韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」
第25代武寧王の娘として実在した人物をモチーフに描いた長編時代劇、スベクヒャンの名を与えられた王女をめぐる愛憎劇
三国時代。伽耶の森で貧しいながらも幸せに暮らしていた姉妹は何者かに襲撃され両親を失う。
目を斬られた母親は命を落とす前に長女のソルランに「おまえは百済の王の娘で名前はスベクヒャンだ」と告げるが相手は妹のソルヒだった。
ソルランから離れ百済に辿り着いたソルヒは姉の身分を乗っ取り王女となった。
舞台となった三国時代の百済は朱蒙チュモンと一緒に高句麗を建国したソソノの息子オンジョが建国。
重要人物キャスト
ソルラン/スベクヒャン(ソ・ヒョンジン)
ソルヒ(ソウ)
武寧王(イ・ジェリョン)
ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)
チンム(チョン・テス)
チェファ(ミョン・セビン)
クチョン(ユン・テヨン)
へ佐平ヘ・ネスク(チョン・ソンモ)
全108話ネタバレあらすじ
1話~18話/謀反
百済ペクチェ24代王 東城の時代。
加林カリム城主ペク・カの娘チェファは東城王の従兄弟にあたるユン(兵官佐平)の子を身篭っていました。
ユンは数千の兵を率いて5万の兵を率いる北魏の大将の首を取り無事に帰還します。
東城王から荒れた地である大豆城に行くよう命じられたペク・カは加林のあとは熊津ウンジンに戻す約束だったため怒りが込み上げます。
「王様が亡くなればユンが王になりチェファが百済の王妃となる」
ユンの側近であるへ・ネスクから唆されたペク・カは王様を殺ればユンが味方になってくれると思い戦勝を記念して狩りに出掛けた東城王に刺客を送り込みました。
毒矢で襲われた東城王は「王座について息子チンムを守ってくれ」とユンに言い残し亡くなりました。
ユンはピムン(諜報団)を集めると加林城から誰も来なかった事でペク・カが謀反を起こしたと気付き兵を率いて加林城を包囲します。
ペク・カとは10年以上共に戦った仲であり自ら罪を認めるよう3日の猶予を与え自害するよう言いました。
1話~18話/先王の遺言
ペク・カは自害し加林城が燃やされます。
チェファはユンの子を身篭った事を伏せ最後まで父親の傍にいようとするが耳と口が不自由な矢の運び人クチョンに助けられます。
またチェファの侍女からユンの子を身篭っていると知らされたへ・ネスクは、
謀反を起こさせた黒幕はユンである噂を消すためにチェファは自ら命を絶ったとユンに伝えました。
ユンの父親は第21代王蓋鹵ケロであり高句麗の長寿王に首を斬られ鴉の餌にされていました。
あんな屈辱は2度とあってはならないと誓ったユンは自らが王の座に就いて百済を強くし息子ミョンノンに後を継がせる決意を固めます。
先王の遺志を官僚に伝えチンム太子を廃しユンは25代王武寧ムリョン王となります。
ミョンノンとチンムは親が一緒ではないかと思うほどそっくりでした。
チンムを守るために武寧王は実子ミョンノンと着ている服を取り替えるようホン内官に指示しました。
チェファは伽耶の山奥で1人で出産しました。
子供ができたらスベクヒャン(百済を守る花)と名付けようと話していた事があったがチェファはソルランと名付けました。
伽耶は玉で有名であり玉に関わる仕事に就けば生活に苦労しない。クチョンが商団の運び屋として働き始め初任給でチェファに似合う簪を買いました。
ペク・カの遺骨と形見が届けられ庭に埋めたチェファはクチョンと生きていく事を決め2年後に女の子ソルヒが生まれました。
1話~18話/諜報団
17年後〜
王様は最初の夫人、そして即位後に迎えた夫人と死別しておりへ・ネスク(衛士佐平)の娘ウネが嫁いで3年経っていました。
新羅と倭が高句麗を恐れて貢いでいるいま、百済が力を失わないよう王様は漢水を取り戻すことを官僚に伝えます。
軍糧を盗み高句麗にカモリ城を奪われ逃亡していたポルグムを捕らえミョンノン大使は高句麗の密偵と通じていた事を突き止めました。
成長している姿を見て王様は喜び大使に剣を持たせる事を決めたが、
「東城王殺しを揉み消すためにペク・カを始末したユンは逆賊だ」とヨン官僚から聞かされて育ってきたチンムは女遊びに夢中で城内を騒がせていました。
潜んでいる密偵を捕まえたければピムン(諜報団)を使うよう教えられた大使は山奥の寺にいる呂尚がピムンの1人だと見破り高句麗の密偵だと思われる名前を書き一挙手一投足を報告するよう命じます。
大使は王様に20年も仕えるチム官僚がポルグムの共謀者だと知り捕らえました。
1話~18話/百済を守る花
玉の問題を話し合うため王様は伽耶との関係を強化するため訪問します。
伽耶の山奥で暮らすソルヒは貢物が集まる百済のような大きな国に生まれたかったと内心思っていて、なぜ口が不自由な父親の娘なんだと不満を抱いていました。
ソルランとソルヒは百済の王様と太子を一目見るため百済の一行が通る市場に向かうがチェファに見付かり連れ戻されます。
一方チンムは王様を狙うよう市場に刺客を送り込んでいたがミョンノンが危険を察知しルートを変えていました。
へ佐平(へ・ネスク)は偶然、運び屋のクチョンを見掛け後をつけるとチェファと娘2人を目にし、どちらかがスベクヒャン(百済を守る花)だと気付きます。
へ佐平は19年前に偽った事を謝罪しチェファは生きており百済の姫を育てている事を伝えました。
見た目は気が強いソルヒだがチェファは弱くて情にかけている事を心配し、ソルランはどんな事があっても妹を守っている事でユンに似ていると改めて思います。
幸せに暮らしていたチェファの前にへ佐平が現れます。
へ佐平の動きをブルテは探っておりペク・カの娘と会っている事を知ったチンムは「父親を殺したペク・カの娘を生け捕りにしろ」と刺客を送りました。
ソルランとソルヒが見てる前でクチョンは殺されチェファは両目を斬られた事で失明し19年間共に山奥で暮らしていた家族も殺されました。
1話~18話/百済王の娘
ソルランは目を瞑り今何をすれば良いのか考え母親チェファと妹ソルヒを連れて抜け出し洞窟まで逃げました。
盗賊の仕業に見せかけるために住んでいた家は燃やされてしまいました。
母親が出血し意識がないのでソルランは医者を呼びに行こうとするがソルヒは1人になりたくないと震えます。
ソルランは何かあったら突き刺すよう簪をソルヒに渡しました。
意識が戻り失明しているチェファは隣で寝ているソルランに「本当の父親はクチョンではなく百済の武寧王であり、おまえの本当の名前はスベクヒャンだ」と真実を話します。
王様に名前を言えば受け入れてくれるはずだと言い顔を触るとソルランの簪を持つソルヒだと気付きます。薬を持って帰ってきたソルランを前に真実を話そうとするがチェファは力尽き亡くなってしまいました。
19話~45話
46話~87話
88話~108(最終話)
最終話)ミョンノンとチンムの実父 / 武寧王の最後 / 守百香が咲く頃