作品情報・キャスト
裏社会で手柄を立てホテルのマネージャーを任されたソヌはボスから自分が出張中の間愛人のチェリストを監視し裏切ったら始末しろと命じられます。
ソヌは浮気現場を目撃してしまうが惹かれていたので二度と会うなと言い聞かせ見逃すがボスにばれてしまい瀕死の状態にされる。
ネタバレあらすじ/甘い人生
「動いているのは枝ですか?風ですか?動いているのはお前の心だ」
恋愛した事がないクールで冷酷な男ソヌは数年間の裏社会での活躍が認められ表の顔としてホテルのマネージャーを任されていました。
ある日、カン社長に呼ばれ食事を共にすると出張中の間、若い愛人ヒスを監視しろと命じられます。
「 もし裏切っていたらお前がカタをつけろ。騙されて夢中になるのは愛じゃない 」
社長からのプレゼントを持ってソヌは会いに行くが裏社会ボスの愛人には似合わない普通の女性だったので驚きます。
ヒスは男性と遊びに出かけたがディナーの後クラブで遊んで帰って行きました。ソヌは若いから遊んでるだけだと思い帰ろうとするが馬が合わないムンに呼び出されます。
ムンはトラブルを解消させるのが仕事だがとにかく困ると言い訳をして助けを求めに来るので退屈な仕事で疲れ切っていたソヌは「お前の仕事だろ」と言い放ち去ります。
ヒスから食事の誘いの電話がありソヌは急いで向かうと彼女は楽団員でチェロを持っていました。
演奏を見学していたソヌは彼女の純粋な笑顔を見て自然と口元が緩みました。
音色に酔いしれていたが部下から電話がありホテルに戻るとムンからペク社長を紹介されます。
自分たちと取引したくて近づいて来たペクの部下をソヌは叩き潰した事があり相手にしないでいるとムンは「俺の客だし、俺に無礼だ」と怒ります。
またくだらん事に呼ばれたと思い黙って席を外しヒスを迎えに行くが男が迎えに来ていました。
ヒスに惹かれ始めていたソヌは車を走らせるが引き返して家に向かうと男の車が止まっていました。
車内に人がいなかったのでヒスが男を連れ込んだと分かりチャイムを鳴らして塀を乗り越えて侵入します。
向かって来た男を返り討ちにするソヌだがヒスが自分の体を犠牲にして彼を守っていたので手を止めます。
「今日のことはなかった事にしろ、そして二度と会うな」
男は黙って出て行きます。追いかけようとするヒスの手を掴み「これが最善策だ」と伝えると「簡単に忘れられない」と彼女は涙を流しました。
車を運転していると街の不良に煽られタバコを投げ付けられます。ストレスが溜まっていたソヌは相手の車を止めさせ叩きのめしたあと鍵を抜いて放り投げました。
また駐車場に車を止め降りるとペク社長の部下ムソンがやってきて「謝れ、そうすれば何も起こらない」と言われます。
無視して帰らせたソヌはヒスの事が気になって仕方ないが家のソファーで寝転がっているとムソン達が乱入して来て襲撃されます。
リンチされたソヌは車で連れて行かれ投げ捨てられます。被らされていた布を剥がすと出張から戻ってきたカン社長がいて言葉を失います。
「なぜ黙ってた」
「2人が会わせないのが最善策だと思いました」
本当の理由はなんだと聞かれ答えないでいるとムンが斧を振り落とし指を切断されます。
生き埋めにされたソヌだが土砂降りだったことが幸いしなんとか脱出して大勢のムンの部下に襲撃をかけ車を奪って逃走します。
結末と感想
ソヌは部下ミンギを呼び出し組織を潰すと伝えます。
武器取引をする仲介者に話をつけアジトに向かい「ハン社長の紹介で来た、武器が欲しい」と伝えます。
KGBが使うスチェッキンの使い方を教わっていたソヌだがハン社長から電話があったので銃を組み立て全員始末しました。
ムソンを叩きのめしたソヌはペク社長を呼び出すが隙を突かれ腹を刺されてしまいます。鞄から銃を取り出し始末したあとタクシーに乗り込むと「銃声がしませんでしたか?」と聞かれます。
「人生が終わる音です」
「誤算ですね、体に気を付けて」とカン社長に連絡を入れホテルに向かいます。
ムンが警護を務めていたのでソヌは銃をぶっ放して始末しビップルームに入ります。
カン社長を始末すると銃撃戦となりソヌは組織壊滅のために最後まで戦います。
全員始末したソヌは最期にヒスの声が聞きたいと思い電話すると始めて応答してくれます。
しかし、携帯を持つことすら辛くなり落としてしまいます。
ヒスの笑顔を思い出し涙を流すと新たに雇われた暗殺者に撃たれます。
“怖い夢か?悲しい夢か?
甘い夢でした。泣いているのはその夢は叶わないからです”
組織図がよく分かりません。
最初と最後のナレーションも分かりにくい。
裏社会の者がボスの愛人に恋してもそれは無駄な事だと言いたいのでしょうか。
ヒスの笑顔に出会え人を好きになれた事に満足して死んでいったのかな。