中国ラブ史劇/三千鴉の恋歌
ジェン・イェチョンとチャオ・ルースー共演の中国ラブ史劇ファンタジー
あらすじは?
驪国の皇女・燕燕は幸せに暮らしていたが諸国を制圧した天原国の兵を妖魔に寝返った丞相が招いてしまったため襲撃を受けます。
家族を殺され想い合っていた左紫辰の目を傷付けて逃げのびた燕燕は亡くなってしまった侍女・阿満に姿を変え名前を覃川とし妖魔の霊力を封じることが出来る霊灯を探すため香取山に潜入する。
命と引き換えの決死の策であり覃川は決意するが実は彼女を密かに逃がしていたのは千年も彼女を愛する美しき仙人・傅九雲だった。
徐々に惹かれていく彼女は「復讐」、「愛」どちらを選ぶのか
キャスト・相関図
(lala.tv/sanzengarasu/)
ネタバレ感想/三千鴉の恋歌
第1話・天原国
驪国の皇女・燕燕はいつも居眠りをしてしまうため1年経っても秘術を習得出来ません。
「簡単にできたら秘術の奥深さを示せない」と屁理屈を述べると仙鶴を10羽呼び出すまで外出禁止だと先生に言われます。
ふて腐れる燕燕は並外れた容姿を持つ公子斉が描いた絵に魅了されます。公子斉が最も好むのは絵ではなく音楽であり代表曲「音楽東風桃花曲」は前半のみでした。天下に曲を舞える者がいないと感じたようでそれを知った燕燕は何て傲慢な奴だと思い踊り子ならここにいると名乗り出ます。
妖魔を崇め妖術を使う天原国が周辺国を併合しており頼みの綱である左相国(上奏)が年老いて病もあるために辞官を表明したため皇帝は危機感を抱きます。
皇帝が左府を訪れるというので燕燕は兄上と共に同行し想い人・左紫辰に会いに行き簪をプレゼントします。
夜中、誰かがいるような気がして目を覚ました燕燕は「女人の男装は見苦しい事よ、歌舞の約束を忘れるな」と文を読み公子斉にちがいないと思います。
皇后の誕生祝いが盛大に行なわれ燕燕は綺麗に着飾り舞を披露します。左紫辰は笑顔で見つめ、彼に想いを寄せる玄珠は不満を募らせます。
潜入していた公子斉は感動し賭けは自分の負けだと思うが自分の作品が書き換えられている事に気付き不満を募らせます。すると師兄がやってきて「仙人が俗世間に関わるべきではない、皇女の天命は定められているので手出しは無用だ」と言われます。
燕燕は目覚めると絵と書き置き「負けを認める」が置かれており公子斉がまた来たのかと思います。
侍女・阿満と共に絵を見て感動するが左相国が妖魔に寝返っていたことで靂渊(皇子)率いる天原国が驪国に向かっていました。
そうとは知らず絵を左紫辰に見せたいと思った燕燕はこっそり抜け出して左府の塀を乗り越えると多くの天原国の妖士を目にします。
第2話・亡国の恨み
左府の屋根上にいるのを目撃された燕燕は兵士に追われ必死に逃げ出すが転んでしまいます。
傅九雲は天に逆らう事を決意し仙術で追っ手を消し去ります。何が起こったかよく分からない燕燕は急いで皇宮に向かうと多くの死体が転がっており侍女・阿満が目の前で斬られてしまいます。
変事が起きているのだと察知した左紫辰が駆け付け燕燕は救われるが彼の父親・左相国が裏切ったのだと知り悲しみと怒りのあまり左紫辰の両目を斬り付けます。
左紫辰は両目を押さえながら「早く逃げろ」と叫びます。
先生が秘術を使って助けに来てくれた事で逃れたが家族を失い阿満を埋葬しながら生きる希望を失います。
灯に捧げた魂は最後には消えてしまうが霊灯と呼ばれる法器があれば妖魔を封印する事が出来ると先生に知らされ全世界の妖魔を滅ぼす決意を燕燕は固めます。
身分を隠し名を忘れて生きねばならないので亡くなってしまった阿満の姿になり名前を覃川(たん・せん)として香取山の下働きとなります。
白河龍王が訪問する事で趙管事が内殿(仙人の住処)で働く雑用係を探すことになり一番働き者の覃川は選ばれるが彼女の甥・二萌に嫁ぐよう言われてしまいます。
愛想笑いで誤魔化す覃川は翠丫から頼まれていた事もあり雑用係に選んでくれるよう頼みました。ここからは内殿で働く事になるので至る所に掟があり今までのように自由には暮らせないが美しい景色に魅了されます。
九雲大人(傅九雲)が美男子だったので女子たちの目の色が変わるが覃川は「女ったらして恥知らずな仙人だ」と心で思います。
第3話・霊灯の在処
仙界でも屈指の封印大師でもある香取山の主から「霊力の吸収は節度を守っているから灯火修行の時は外で守ってなくてよい」と言われた傅九雲は白河龍王が訪ねてくるから慎重になるべきと伝えます。
多くの宝器があるため乗っ取るつもりだろうと予想する山主は他の目的があったならやっかいだと話しながら傅九雲の体に触れ「私が霊灯の霊力を吸収するのはお前の体内の2つのものを封印するためだ」と告げます。
その頃、先生から霊灯の在処の地図を授っていた覃川(たん・せん)は夜中に探しにいくがすぐに傅九雲に捕まってしまい針を刺して逃走します。
「そなたがどこへ逃げても捕まえてみせる」
行く先々で傅九雲が現われるので覃川は困惑するが翠丫は自分に会いに来ているのだと勘違いして喜んでいました。
覃川は自分には愛する幼馴染みがいて仙人になる修行に出たから捜しに来ただけだと嘘を付くが話を聞いていた二萌が駆け付けてきた事であっさり見抜かれてしまいます。
薬草を取りに行くフリして万宝閣に侵入すると道に迷った侍女と出会うが鏡陣に捕らわれてしまいます。つるが絡みつくように襲いかかり宝器・白月星雲鏡に本来の姿(燕燕)が映っていたので驚くが侍女が白河龍王の間者だと気付きます。
自分も龍王の弟子だと嘘を付いて鏡を割れば解けると告げ侍女を投げ付けました。道に迷ったら侍女と出くわし襲われたのだと泣く真似をして誤魔化すが青青大人に目を付けられたぞと傅九雲に言われます。
第4話・愛する人との再会
しばらく賓客が2人滞在するので大宴会を開くと香取山の主から知らされます。
跪いて出迎える覃川は翠丫から元驪国の公主が来ると聞かされ驚き顔を上げると従姉の玄珠でありその横には自分が斬り付けた事で目が見えなくなった左紫辰がいました。
玄珠は左紫辰の目を治すために訪れており山主の弟子になる事を許されるが左紫辰は「見返りに何を求められたのだ、欲深い山主に頼りたくない」と拒みます。
左紫辰の事は忘れるしもう会うことはないと玄珠に告げていた覃川は戸惑っていると持っていた鏡の紋様(瑞燕麒麟)が驪国皇室のものであるため傅九雲から「皇室の血筋とはな」と話しかけられます。
覃川は偶然にも左紫辰と会ってしまい黙って通り過ぎようとしたが「誰だ」と呼び止められてしまいます。
ただの雑用係ですと告げると部屋まで案内してくれと頼まれ仕方なく手を取り連れて行きます。部屋に行くと自分があげた琴を大事持っており「忘れないために持っているのだ」と言われます。
己を責め続けているのだと気付く覃川は「懐かしく感じるのだが会った事はあるか」と聞かれ顔を見せてくれとお願いされます。
目が見えないため顔を触らせるとそこに玄珠と共に入っていた青青大人から「賓客を誘惑するとは何事だ」と叱咤されます。
左紫辰は自分が連れて来たんだと訴え「口の悪い者を連れてくるな」と玄珠に言い放ちます。
青青大人に牢に入れられてしまった覃川は傅九雲に助けられると「私の屋敷で侍女になれ」と命じられます。
全30話あらすじ一覧/三千鴉の恋歌