作品情報/キャスト
陳情令の監督と半妖の司籐姫の原作者が壮大なスケールで放つ、チャン・イーシャン&グアンホンのW主演のファンタジック・ラブロマンス
神仙、幽族、人間、3つの種族が存在する世界。
明国の都・啓封府の捕吏長・展顔たちは奇妙な事件を捜査する中で天上界からの使者・端木翠と出会い幽族の仕業だと教えられる。
種族を越えた愛と友情、異世界をも巻き込んだ陰謀と戦いを描き壮大なスケールで展開していく。
全52話で紹介します
ネタバレ感想/玉昭令
21話・龍の角
端木翠と展顔は幽族の長老・越龍門を誘き寄せるが幽王の残した宝・宝塔瑠璃灯に端木翠が閉じ込められてしまいます。
展顔が温孤に報告したころ、閉じ込められている端木翠は展顔も捕まってやってきたが自分のことを翠と呼んだので偽物だと気付きます。
万が一のことを考え蓬莱図の入った乾坤袋を展顔に渡していた端木翠だったが乾坤袋がないために瑠璃塔の猛火から身を守る術がありません。
温孤と展顔は彼女が姿を消した辺りを探すと無事だと端木翠がやってくるが彼女は敵を褒めるわけないので展顔は偽物だと気付き攻撃します。
蓬莱図を渡せば端木翠を救ってやると言われ、展顔は今現在持っていないから1人で持っていくと告げると予想通り奪って逃走されます。
温孤は乾坤袋が偽物だと気付いた越龍門に展顔を恨むなど筋違いだと言い放つが奴の最終目的は神仙になることかと気付きます。
姿を消す越龍門は展顔の姿となって民を襲い「蓬莱図を渡さなければ民を食べつくす」と広めます。
温孤は越龍門を殺したら宝塔瑠璃灯が砕けると言います。展顔は温孤なら琉璃灯に物を入れることが出来ると知り幽王の子なのだと気付くが蓬莱図の断片を入れれば奴は開けるしかないと思います。
温孤は計画通り端木翠を救うと法力を失っているから後は任せろと告げ越龍門を追います。端木翠は丸薬を飲むと展顔は心脈が傷つくと知りつつ法力が使えるようになるので彼女を守るためにも丸薬を飲みます。
蓬莱図を体内で完成させた越龍門は神仙になれると喜ぶが雷が襲います。楊鑑は幽族の王族である龍族に落とす雷が発生したためにまだ健在なんだと気付きます。
温孤はかつて龍の角を除き龍族の象徴を消したことで蓬莱図に受け入れられ神仙になれていました。事実を隠蔽するため蓬莱図を砕き捨てたが幽族が断片を捜し集めてしまったのです。
また龍族は神仙になれないが越龍門が体内で蓬莱図を完成させたために龍の角を持つ越龍門に雷が襲い掛かったのです。
越龍門は雷にやられ木端微塵となるが端木翠と展顔は温孤の身分が露見してしまうと心配で駆け付けます。
端木翠は天兵を率いる楊鑑が温孤を捕らえに来たので幽王に罪があるのであって子の温孤は邪念など持っていないと訴えます。
22話・不俱戴天の敵
端木翠は死罪に処すために楊鑑が誅神剣を放ったので温孤を守るために盾となると体に突き刺さります。
楊鑑は驚いて駆け寄ると端木翠は自分の命で償うから温孤を許してくれと訴えます。展顔は自分の正直な想いをぶつけ逝くなと抱きしめるが端木翠の魂は砕け散ってしまい温孤たちは涙を流します。
すると神仙や妖怪を討つ誅神剣で殺された者は魂が砕け散るので展顔も吐血し倒れます。
温孤は神仙になってからも高望みをしたことはなく、ただ端木翠と一緒にいたいだけでした。医術で人々を救い彼女に釣り合う者になろうと努力していたのに神仙は怠け者でいざとなると追い詰めてくると怒りを楊鑑にぶつけ去っていきます。
楊鑑は端木翠が愛した展顔は救ってやろうと思い人間界に戻すよう小天に指示します。
展顔は端木翠が亡くなった現実を受け止められず、あれは夢だと乱心するが汶水から連れてきてもう三カ月が過ぎていると江文卿に言われます。
楊鑑はかつて端木翠は轂閶や戦友を救うために沈淵を開こうとしたから阻むために記憶を情債箱に封印したのだと小天に話します。帰墟には端木翠の精神がわずかに残っているので端木翠を情債箱に閉じ込め砕けた魂を修復させようと試みます。
神仙の魂は蓬莱へ戻り帰墟で眠ると知らされる展顔は蓬莱へ行きたいと江文卿に相談すると神仙しか行かれないし蓬莱図を持つ温孤は人間界にいないと言われます。
帰墟に侵入する温孤は楊鑑に邪魔されたので端木翠がいないなら神位などいらないと上仙の座を捨て「蓬莱を不俱戴天の敵とみなし必ず復讐して端木翠をもらう」と言い捨てます。
展顔は椀の妖怪が月老廟で端木翠へ伝言してくれないと騒いでいたので手紙を書くと魂が復活した端木翠は目を覚まします。
23話・情債箱の鎖を断ち切れ
端木翠と展顔は月老の計らいで会話することが出来ました。
展顔は彼女が生きていた事に喜ぶが彼女が鎖で繋がれているのに気付きます。帰墟に捕らわれている端木翠は展顔が自分のために無茶するのではと心配し解放してくれと訴えます。
思い出したら大変と口を滑らす月老から100年辛抱しろと言われるが人間の展顔は100年も生きられないと暴れると楊鑑によって眠らされてしまいます。
温孤は九獄に押し入り越龍門が蓬莱図を手にしたのは皆のためではなく己が神位になるためだったと告げます。そして自分が幽王になることを告げ人間界と蓬莱を滅ぼすために幽族たちを解き放ち崇城をアジトとします。
紅鸞は幽王になろうが付いていくと決心するが温孤を失ってしまうのではないかと恐れます。
やたら幽族が増えているので啓封府の江文卿は温孤が蓬莱図を消滅させたのだろうと思おうが蓬莱の神仙たちが一致団結して戦うしかないので成す術がありません。しかし端木翠が何やら鎖に繋がれていたと展顔から聞き幽族の侵入を止められるかもしれないと言います。
鎖が切れて記憶を取り戻した端木翠が沈淵を開けばやり直すことができ、自分が神仙となり後世の混乱を防げると思ったのです。
今なら三界が通じているので人間でも蓬莱に行くことが出来るが魂が消滅する可能性もあります。展顔はそれでも端木翠を救えるならと巨闕を手に蓬莱に行き門番を蹴散らします。
そして帰墟に行って鎖を断ち切り情債箱を破壊して端木翠を抱きかかえます。
母に首の印を隠せと言われていた端木翠は神女の末裔で沈淵を開く力があるため轂閶たち仲間を呼び起こそうとしたが三界が乱れてしまうために楊鑑に記憶を封じられたのだと思い出します。
温孤は千年にわたり死者の怨念の流出を防ぐために死者の気を鎮めてきた儺神の命を奪います。紅鸞から心配されるが端木翠を救えるなら死んでも構わないと言います。
24話・死者の怨念
展顔が門番と争っていると小天から報告を受けた楊鑑は急いで向かうと情債箱の鎖が断ち切られていました。
帰墟は人間が入っていい場所ではないと攻撃すると記憶を取り戻した端木翠は自分のために危険を承知で来てくれた彼を犠牲にしたくはないと訴えます。
これ以上苦しめたくないと思う楊鑑は天兵を退かせると端木翠は展顔を連れて人間界へと戻ります。
端木翠は自分のために死んだ人たちの償いをしなければと思うが展顔をどうやって忘れればいいのかと悩みます。
展顔がずっと付いてくるので一人になりたいと訴えるが村が燃えているのに気付き向かうと村人の姿がありませんでした。幽族の気配も感じないので調査するため、また疲れをとるために休むが端木翠は轂閶の夢を見て魘されます。
以前の端木翠は端木村の首領で物心ついた時から将来の夫・轂閶がいました。共にたくさんのことを乗り越えてきたが轂閶は自分への愛を示すために崇城を落として贈ろうとし全滅してしまいました。
婚姻の条件にしてしまった自分のせいなんだと涙を流し苦しむと展顔に抱きしめられます。
展顔が急に意識を失ったので端木翠は呼びかけると現れた楊鑑に大丈夫だと言われます。
この村は端木営が陣営を張っていた場所で死者の怨念は故気となり儺神に鎮められたが温孤によって解き放たれたと聞かされます。神仙は大丈夫だが温孤の狙いは端木翠であり周囲にいる人間は故気に侵されてしまいます。
司命によると徳を積んできたゆえ展顔は長生きできる運勢だが変化が生じてきていると知り手放さなければと思います。
姿を消して会いに行くと存在に気付かれ「君を生涯でたった一人の妻にする」と言われます。想いを伝えられ嬉しく涙を流すが愛すれば愛するほど毒に侵されるので姿を現し差し出された婚姻証書を破り捨てます。