作品情報・キャスト
布商を営む蘇家の贅婿(婿養子)に転生したビジネスマンが現代の記憶を活かして困難を乗り越えてゆく痛快歴史ドラマ
大手企業の幹部・江浩辰は何者かに襲われ意識を失う。目を覚ますと武王朝で布商を営む蘇家の娘・蘇檀児の贅婿(婿養子)・寧毅に生まれ変わっていた。檀児に横恋慕する烏啓豪や檀児に代わって家業を継ぐことを目論む叔父親子から数々の嫌がらせを受ける寧毅たちだが知識を存分に発揮して夫婦で協力しながら実力で相手をやり込める。正式に家督を継ぐことを認められた檀児だったが、それは同時に寧毅との婚姻解消を意味していた。
全36話で紹介
ネタバレ感想/贅婿
第25話・愛する人の行方
楼舒婉は自ら進んで鮑文翰の元へと身を寄せると、彼女の父と兄は娘を差し出したのだから毎月の一万両を免除してほしいと訴えます。
無一文の蘇仲堪と蘇文興は歩いてようやく霖安に到着するがどうやって中に入るんだと困惑し門前で座り込むと同情した門番に食べ物を恵んでもらいます。
従兄は蘇檀児でその夫は婿である寧毅だと告げると覇刀の軍師だと言われるが同姓同名だと訴えると納得されます。しかし商人は皆殺しにされたと聞かされ財産がすべて消えたと言葉を失います。
やっとの思いで盗まれた場所を発見すると私物がそのままだったので救われたがすぐに刺客と勘違いされ捕らわれてしまいます。
寧毅と学友たちは劉西瓜と陳凡の目を盗んで今度こそ脱出しようとするが蘇檀児の侍女・小嬋を目にし声をかけると何者かに連れ去られたと知らされ耿直とも再会します。
船で蘇檀児たちを逃がしたはずだったが爆破を目にし戻り三人で手分けして捜したところ寧毅が街で食料を配っているのを見かけたがそこで賊に襲われ蘇檀児が捕まってしまったのだと耿直は言います。
戦った時に右腕に傷を負わせたと聞かされた寧毅は耿直と対等に戦えるのは覇刀営しかいないと思い引き返すと学友たちもついてきます。
劉西瓜は逃げられたと思っていたが寧毅たちが楽しく談笑しているのを目にし誤解だったのかと思います。
兄弟分でもある陳凡に妻が浚われたと相談すると覇刀営は女を狙わないので宣威営の仕業ではないかと言われます。
第26話・必死の捜索
蘇檀児の行方を捜すために寧毅は宣威営に潜入するが見つかってしまい逃げ出したところ楼舒婉に助けられます。
何でここにいるんだと驚くが蘇檀児が捕まったことを伝えるとここにはいないはずと言われます。
秦嗣源の命で助けに来た陸紅提が現れたので「君も密偵司だ」と言い当てると「墨影が指揮使にご挨拶を」と跪いたので師匠なんだからやめてくれと立たせます。
命令ではなく弟子からのお願いとして妻を探してほしいと捜索を頼むが蘇檀児は見つかりません。
寧毅は8陣営全員を招いた百官宴を開くことを思いつき聖后に頼んでほしいと劉西瓜に文書を渡します。
鮑文翰は寧毅が文書を作成したのかと知り宴を欠席しようとするが楼舒婉から聖后は他人の意見に左右されないので提案される前から開催しようとしていたはず、結党を疑われたら損をすると論されます。
下働きさせられていた蘇仲堪と蘇文興は賊に扮していた耿直に発見され安全な場所に案内されます。ここを逃したら絶望的であるため死ぬまで待っていると訴えます。
宴の席で寧毅は杯を交わしながら右腕に傷がある者を探し出します。
第27話・涙の再会
耿直が迎えに来るのを待つ蘇仲堪と蘇文興だったが賊に見つかってしまい連行されます。
蘇檀児を連れ去った者を突き止める寧毅は陸紅提に捕らえてもらい拷問にかけるが高く売ったことを白状させても相手が分かりませんでした。
落ち込む寧毅だが劉西瓜が仕立てさせた衣の生地に蘇檀児の作った防水布が使われていることに気付きます。
布を織る楼氏布店では楼舒婉の兄・楼書恒が蘇檀児をふくむ織り子をいたぶっており駆け付けた寧毅は激怒して足に発砲します。
陸紅提は蘇檀児に見せないようにすると、寧毅は逃げる彼を追い詰め両足、両腕、胸にと発砲し最後は額を撃ちとどめをさしました。
寧毅は妻を抱きしめたあと負んぶして連れて帰ると耿直は涙を流し謝罪します。
寧毅は陸紅提のもとに届いた「霖安に董将軍が入るから密偵司を招集せよ」の文を見せられ、蘇檀児を江寧へ連れて帰りたいと劉西瓜に告げます。
第28話・一家の合流
方天雷に捕まってしまった鮑文翰は金を横領していたのがバレてしまったかと身動き取れずにいたが楼舒婉が帳尻を合わせていた事で難を逃れ彼女に帳簿係を任せます。
都から董道甫が率いる大軍が霖安に迫っており、劉西瓜は寧毅の願いをかなえるため蘇檀児を江寧へ帰らせてあげたいと告げるが非常時で無理だと聖后に言われてしまいます。
劉西瓜と陳凡は善人だがどうやって霖安を脱出するべきかと考える寧毅と蘇檀児は罰を受けて喚き声を上げる蘇仲堪と蘇文興を目にします。
2人は蘇檀児に泣きながら助けてくれとしがみつき、本当に親戚なのかと陳凡に聞かれた寧毅は嫌々頷きます。
蘇仲堪と蘇文興はこれまでの災難な出来事を話すと馬車を盗んだ陸紅提が目の前にいたのでこいつだと喚くが寧毅は自分の姉だと誤魔化します。小嬋はこの二人は本当にお嬢様を心配してやってきたのかと疑いの目でしか見れません。
鮑文翰の使いがやってきたと報告を受け覇刀営は戦闘態勢に入るが楼舒婉だったので寧毅は止めます。
そして父兄の命を奪ったのは自分だと謝罪すると蘇檀児をよろしくと言われます。蘇檀児も出て行き一緒に江寧に行こうと誘うが逃げるのではなく現実と向き合って生きて行くと言われます。