まじいスピードで移動していました。次々と敗戦するがユシンは赤カブトのお面をしているのは2人いて遊軍は2つ存在していると読み泥道に誘い込み確信します。

その頃、百済軍が迫るなかピダムは善徳女王を心配し徐羅罰から避難するよう命懸けで進言します。

善徳女王は王になってから必死に抑え込んでいた感情を吐き出します。

「私には名前がない。私の名前を呼ぶのは反逆者だ。私が王になってからお前は勢力を持つ臣下となりミシルのようにならないか王として疑わなければならない。この辛さが分かるか。私はお前が必要なのだ。宮殿に入ってからもお前だけは私に花を差し出し軽口を叩き震える手を握ってくれた。私を人として女として扱ってくれるお前が好きだ」

ピダムに抱き締められた善徳女王はピダムを上大等(新羅の最高官職)に任命し貴族たちに私兵を差し出すよう命じます。

ユシンは遊軍を追うフリをして本物のケベク将軍率いる遊軍を新羅本陣に誘き寄せることに成功します。猛将ケベクを逃せてしまうが領土を取り戻し大手柄を立て徐羅伐に帰還しました。

 

ピダムの乱

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ピダムは善徳女王の不安を解消させるために陛下が先に亡くなったら朝廷のすべての政務と権力から手を引き俗世から離れると盟約書を提出する。

春秋から人の心は変わり勢力は個人の意志では動かせないと進言され「ピダムが盟約を守らなかった場合、刺殺せよ」と勅書を渡す。

ピダムはムンノから授かった三韓地勢の資料をユシンに授けるが密約を知ったヨムジョンとミシル残党一派は唐の使節団に接触し烏羽扇を利用してピダムの名前を使い密約を交わしました。

高句麗との戦時には援軍を送ると密約を交わした烏羽扇が届き春秋はピダムが謀反を起こしたと激怒するが善徳女王は盟約書を見られ自分の名前を勝手に使われたと正直に話すピダムを信じる。

ヨムジョンとミシル一派はピダムを王にするため木箱を載せた無人の船を漂着させました。かつてチヌン大帝が黄龍寺を健立された時と同じで縁起が良いとして民は喜びに沸きます。

木箱に入っていた手紙には「極楽浄土の仏の名を持つ者が神国の王になる」と書かれておりピダム”毗曇”のことを指していました。

春秋は自分の勢力を抑えきれず恋心のせいで先が見えてないピダムを無実と分かっていながら消すべきだと思います。

 

トンマンは愛の証だと指輪を渡しピダムを徐羅伐から遠ざけ事件を解決しようとするが陛下の負担を軽くするためピダムは自ら動いてします。

ヨムジョンの計略に嵌ってしまったピダムは陛下の側近である侍衛府の兵士に命を狙われた事で善徳女王を疑ってしまいます。善徳女王は解決したら譲位し2人で静かに暮らしたいから信じて待っていてと手紙を送るがピダムは女王を廃位し自分が王になるため兵を率いて進軍していました。

何かの間違いだと信じたい善徳女王だったが王位を廃位させる手紙とピダムに授けた指輪が侍衛府の死体と共に届きました。

善徳女王は反逆者ピダムを新羅の敵だと宣布する一方でアルチョンに侍衛府を調べるよう命じていました。また手紙が届けられたピダムも密かに自分の命を狙った刺客を調べるよう命じていました。

ヨムジョンの策略だと知った善徳女王は「人の信頼とはなんて脆いものなのか」と嘆き悲しみ倒れてしまいす。

 

三韓一統の夢を託して

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ユシン軍とピダム率いる反乱軍が衝突します。ピダムは侍衛府の兵士を調べさせていたサンタクからすべてはヨムジョンの策略だったと真実を知り問い詰めます。

「陛下は最後までピダムを信じていた、信じられなかった自分自身のせいだ」

ピダムは怒りヨムジョンに剣を突き刺しました。

ピダムは武術には優れているが戦を通して神国を守ってきたユシン軍には敵わず逆賊は次々と捕らわれます。

ピダムは陛下に会うためただ1人抵抗しながら突き進んできます。

「もう終わった。これ以上兵を殺すな」とユシンが立ち塞がるがピダムには陛下しか目に入りません。

陛下に伝えたいことがあるピダムは次々と兵を斬り突き進むがついに矢が突き刺さります。それでも立ち上がるピダムは更に抵抗し陛下に近付きます。

そして陛下の目の前まで来るがアルチョンとユシンの剣にやられます。「徳曼…」と手を差し出しついにピダムは力尽きました。

涙を流す善徳女王は「反乱は鎮圧した。これからは皆心を1つにし網羅四方の道を突き進むのみです」と告げたあとピダムと向き合うかたちで倒れてしまいます。

意識を取り戻した善徳女王は空席となった上大等の職にアルチョンに就くよう命じました。そしてユシンを連れて神国の地を周り三韓一統の夢、希望を託して息を引き取りました。

数年後、

善徳女王のお墓を守っていたアルチョンの前に百済を滅ぼしたユシンが現れます。

残るは高麗だけです。必ず成し遂げます。とお墓に向かい誓いました(終)