作品概要・キャスト
チェン・ヤオとジャン・リンホー共演、男装名探偵とワケアリ王子様のミステリーラブ時代劇
国の捜査機関である明鏡署の蘇瓷は推理力と洞察力に優れた名探偵であるが彼は家族を殺害した真犯人を探すために男装して潜り込んだ可憐な美少女。捜査中に裴昭という遊び人と出会うが彼もまた朝廷の陰謀を暴くために身分を隠す元将軍・斉王だった。事件の裏に潜む巨大な陰謀の存在が明らかになると2人を結ぶ過去の事件も1つに繋がりラストに向けて衝撃と感動が押し寄せる
蘇瓷(チェン・ヤオ)裴昭/蕭衍之/斉王(ジャン・リンホー)謝北溟(ジャン・ジアディン)董如奴(ワン・イージョー)飛鳶(ホアン・イー)劉玄(チャン・チョン)雲王(リー・ジンロン)など
全32話で紹介
ネタバレ感想/探偵麗女
17話・狙われた公主
欺いた罪で投獄された蘇瓷を救うため、裴昭(斉王/蕭衍之)は北戎の蕓川公主を娶るかわりに婚礼の日に恩赦してほしいと大梁皇帝に願い出ます。
裴昭の意図が分からない謝北溟と董如奴が乗り込んでくるが飛鳶は蘇瓷を救うための打開策だと教え落ち着かせます。
しかし投獄されている蘇瓷は縁談が決まり斉王府が賑やかだと耳にして悲しみます。
斉王府で宴が開かれるが蕓川公主の琴がへたくそであったため裴昭たちは必死に笑いをこらえます。しかし蕓川公主が直後に倒れてしまい、毒だと知った朔木親王は公主に万が一のことがあれば北戎は全力で大梁を攻めると怒ります。
雲王はここぞとばかり斉王府で起きた事だから責任は負わねばならないと進言するが兄上の仕業のわけがないと思う皇帝は真相解明するまで禁足とします。
禁足の命に背き皇帝に謁見する裴昭は蘇瓷なら真相を暴けるはずと願い出ます。明鏡署の統署・劉玄は牢にいる蘇瓷はかなり酷い拷問を受けていたので自供の信憑性はかなり低いと訴えます。
そして北戎との関係が破綻する前に真相を解明すべき、並外れた慧眼を持つ蘇瓷なら必ず真相を導き出せると告げると雲王が横やりを入れてくるが皇帝はもう聖旨を下したのだと言い放ちます。
「君主を欺いたことは死罪に値するが明鏡署で数多くの事件を解明し功を立てた事を考慮し特例として蕓川公主の事件の捜査を命じる」
死罪を言い渡されると思っていた蘇瓷は驚きます。拝命してすぐに董如奴を連れて診断させると公主はかなり前から毒に侵されていたようだと言います。
蘇瓷は両国の親交を妨げ斉王と公主の婚姻を阻むのが目的だったはずと考え犯人を動かすために公主が復活したから縁談に支障はないと噂を広めるよう朔木親王にお願いします。
蘇瓷は柱に付着した白い粉を目にすると、国賓を泊める宿に何で白蟻が出たのか考えているのだろうと裴昭に言われ振り向きます。
18話・謎の毒の正体
捜査をすることになった裴昭は練習で使っていた琴と公主が好きな百里香、そして白蟻を駆除するための塗料に目を付けるが匂いは百里香だけではないと思います。
朔木親王は蘇瓷が連れてきた董如奴が蕓川公主を解毒してくれたから助かったと呼延と車延に告げ、婚儀が終わったらすぐに帰路につくと伝えます。
犯人を誘き出すために蕓川公主の身代わりとなる蘇瓷は誰かいるのに気付き琴をかなでます。そして眠ったふりをすると何者かが短剣を手に侵入してきたので隠れていた裴昭が捕らえると車延でした。
家族同然だと思っていたのでショックを受ける朔木親王は自分では家族を守れないと思っていたのかと訴えると朝廷軍の元帥・諾護に命じられたと吐きます。
しかし、大梁では指示に従えとしか命じられておらず毒をどのようにして盛ったのかは知りませんでした。誰に指示なんだと訴えると男の声を聞いただけで姿は見ていないと言います。
蘇瓷が公主と同じ中毒で倒れてしまうが董如奴は中毒の原因は4種の成分が相互に反応して生じたのだと突き止めます。
自分だけが毒に当たったので蘇瓷は枕を調べると貧血を起こします。琴と安眠効果の香りがする枕を用意したのが楽師の梨雨だと知るが既に逃げられたあとでした。
裴昭が命令に背いて捜査していると知った雲王は斉王が病だからと偽り共にお見舞いに行きましょうと皇帝を誘います。皇帝は留守なんだと気付きわざと茶が濃いとやり直しを命じ時間稼ぎします。
報告を受けた裴昭は駆け付けると勅命に逆らうのは死罪だと雲王が訴えていたので勝手に罪人扱いするなと参上します。病だと聞いて見舞いに来ただけと皇帝に言われ、だれに病と言われたのかと雲王を睨みつけると従者が聞き間違えたようだと誤魔化されます。
蘇瓷は斉王府に駆け付け公主に毒を盛ったのは斉王ではなく使節団の梨雨だと皇帝に報告します。
梨雨の部屋で礼部の押印がある使節団の接待要領を発見しており、この文書をもつのは限られた者だけだと告げます。
皇帝はすぐに文書を持つもの全員を集めさせます。蘇瓷は雷争が持ってきた文書が偽造だと暴くと雲王は口封じするため公主の命を狙い戦の種をまくとは何事だと剣を突き刺して始末します。
19話・新たなる一歩
蘇瓷と裴昭は蕓川公主を解毒させるために捜査を急ぎます。
最後の毒はやはり斉王府の宴で出された料理に盛られた可能性が高いとみて推理し董如奴に伝えます。
蕓川公主は董如奴が解明した処方で解毒し回復すると傅子佑がずっと警護して守ってくれていたと侍女から知らされます。
皇帝は万民と太学の願いを聞き入れ女官の登用を認めます。公主を救った蘇瓷の功績は民たちに広まり、劉玄は明鏡署は捜査機関であるため性別など関係ないから今まで通り職務に励めと命じます。
予定通り昇進された蘇瓷は極秘事件の再捜査が可能となり統署から鍵を渡されます。白良族の事件記録を調べるとすぐに内通者の文の筆跡が父が書いたものではないと気付くが事件担当が雷争だったため問い詰めることができません。
裴昭は公主との婚約を解消するため自分は常に誰かに妬まれ命を狙われていることを朔木親王に告げます。朔木親王は遠回しに縁談を破談させようとしたが傅子佑を気に入っている公主はあっさり断ろうと思ってたからちょうどいいと受け入れます。
公主に頼まれた朔木親王は皇帝に謁見し婚約解消と傅子佑の現職への復帰を願います。
裴昭は蘇瓷が雷府を調べていると知って急いで向かい婚約解消したことを告げると蘇瓷の方から口づけされます。
20話・秘密への糸口
謝北溟からの告白を待てない董如奴はほっぺに口づけして自分への想いの言葉を引き出させ、一生守ると言ってくれた彼に抱き着きます。
蘇瓷と裴昭は公主の毒殺を雷争に命じた者がいるはずと思います。雷府の隠し部屋で前の兵部尚書・梁楓から雷争への伝書を発見し二人が何らかの秘密を共有している事を知ります。
梁風は洪谷での戦いに関与し雷争は白良族の事件を担当していたために謎を追うために梁風に会う必要があると思います。
2人は一旦戻ると謝北溟が董如奴と結ばれた記念で使用人たちに褒美を配っていました。
雲王は裴昭たちが郊外に出かけたと情報を受け先回りして対処するよう命じます。
蘇瓷たちは梁楓の屋敷に到着すると張玉華将軍の葬式が行われていたので驚きます。転んで打ち所が悪く急死したと知らされるが蘇瓷は現場検証を行い血痕の位置から事故ではないと見抜きます。
棺を開けて検視したいと訴えると頑なに梁程が拒否するので裴昭は引き下がるよう蘇瓷に告げるが像が凶器だと疑います。蘇瓷は帰るときに梁程の馬の脚に姜黄が付着しているのを目にします。