中国時代劇「探偵麗」
チェン・ヤオとジャン・リンホー共演、男装名探偵とワケアリ王子様のミステリーラブ時代劇
ストーリー&キャスト
国の捜査機関である明鏡署の蘇瓷は推理力と洞察力に優れた名探偵であるが彼は家族を殺害した真犯人を探すために男装して潜り込んだ可憐な美少女。
捜査中に裴昭という遊び人と出会うが彼もまた朝廷の陰謀を暴くために身分を隠す元将軍・斉王だった。
事件の裏に潜む巨大な陰謀の存在が明らかになると2人を結ぶ過去の事件も1つに繋がりラストに向けて衝撃と感動が押し寄せる
ネタバレ感想/探偵麗女
1話・運命の出会い
明鏡署の少署・蘇瓷は捜査のために妓楼に足を運ぶと読書人が戦神と称える斉王(蕭衍之)の話をしていました。
笑みを浮かべるが捜査のために気持ちを一新し女将に声をかけたあと上級の部屋を片っ端から調べ始めます。遊び人の裴昭にいきなり掴まれるが目隠しを外して投げつけると右手でキャッチしたため白だと判断します。
そして足の毛の処理ができていない妓女を見逃がさず暴漢魔として男を逮捕します。豪富の若様・裴昭を演じる斉王は間者が尾行している事に気付き泥酔したふりをしながら斉王府に帰ります。
災害に見舞われた清水県で救済銀が消失する事件が発生し民たちは「水神の龍王が吞み込んだ」と恐れていました。
部下の蒋希文から報告を受けた斉王は優秀な助っ人が必要だと思い妓楼で見かけた蘇瓷を思い出します。総署・劉玄から救済銀の事件の捜査を命じられた蘇瓷は両親の位牌に挨拶し過去を思い出しながら「衍」と刻まれている短剣を握ります。
蘇瓷は幼い時に村人や家族を殺されました。短剣は自分を救ってくれた将軍から手渡された物であり、蘇瓷は真相を調べるために男装して明鏡署に潜り込んでいたのです。
清水県にやってきた男装する蘇瓷と裴昭と名乗る斉王、そして飛雲山荘の荘主・謝北溟。
蘇瓷は被災民が少女を龍王の生贄として捧げようとしていると知ると「県衙が捜査しないのはおかしいと思わないか」と裴昭に話しかけられます。
邪魔なんで手錠をかけようとしたが抵抗され互いを繋ぐ形となってしまい更に手錠の鍵を落としてしまったことで二人は少女救うために行動を共にします。
2人は祭儀を襲撃すると水落してしまうが少女は覆面姿の謝北溟が救出していました。
2話・新たな仲間たち
落とし穴に落下してしまった裴昭は手錠の鍵を開けるために簪を奪うと束ねていた蘇瓷の髪がなびきます。
董如奴(江湖を旅する医師)は襲われると勘違いし毒で謝北溟を眠らせるが裴昭の世話人・飛鳶から助けようとしたのだと聞かされ起こします。
蘇瓷と裴昭は飛鳶のもとに合流すると董如奴が生贄にされそうになった少女を逃がし入れ替わっていたのだと聞かれます。
裴昭は自分が斉王だと見抜かれていたので蘇瓷には内緒だと謝北溟に告げます。すると蘇瓷から指に長年弓を引いた痕があるから戦で目を負傷したのかと聞かれ洞察力の鋭さに感服します。
もしかして斉王の軍にいたのかと聞かれたので平西軍で都尉をしていたと告げます。
救済銀が消失する事件を捜査するため蘇瓷は皆に別れの挨拶をするが人では多い方がいいと言われます。
沈没した船の板片を調べると雷が船を直撃したと民から聞かされていたが火薬の匂いが残っていたため人為的なものだと推理します。
蘇瓷と裴昭は清水県の孔県令を訪ね救済銀が入ってるはずの空箱を見せられ犯人は龍王しかいないと言われるが龍王を利用している人間の仕業ではないかと追及します。
箱の錠にある印を目にし陛下が書く吉に字とはちがったので箱はすり替えられた物だと見抜きます。引き上げた船を確認すると喫水線の跡が2本あったので網で水中を引いて来たんだと推理します。
謝北溟と董如双は食糧難にあえぐ民を救うため救済用の食糧を借りようと県下一の富豪・胡氏の屋敷を訪ねます。半ば強引に手に入れて民に配るが謝北溟は借用書を渡し飛雲山荘へ取りに来いと告げます。
蘇瓷と裴昭は刺客に狙われ返り討ちにするが命を狙われたので推理は正しいのだと確信します。
3話・龍王の正体
蘇瓷と裴昭はよく短期間で食料を集めたなと謝北溟と董如奴を褒めるがいきなり孔県令がやってきて胡府を襲撃し食糧を強奪した罪で捕縛に参ったと言われます。
蘇瓷は強奪したのか聞くと謝北溟は食糧は借りたもので借用書もちゃんと書いたと訴えるが借用書だの利息だの知らないと言われます。
孔県令は明鏡署の令牌も偽物だと言い出し全員捕縛しろと命じ出すが裴昭が石を投げつけて攻撃すると州府の兵を連れた飛鳶が現れ孔県令は捕らえます。
蘇瓷は取り調べを始め船底を爆破して軍搬船を沈め引き上げの際に救済銀の箱とすり替えたなと追及し捕らわれていた家族たちを連れてきます。
衙門の役人たちは家族の無事を知ると人質に取られ偽証を強要されたんだと証言します。
蘇瓷は弁明は不要だとして救済銀強奪の首謀者として孔県令を牢獄します。
失敗したと報告を受けた雲王は後始末をしっかりするよう命じるが孔県令のおかげで斉王を表舞台に引っ張り出せたと満足します。
蘇瓷は即座に州府の軍を動かせたことで斉王のもとで働いているのかと裴昭に聞くと鋭いと言われたので斉王は再起を諦めていないのだと喜びます。
孔県令が自死したと報告を受け検視すると自害ではなく毒殺だと分かります。
4話・危険な踊り子
孔県令と親しかった西域の商人・沙度が救済銀の消失に関係していると疑い裴昭と謝北溟は彼が楽しむ妓楼に遊びに行きます。
一方、蘇瓷も沙度を疑い踊り子に扮して妓楼に潜入するが踊りを披露する沙度の部屋に裴昭がいたので驚きます。
面紗で顔を隠す蘇瓷は踊りながら酒に薬を混入し、裴昭は蘇瓷に似ていると気付くが沙度が気絶したので自分も気絶したように装います。
帳簿を発見し立ち去ろうとしたが裴昭に見つかってしまったので格闘し蹴飛ばして逃げ出します。
蘇瓷は沙度が殺され一緒にいた裴昭が疑われていると知り妓楼に向かいます。
耳の裏にある傷を確認した裴昭は踊り子はやはり蘇瓷だったかと気付くなか、蘇瓷は状況を把握し凶器の刺さり方からして犯人がいた席を特定します。女将が手に持つ煙管が濡れているのに気付き拝借したいと声をかけると攻撃をされるが女将は自死してしまいます。
沙度の部屋にあった帳簿を気にする蘇瓷は確認しにいくと空だったがよく場所が分かったなと裴昭に言われます。
帳簿を持ち去っていた裴昭は闇取引の実態は不明だが最近の取引額が消えた救済銀と符合していました。刺客が使っていた矢じりと文を鎮遠侯に渡すよう蒋希文に命じ蘇瓷の素性も調べるよう告げます。
自死した女将のもとには体に焼印がある男が頻繁に訪れていたと妓女から聞かされていた蘇瓷は一連事件を考えます。帳簿が見たいと思い裴昭の部屋に侵入すると踊り子に扮していたことまでバレてしまうが帳簿を見せてくれます。
沙度たちの靴に松香粉が付着していた事で山のふもとに隠されていると疑い一同で向かうと消えた救済銀を発見しました。
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