上陽賦/作品情報
実力派女優チャン・ツィイー主演の中国歴史スペクタクル
こちらの作品はWOWOWで全話鑑賞!
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
皇族一族の血筋を引いている王儇は上陽郡主の名を授かり美貌と地位、天性の才知そして幼なじみの恋人と誰もがうらやむものすべてを手にしていたが動乱の世によって過酷な宿命が襲う。
ただの兵士から功績を挙げて将軍の地位まで上り詰めた寒門出身の蕭綦は権威ある豫章王となる。二人は政略結婚し愛など存在しなかったが互いの人柄に触れ少しずつ心を通わせ始める。やがて外戚と皇帝一族との間で争いが起こり南方の皇帝一族が反旗を翻す事態に発展するなか共に歩むことを誓い合う
ネタバレあらすじ/上陽賦
第17話・戦の序幕
謝宛如(皇太子妃)は王儇の侍女だった錦児に薬を渡すと妹のように大事にされてきたから傷付けるものならと断られます。
「体ではなく心を傷付ける物であり、うまくいけば子澹(第3皇子)の貴妃にしてあげる」と告げて渡します。
謇寧王の攻城に備え策を練る宋懐恩に避難を勧められる王儇だが「豫章王妃だからこそ大王(蕭綦)の兵士と共にあるべきだ」と告げます。
宋懐恩と牟連の元を訪ねると総力を挙げても敵の10分の1以下で二日ほどしか持ちこたえられないと知らされ蕭綦が暉州にいると信じ込ませるしかないと告げます。
素性の知れない者が謁見を求めていると知らされ様子を見に行くと、かつて両想いだった子澹であり半年ぶりの再会を果たします。
「攻め込まれれば命はないからすべてを捨てて2人きりでいられる場所に行こう」と誘われるが、王儇は自分の心は今は蕭綦のものであり豫章王妃として民を置いて逃げることはできない、すべて終わったことだと突き放します。
反乱軍が城壁の南門前に集結していると知らされた王儇は攻城を遅らせようと馬に乗り城外の謇寧王の軍の前に進み出ます。
「蕭綦は反乱軍を一掃しようと息巻いている。私が止めなければ今頃は激戦となっている」
謀反を起こし国を脅かすのは王の名に恥じる行為ではないか、戦に勝ち朝廷を牛耳っても民から慕われなかった天下は取れないと告げ1日時間を稼ぎます。
子澹から何の意味があるのだと訴えられるが王儇は自分も逃げずにこの場に残ると兵士たちに告げ士気を高めます。
晋敏長公主(王儇の母)は王儇が戻ると丞相から聞いていたのに会いに来ないので心配します。翌朝、反乱軍の攻撃が開始され砲弾を浴びるが王儇が士気を高めていたので返り討ちに成功します。
王儇は民たちに食事を配り蕭綦が駆け付けるはずと元気付けるが内心、戻ってくるだろうか、間に合うだろうかと心配します。
第18話・待ちわびた英雄
謇寧王率いる反乱軍の攻撃を受け城門を破られた王儇は負傷兵の傷の手当てを手伝います。
子澹に逃げるべきと訴えられる王儇は無視して治療するが兵は町の中で敵を食い止めているが西門が破られたと報告が入り民を裏門へ移動させるよう命じます。
子澹が逃げるようしつこいので「あなたは皇子でしょう、民を保護して天下を守る義務がある。死を恐れ逃げるのは卑怯だ」と言い放ちます。
民を逃がし迎え撃つ王儇は「もはやこれまで」と自死を覚悟し門を開くよう告げるがそこには駆け付けた蕭綦がいました。
おもわず王儇は走って駆寄り蕭綦を抱き締めます。反乱軍は撤退し称えられる王儇は宋懐恩と牟連の協力があってこそだと告げます。
勝利の宴が行なわれた夜、巡回の際に捕らえた蕭綦の側近の兵が暉州軍について書かれた文を持っていたと報告を受けた王儇は敵に間者を送るのはよくあることで不思議ではないと思うが王氏の紋章があったと知り確認します。
父親である丞相は婚礼服を着て家を出た瞬間から娘でさえ信じなくなり蕭綦を利用しながら警戒してきたと思う王儇は蕭綦も丞相を信用していないので敵対したらどちらに付けばいいのかと思い悩みます。
その頃、王儇の策で謝淵は死に呉謙は捕らわれ謇寧王の攻城も失敗したと報告を受けた子律(第二皇子)は一介の女に負けたのかと驚きます。
錦児という女子が訪ねてきたと報告を受けた王儇は戻ってきたと再会を喜び迎え入れます。侍女・玉秀は錦児が王儇のためにお茶を煎れに行ったと知り自分がすると告げに行きます。
第19話・父との確執
王儇の侍女・玉秀が運んできたお茶をかつての侍女・錦児が手に取り王儇に飲ませます。
王儇は子澹(第3皇子)に仕える者がいないので支え自分たちが皇都へ帰ったら戻ってきてと告げて帰らせます。
玉秀は錦児が用意したお茶を溢してしまったので茶を煎れ変えていました。しっかり飲ませたと錦児から知らされた刺客は夜中に侵入して暗殺を試みるが侍女が立ち塞がって剣を交え更に宋懐恩(蕭綦の部下)が駆け付けた事で捕らえます。
刺客は服毒してしまい「いったい誰が王妃を狙ったのか」と宋懐恩は困惑するなか玉秀たちは蕭綦がいたら安泰だと思います。
皇后(皇太子の生母)は陛下に出される薬が何者かにすり替えられていると報告を受け陛下は飲んでいないのだと知り得ます。
王儇は宋懐恩の護衛のもと暉州を離れ皇都へと帰ってきます。実家へと立ち寄ると丞相である父・王藺に出迎えられるが蕭綦から聞かされた真実(兵力を手に入れるため嫁がされた)が頭をよぎり歓迎を素直に受け入れることはできませんでした。
おもてなしを受けるが母親・長公主と兄・世子がいないので何処にいるのかと訴えると体調が悪く寺にいると知らされます。
すぐに向かおうとすると食事を付き合えと言われるが「王氏の家訓では食事中しゃべるべからず」と言い王儇は席を立ちます。
蕭綦は謇寧王を追撃するが兵糧不足で苦戦し3日で食糧を手に入れられなければ撤退すると告げます。
第20話・忘れ去られた過去
王儇は自宅に戻ると「皇都での屋敷は寧朔より千倍も立派ですね」と侍女・玉秀は言います。
世子である兄・王夙と再会を喜ぶが互いに痩せたなと心配します。蕭綦と相違相愛だと知った世子は胸をなで下ろし「お前が去ってから騒々しさから離れ静かに暮らしたいと母上は寺に行ったのだ」と教えます。
丞相である王藺の弟・王栩は呉謙を拷問するが謝苑の名前は出すものの背後にいる子律の名前は出しませんでした。
王儇は母親・長公主の体が心配なので寺まで足を運び再会を喜びます。寒いし湿気も多いから帰ろうと告げるが丞相との間に溝が生じ帰る場所はないと言われます。
母上との会話の中で王藺の側女は祖母によって毒殺され世子の妻・桓宓は子律の正室に冊立される予定だったと聞かされます。
母上が出家すると言い出すので「すぐではなくても誰か説得できる者がいるはずだ」と側近に告げます。
何者かによって捕らわれていた呉謙が殺害されたと報告を受けた丞相は背後に誰かいると確信に変ります。
王儇は子澹(第3皇子)のところにいる侍女・錦児を呼び戻してと玉秀に告げると何か言い出そうとしたので「考えすぎないで」と告げます。